意味の論理構造の哲学at PHILO
意味の論理構造の哲学 - 暇つぶし2ch158:考える名無しさん
22/03/22 13:32:44.71 0.net
>>153
>故、殺さえたまへる神の身に生れる物は、頭に蚕生り、二つの目に稲種生り、
二つの耳に粟生り、鼻に小豆生り、陰に麦生り、尻に大豆生りき。<
殺された「オオゲツヒメ」の身体は、頭以外は、食いものとなる。
このエピソードは、どのように理解されるべきものとして書かれたのだろうか。
何も特別な前提を置かずに読めば、このエピソードは、食うことの「意味」/
《le sens》は、他者の身体が排出するものを自らの身体に取り込むこと
ではなく、他者の命を断って、その身を食って自分の身体とすることである
ことを表現しているように思える。実際、食うことが他者の身を食うことには
ならず、自らの身体から排出するものが嬰児(みどりご)、つまり、
み(身/実)ど(取)りご(子)のように他者にとってのみ(身/実)となったと
すれば、食うことによって自らの身体の具体化を保つことはできず、
逆に、その命は衰退する一方となり、亡骸となることになるだろう。


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