20/05/15 15:33:50 0.net
本日の日経新聞に社会学者である橋爪大三郎氏の論考
「疫病の文明論3.緊急時の社会学」
が掲載されていました。そこで
“補償は、景気対策でも経済の話でもない。公益のため払ったコストへの埋め戻しにすぎない。
そして補償はすぐ払うべきだ。… こんなことは経済学の教科書のどこにも書いてない”
と、経済学に対して手厳しい批判が書かれています。
最初に少しだけ反論させて頂くと(ただし、以下で述べるように反論がこの記事の主旨ではありません)、「経済学の教科書のどこにも書いてない」というのは少し言い過ぎだと感じます。
なぜなら、
・負の外部性(=感染拡大)を抑えるために、行動制限を行うことに対して補償する
というのは、ケインズの兄弟子(師匠はアルフレッド・マーシャル)としても有名な、
偉大な経済学者であるピグ―が提唱した「ピグ―補助金」そのもので、きちんと記述している教科書も珍しくないからです。
ピグー補助金と経済学の力
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