20/03/17 11:43:53 0.net
そのうちの一つに
「ラカン 患者との対話」がありました
ラカンは日本における精神分析実践の難しさにこう答えています
「彼らはおよそ読めそうなものは出てくるそばからどれもこれも翻訳してしまいます。
そして、彼らはむろん必要としているのです。さもなければ彼らはそんなものを信じないでしょう。
こんな工合に、彼らは自分に説明するのです。――
――精神分析のためにたまたま適当とされていた国際的な諸言語のなかから取り出してみせるときには、
やっかいな逸脱があるかもしれません。」
入門書を読んだ時点で患者は「スレ違いのことを延々と喚き散らす迷惑者」は自分だったな、と反省していましたが、
そこの部分に目を通したとき、患者は改めて思いました
ラカンは偉大だな、と
ラカンの本質はそこじゃないのでしょうが、
ラカンが、
ある日本人がスレタイだけを見て「スレ違いのことを延々と喚き散らす迷惑者」になってしまう危惧をあらじめ持っていたことに、
わたしは畏敬の念を禁じ得ません
それでも、哲学板では本を読む前提の話はできるだけしない方がわたしは良いと思います
このスレはこの限りではないかも知れませんが