20/03/26 19:30:59.05 0.net
マルクス・ガブリエルは人間の中に共通の普遍的価値は存在すると言ってる。
どの民族だろうと宗教だろうと赤ん坊を窓から投げ落とす行為に感じる事は人類共通だろうと。
孟子の赤ん坊が井戸に落ちそうな時に感じる助けたい気持ちが人間には本性としてあるという話を彷彿とさせる。
全ての価値を相対化する相対主義や冷笑主義、ニヒリズムが最も危険だとガブリエルは指摘する。
ロシア革命の大流血の前夜、ロシアではニヒリズムが流行してた。
ナチスが台頭する前夜には政治が混乱して議会や民主主義への冷笑が広がりナチスにつけこまれた。
日本で軍部が台頭する前にはエログロナンセンスと相対主義が流行した。
ロシア革命における共産主義のような悪、ドイツにおけるナチスのような悪、日本軍国主義のような悪は全て相対主義、ニヒリズム、冷笑主義を肥やしに成長した。