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では、通常の意味での"inoperosità"、「怠ること(「無為」でもいい)」は、
"potenza destituente"であり得るのだろうか。「怠ること」が意図的に
行われる場合、つまり、"inoperosità"そのものが行為となる場合、それは
労働争議における「怠業」のようなものとならざるを得ない。しかし、
「怠業」は、抵抗や抗議の活動となっても、「inoperosità」は生じ得ない、
"potenza destituente"とはなり得ないだろう。
「作為」を無効化して「無為」が生じるようにしようとするなら、「作為
(operation)」に作為(counter-operation)で対抗してはならないのである。
「無為」は、「作為」を無効化する「逆操作(reverse operation)」を
働かせることによってしか生じないのだ。