20/05/20 17:57:09.18 0.net
>>904
一点、これは対症療法であり、大変恥ずかしながらも即自的な話として、フリーのライターさん(作家さん)には、
「なるべく多くの出版社とお付き合いしてください」と、個人的には申し上げております。「よその会社にいい話もまずい話も持って
いかれるかもしれない」という視線の縛りは、依然有効です。自分はベストセラー単行本を作ったことがなく、出版業界全体を語る
資格など到底ないのですが、それを押してしゃしゃり出て語るとすれば、出版社ごと、編集者ごとに、作家さんやライターさんとの
付き合い方は大きく違います。これは業界構造の長所でもあり短所でもありました。これまでもセクハラやパワハラは見聞きしているはずで、
「自分は起こしていない」という状況(会社ごと編集者ごとに大きく違うので)が、ある種の免罪符になっていた部分もあったのですが、
それが構造的な問題だとはっきりわかった現状を鑑みるに、制度的な対策が必要だと強く感じます。出版は斜陽産業です。
「現場」で使えるお金も権限も影響力も、どんどん減っていると聞いています。しかし、斜陽産業であるからこそ、
よりいっそう「健全化」への努力が要請されるのだと思います。本件において被害者の方が納得できる着地を祈りつつ、
自身の周りの制度改善に尽力したいと思います。フリーライターの皆さんにはぜひ下請法について覚えておいていただければと。
現在、原稿依頼を受けた場合、速やかな契約書(発注書)の作成は発注主(メディア側)の義務であり、
そこには納期や料金や支払期日の記載義務があり、遅延した場合利息の支払い規定もあります。