千葉雅也41at PHILO
千葉雅也41 - 暇つぶし2ch264:考える名無しさん
19/12/21 13:34:44.75 0.net
柴田英里
伊藤詩織『Black Box』と山口敬之『私を訴えた伊藤詩織さんへ』を読み比べた。
双方の一番の差異は、「先輩に職の斡旋をお願いする女学生」と「キャバ嬢に職の斡旋をお願いされ、
一度は職を手配したから枕くらい良いと思うオジサン」。「女性性のお値段」のようなものの見積もり方だと思った。
詩織さんの『Black Box』では「NY のピアノバー」としか紹介されなかった場所は、
山口さんの手記では「NYの日本人向けキャバクラ」と紹介されており、「NYのピアノバー」を調べてみると、
日本でいうところのキャバクラのシステムに近いお店だということがわかる。
泥酔した人をホテルの部屋に連れて行くこと自体どうかと思う(個人的には、
泥酔の度合いが酷かったら病院、住所が言えるような場合は一人でタクシーに乗せ送り届けてもらうのが妥当かと)。
だけど正直、「キャバ嬢がお客に職を紹介してもらうこと」が「就活」のスタンダードだとも思えない。
もちろん、「キャバ嬢は客に職を斡旋してもらったら枕を拒否できない」なんていうことは絶対にない。
だけど、「キャバ嬢に仕事を斡旋した客が枕を求めること」くらいはあると思うし、
キャバクラ(夜職)と一般企業(昼職)のコミュニケーションコードは違うことも事実だろう。
「君、可愛いから隣にきてお酒注いでよ」みたいなことは、
昼職(一般企業)のセクハラコンプライアンスではアウトだろうが、夜職(キャバクラ)ではオッケーの範囲であるだろう。
夜職においては、昼職では「黒」になるものが「グレー」になることもあり、それこそが夜職のシステムですらある。
夜職、キャバクラやホストには、女性性や男性性をサービスとして売る側面がある。
そのサービスは、サービスとしての女性性であり男性性であり、つまり限りなくフィクションではあるけれど、
人間が行う以上、常に100%フィクションとは限らないということが、夜職の割り切れなさと魅力であるだろう。
詩織さんは「ジャーナリストの後輩としてジャーナリストの先輩に職の斡旋をお願いする(女性性のサービスナシ)」
というスタンスで、山口さんは「キャバ嬢に職の斡旋をお願いされ、
一度は答えたから、お礼(女性性のサービス)を頂いても良い」というスタンスであったのだろうと思う。
2017年11月13日


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch