18/01/20 23:59:11.32 0.net
江戸時代の農民も家を経済の単位とした自己責任の世の中を生きていた、ということ。
借金がかさみ、経済破綻すればその家は崩壊する。
夜逃げして、物乞い、非人として村の雑用などで、貧しい生活を強いられることになる。
村は共同体として自治運営されていた。
社会保障のような補助機能もあったが、
あくまで、経済の主体は家それぞれだ。
年貢が厳しくて貧しい生活を強いられたという左翼の神話があるが、
農民は二重帳簿で運営されていた。
農地の広さで収穫が決まるとして、税は農地の広さに対する比率、石高で決められたが、
実際の収入は、農地の生産性を上げたり、作物を直接おろして現金収入を得るなど、石高よりずっと多かった。
家の経済が破綻するのは、税とは別の家収入以上の消費の多さにあった。
実際、家の経済運営は難しかったことが想像できる。
農業は主には収穫は年に1度であり、気候変動などに左右されて、不安定な要因が多い。
あるいは米相場も読めないだろう。
それに対して、支出は日々必要だ。安易に金を借りてしまうこともあるだろう。
このスレはこの当たりの経営はまさに家ごとの手腕である。