23/11/16 07:53:29.37 0.net
ここには、日本人の深層心理が表れているのではないか。「若さ」や「変わらないこと」を至上の価値と捉えて、青春の記憶を何度も思い返しているように見えます。「老い」を肯定的に描く文化がないことは、日本人が「成熟」を拒んでいることと表裏一体です。
年を重ねれば、外見はもちろん内面も変化していくのは当たり前です。「人も世の中も、絶えず変わり続ける」ということを理解し、誤りを認めて自分自身を訂正していかなければ、どこかで破綻してしまいます。
いつでも自分自身を訂正する勇気と覚悟、そして粘り強さを身につける―そうすることが、うまく老いるためには欠かせないのではないか、と私は思います。そして、そういう人が増えてはじめて、日本もより成熟した国になれるのではないでしょうか。
「宮崎駿」も「新海誠」も、主人公は少年や学生…日本人はなぜ「老い」を肯定できないのか【思想家・東浩紀が考える】
URLリンク(gendai.media)