22/04/16 16:51:23.33 0.net
>>312
私は自分の業績を評価してもらうために誰かに遠慮して、歯に衣を着せた
ような物言いをしなければならない立場にはないので、私の思ふところを
はっきりと書いておくことにしよう。「叨は口+刂の当字」としている
のは、実際に文献には「口+刂」のようにしか見えない文字で表記されて
いるのだから、「事実には違いない」が、考え方としては完全に倒錯である。
「『口刂』としてしか識別できないものとして書き写されている文字が
『叨』の当て字」であると考える方が妥当である。なぜなら、「口刂」
という文字は、古い文献に現れる文字を書き写す目的以外で未だかつて
通用する文字として存在したことがないからだ。なおかつ、「刂」そのもの
が、「利」の場合を見ると確認できるとおり、「刀」を簡略化した表記で
あるとされているのである。
URLリンク(en.wiktionary.org)利
したがって、「叨」の写し間違い、または簡略化であると考えられる
「口刂」という文字を、「叫」という漢字として解釈することは、
「倒錯×ご都合主義による捏造」という操作をしていることになる。
そのような操作が実際の文献の解釈において破綻する、第2巻199番の
歌で「虎可『叨/口刂』吼登」の読みにおいて「叨/口刂」を無視する
ことしかできないことにも明確に表れているだろう。