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私は駐車場に向かった。午後2時のゲートアウト。図書館を生き処にするのは大人になってからであった。
図書委員「今日は何を読みますか?」
可愛い図書委員が私に親切に話しかける。この、「何を読みますか?」という台詞は毎日聞かされる定番の話題だった。
「今日は、論理哲学論考を読みに」
私は静かにそう言った。論考は噂に聞いていた。この図書館は、親切な場所だろうか。
論考は貯蔵してあります、と図書委員は言った。
図書委員は論考を探しに蔵へ向かった。この蔵をウエステンダンと呼ぶらしかった。
図書委員「お探し物見つかりました」そう言うと、論考を机上に置いた。
私は歓喜に満ち溢れた。ありがとう、と言うと、私はロッキードに向かった。