意味の論理構造の哲学at PHILO
意味の論理構造の哲学 - 暇つぶし2ch355:考える名無しさん
22/04/20 00:13:20.35 0.net
さて、>>334に引用した歌、
URLリンク(manyoshu-japan.com)
>玉櫛笥覆ふを安み明けていなば君が名はあれど吾が名し惜しも
において、「たまくしげ(玉櫛笥)」は、「覆ふ」と「明けて」の両方に
かかっているが、この場合、「明けて」は、「夜が明けて」を意味して
いるのだから、当然、「玉櫛笥覆ふ」は、まさしく、"undercover of the night"
を意味しているはずである。「夜陰に乗じて女性のところに通い、明け方まだ
暗いうちに人目につかないように去る」のが普通の通い方だろう。では、
リンクを貼ったサイトに提示される現代語訳は、それをどのように解釈して
いるのだろう。私にはそれを読んでもまったく理解不能である。
「夜が明けてからお帰りになりますが」という訳は、「相手の男性に明るく
なるまでもたもたしているから困ると苦情を言っている」と解釈している
のだろうか。それでは、そもそも「たまくしげ」/"undercover of the night"
が意味をなさないだろう。さらに、「君が名はあれど吾が名し惜しも」の
「名(な)」は、無論、「名」であるが、「な(汝/己)」と掛詞にされている
のではないか。「それでは浮き名が立ってしまいます。殿方のあなたは
それでも構わないでしょうが」というのは、どのような理解に基づいている
のだろう。男性側が「浮き名が立っても構わない」と思っているとしたなら、
なぜ、闇に覆われている間に通わなければならないのか、なぜ明け方に
立ち去らなければならないのか、私にはまったく意味不明の解釈である。


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