22/05/04 11:44:54.77 0.net
にもかかわらず、既に述べたとおり、「をと(音)」については、岩波古語辞典
は一切触れておらず、それだけでなく、「をと」&「音」をキーワードとして
検索しても、「おと(音)」と「をと(音)」の表記の違いについて説明する辞書
の記載も、これについて解説しようとするサイトも、私が調べた限りでは、
まったく検索結果としてヒットしない。では、なぜそれが、
>日本語を対象とした国語学、日本語学、言語学の信頼性を根幹から揺るがす
ようなことであると私に感じられるのか。それは、「音」について
考えることは、これらの学問にとって中心的な課題なのだから、
「おと(音)」と「をと(音)」の関係を不問に付しているとすれば、それは
意図的な問題意識の抑圧であるとしか思へないからである。さらに、
「おと(音)」と「をと(音)」の違いが無視されて、表記が「音(おと)」に
まとめられていることは、古典文献の解釈に重大極まりない影響を及ぼす。