西洋哲学史at PHILO
西洋哲学史 - 暇つぶし2ch1:考える名無しさん
17/11/17 09:43:43.28 0.net
哲学ではなくて、哲学の歴史
世界史板でやろうとしたら、「哲学板でやれ」と言われた

2:考える名無しさん
17/11/17 09:44:32.82 0.net
安倍と戦って今の人智学がある
安倍と戦ってきたから今のシュタイナースレがある
今までもこれからも変わることはない

安倍を叩くぞ叩くぞ!叩くぞ叩くぞ!叩くぞ叩くぞ!叩くぞ叩くぞ!叩くぞ叩くぞ!叩くぞ叩くぞ!叩くぞ叩くぞ!

ウィーアー人智学!

   ウィーアーシュタイナー!!

3:考える名無しさん
17/11/17 09:47:27.08 0.net
>>2
ここはシュタイナースレではない

4:美魔女
17/11/17 14:29:50.95 0.net
じゃがじゃがボンバーーーーーーーーーーぁ✨

5:考える名無しさん
17/11/18 07:25:35.09 0.net
西洋哲学史は、古代ギリシャに始まる

6:考える名無しさん
17/11/18 07:27:56.27 0.net
しかし、古代ギリシャといっても、現代のギリシャ共和国の国土とは範囲が全く異なる。
現代の世界地図でいけば、地理的には、ヘラクレイトスは今でいうトルコ、パルメニデスはイタリア、
プロティノスはエジプトの人だ。
みんな、ギリシャ語の文献を書き残した。
彼らが日常生活で何語を使っていたか。
それは知る由もない。
「漢文を書く人はみんな中国人」というのと同じで、
「ギリシャ語を書く人はみんなギリシャ人」なのである。

7:考える名無しさん
17/11/18 07:29:55.14 0.net
古代ギリシャで最初の哲学者は誰か。
それは古来から決まっていて、異論がない。
タレスだ。

8:考える名無しさん
17/11/18 07:30:40.43 0.net
タレスは、紀元前625年頃から547年頃の自然哲学者である。
ソクラテス以前の哲学者の一人で、西洋哲学において、古代ギリシアに現れた記録に残る最古の(自然)哲学者であり、イオニアに発したミレトス学派の始祖である。
また、ギリシャ七賢人の一人とされる。

9:考える名無しさん
17/11/18 07:38:12.19 0.net
ソクラテスとプラトンのおかげで、ギリシャ哲学といえばアテナイのイメージが強いわけだが、
初期のタレスたちはイオニアの人。
イオニアというのは、今でいうトルコの地中海沿岸だ。
ここは、古代にはギリシャ人の植民地だった。
第一次世界大戦の直後に、ギリシャは「ここは、元はといえば俺たちの国土なのだ」と主張して
トルコと戦争し、ムスタファ・ケマル・パシャ率いるトルコ軍に敗北した。

10:考える名無しさん
17/11/18 07:38:55.61 0.net
イオニア(古代ギリシア語:Ιωνία)とは、エーゲ海に面した、アナトリア半島(現・トルコ)南西部に古代に存在した地方のことである。近くにスミルナ(現・イズミル)があった。
アナトリア半島にはイオニア人(古代ギリシア人を構成する1集団)が植民(でなければ、少なくとも支配)した様々な都市国家があり、それらで構成されたイオニア同盟の、北の地域を指す。

11:考える名無しさん
17/11/18 20:14:38.57 0.net
イオニアには、世界の他の地域とは異なる、独特の知が生まれた。
イマ風に言えば、「科学的合理主義」の先駆けだ。
たしかに、孔子もブッダも偉いとは思うが、この点で古代イオニアは、中国・インドと一味ちがう。
二千年後、西欧が世界の近代化を主導することになる萌芽が、こんな欧州の東のハテにあった。
まあ、「欧州」とは言い難い地域ではあるのだが。

12:考える名無しさん
17/11/18 20:20:05.80 0.net
URLリンク(cdn-ak.f.st-hatena.com)

13:考える名無しさん
17/11/18 20:22:03.52 0.net
「はい、古代哲学とは”自然を説明する原理を見出すこと”だそうです」
「自然を説明する原理…?」
「”何で自然はこうなっているんだろう?”という疑問です。古代の人はもっとも身近にあって変化し続ける不思議なモノ。つまり、”自然”に”何でだろう?”と哲学的探究心を覚えたわけですね」
「よし、覚えた! 覚えるのはあと2つだね!!」
「残念、問いに対する答えを覚える必要があります」

14:考える名無しさん
17/11/19 08:17:34.04 0.net
イオニアでは、「自然哲学」が盛んになった。
哲学といっても、当時としては科学的な探究だった。
現代人からみれば非科学的な結論が多いけど、当時としては科学的合理主義の思想。

15:考える名無しさん
17/11/19 08:18:46.53 0.net
当時としては、哲学者=科学者。
哲学と科学は、まだ分かれていなかった。

16:考える名無しさん
17/11/19 08:20:56.46 0.net
ソクラテス以前の哲学者の全てがそうであるように、タレス自身が直接書いた著作・記録は残っておらず、
古代の著作・記録でタレスに言及したもの(断片、特にディオゲネス・ラエルティオスによる)から、
その思想を推察することしかできない。

17:考える名無しさん
17/11/19 08:25:00.35 0.net
イオニア学派は、知覚的な情報を元に、自然・万物の根源である「アルケー」を様々に考察した自然哲学の嚆矢として知られる。
イオニア学派に分類されるのは、タレス、アナクシマンドロス、アナクシメネス、ヘラクレイトス、アナクサゴラス、アポロニアのディオゲネス、アルケラオス、ヒッポンなどである。
イオニアでも、とくに港町のミレトスからは、タレスをはじめとする大哲学者を輩出した。
彼らは「ミレトス学派」とも言われる。
ミレトスは、古代イオニアでは繁栄していたが、その後、土砂の堆積で港が使用不能になり、廃墟となって埋もれた。

18:考える名無しさん
17/11/19 08:28:57.68 0.net
マルクスはヘーゲル哲学を批判的に継承したと言うスタンスを取っているが
カントやヘーゲルの哲学は「観念論」である。
しかも、その哲学を継承したと言うのであれば、単純な唯物論を土台には出来ないと思うのだ。
マルクスの唯物論は一体、どこから継承されたものなのだろう。
それはどうしてカントやヘーゲルの観念論を押しのけるような影響力を持ちえたのだろうか
詳しい人教えてくれ

19:考える名無しさん
17/11/19 09:01:06.46 0.net
唯物論はニュートン当たりの影響力が強いんじゃないのか
ニュートン本人はともかく自然科学の進歩が唯物論を支える
ここら辺から哲学と化学は明確に区別され唯物論が支配的になってくる

20:考える名無しさん
17/11/19 09:23:14.36 0.net
>マルクスの唯物論は一体、どこから継承されたものなのだろう。
ユダヤ教

21:考える名無しさん
17/11/19 13:22:10.15 0.net
現代人には思い切り宗教がかって見えるスピノザの「汎神論」が、当時の人々には「無神論」に見えたのと同じ。
カントやヘーゲルも、見た目は観念論でも、ひっくり返せば唯物論になるような紙一重の思想だってことですな。
実際、カントの本を読んで、「世の中には、神も仏もいやしねえ」と絶望して自殺した人もいたくらいだ。

22:学術
17/11/19 13:39:59.99 0.net
詩の世界→唯物論が堅いな。読み物だけを集めても哲学の仕事にならないし、
プラトン以後仕事をした人も少なくはいるが、零落しているのも事実で、
哲学はソクラテス以前の水準や議論に舞い戻って、活力を漲らすべき
面もあるだろう。
自然医学、自然看護 保健 分野などが時代のニーズに合うでしょう。
没神論と、タロットの愚者はなかなかよく似ていて不思議と面白い。

23:学術
17/11/19 13:41:00.35 0.net
神がいないと思うなら、その原因を自分の過失から測って、その冒涜ぶりを反省すべき
でしょう。

24:考える名無しさん
17/11/19 13:43:38.33 0.net
>>23
( 'д'⊂彡☆))Д´) パーン

25:考える名無しさん
17/11/19 14:30:46.12 0.net
ニーチェは、哲学者というより、ギリシャ語文献の研究者だった。
ハイデッガーは、哲学者というより、哲学史の研究者だった。

26:考える名無しさん
17/11/19 23:22:13.07 0.net
ソクラテス以前哲学者断片集は古代六法全書

27:考える名無しさん
17/11/22 13:36:32.64 0.net
はえ~おもしろいな
ソクラテス以前の哲学者という本を読んでみよう

28:考える名無しさん
17/11/22 15:33:07.40 0.net
安倍と戦って今の人智学がある
安倍と戦ってきたから今のシュタイナースレがある
今までもこれからも変わることはない

安倍を叩くぞ叩くぞ!叩くぞ叩くぞ!叩くぞ叩くぞ!叩くぞ叩くぞ!叩くぞ叩くぞ!叩くぞ叩くぞ!叩くぞ叩くぞ!

ウィーアー人智学!

   ウィーアーシュタイナー!!

29:考える名無しさん
17/11/23 19:41:32.94 0.net
エーゲ海に面したトルコのイオニア地方で、タレスは哲学を創始した。
イオニアは、「東洋と西洋の境界」、「文明の十字路」と言われる。
タレス、穴串マンドロス、穴串メネスらがここで活躍した。(ついでにホメロスも)。

30:考える名無しさん
17/11/23 19:42:14.52 0.net
彼が「最初の哲学者」とよばれる由縁は、
それまでは神話的説明がなされていたこの世界の起源について、
合理的説明をはじめて試みた人だという点にある。
すなわち彼は万物の根源(アルケー)を水と考え、
存在する全てのものがそれから生成し、
それへと消滅していくものだと考えた。
そして大地は水の上に浮かんでいるとした。
世界は水からなり、そして水に帰るという説を唱えたのだった。

31:考える名無しさん
17/11/23 19:55:46.66 0.net
タレスが活躍した時代は、紀元前6世紀の前半。ソクラテスより100年以上も前の人だ。
当時の世界情勢はといえば、中国は春秋時代で、北の晋と、南の楚の両雄が中原の覇権をめぐり、
たびたび激突していた頃。
中東は、バビロニア王国、ネブカドネザル大王の時代。
かの有名な「ユダヤのバビロン捕囚」も、この時期に起きた。
そして、紀元前550年、タレスの死と前後して、ペルシャ帝国のキュロス大王が天下統一を実現。
古代史が大きく動き出す。

32:考える名無しさん
17/11/23 19:57:36.81 0.net
貧乏のゆえに哲学は何の役にも立たぬものであると非難されたタレスは、次のオリーブの収穫が豊作であろうことを天文学から知り、
まだ冬の間にミレトス(小アジアの西)、キオス(ミレトス沖の島)の全てのオリーブの圧搾機械を借り占めておいた。
すると、収穫の時期が来たときに多くの人が彼に機械を貸し出すことを要求したので、莫大な利益を得ることになった。
こうしてタレスは、彼が欲するなら金持ちになることは可能であるが、そのようなことは彼の関心にないことを示したという。
なお、この逸話はデリバティブ(の一種であるオプション取引)の嚆矢とされる。

33:考える名無しさん
17/11/23 19:58:08.85 0.net
母親が彼にむりやり妻を娶らせようとしたとき、「まだその時ではない」と彼は答えた。
その後、盛りを過ぎてから迫ると「もうその時ではない」と答えた。

34:考える名無しさん
17/11/23 19:58:44.14 0.net
プラトンが伝える有名な逸話に、夜空を見上げ天文の観察に夢中になるあまり、溝(あるいは穴)に落ちてしまった、というものがある。
そばにいた女性(若い女性とも老婆とも言われる)に、学者というものは遠い星のことはわかっても自分の足元のことはわからないのか、と笑われたという。

35:考える名無しさん
17/11/23 20:02:04.92 0.net
タレスは、万物の根源(アルケー)は有るけ?・・・という大問題を創始した人。
タレスは、万物の根源は、水であるとした。
エーゲ海の澄んだ青い海を見て、そう思ったのだろう。
科学的には誤りだったが、なんとも美しい説だった。
誤っていたとはいえ、ここから科学的思考の歴史が始まる。

36:考える名無しさん
17/11/24 14:15:22.64 0.net
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37:考える名無しさん
17/11/26 18:46:05.69 0.net
中学の数学に出てくる「円周角の定理」を発見したのはタレスだと言われている

38:考える名無しさん
17/11/26 18:50:34.19 0.net
ミレトスは、エーゲ海をはさんだギリシア本土の対岸、
トルコのアナトリア半島西海岸にあったギリシア人の植民市である。
青銅器時代から人が住んでいた。
タレスなどミレトス学派をうんだことで有名である。
現代では海に接していないが、これはメンデレス川の堆積によって湾が埋まってしまったためであり、古代においては港町だった。
URLリンク(upload.wikimedia.org)

39:考える名無しさん
17/11/26 18:54:44.46 0.net
ギリシャ哲学といっても、最初の百年くらい(紀元前6世紀)は、今でいうトルコのエーゲ海岸で哲学が発展した。
とくに、港町ミレトスは、哲学にとって揺籃の地。
遥か後世のオスマン帝国期に、土砂に埋もれて滅びた。

40:考える名無しさん
17/11/26 19:04:27.13 0.net
現在もギリシャ共和国の首都であるアテナイと異なり、
こうした地域は古代の一時期に繁栄しただけで、
その後は衰退した。
彼らの哲学が痕跡を留めるのみで、ほとんど残っていないのは、時代が古すぎたのもさることながら、そこにも理由があると思われる。

41:考える名無しさん
17/11/26 19:06:32.19 0.net
タレス(Thales、ミレトスのタレス、前624年頃~前546年頃)が
哲学の創始者、最初の哲学者とされるのは、
ひとまずは、アリストテレスの以下の記述によります。
最初に哲学に携わった人びとのうち、
大部分の者は、
質料(素材)としての原理だけを、
万物の始原と考えた。…
哲学(philosophia、知の愛求)の始祖であるタレスは、
水がそれであると言っている。
(アリストテレス『形而上学』第一巻、第三章)

42:考える名無しさん
17/11/26 19:08:20.12 0.net
タレスの著作は残っていない。
タレスが「史上最初の哲学者」とされるのは、アリストテレスがそう位置づけたから。
アリストテレスがいなかったら、どうなっていたことか・・・。

43:考える名無しさん
17/11/26 19:15:12.43 0.net
哲学の創始者であるタレスは、「水だ」と言った。
・・・この、200年後の人物・アリストテレスの断片的な言葉によって、タレスは「史上最初の哲学者」となった。
本人の断片ならともかく、アリストテレスの言葉のおかげ。

44:考える名無しさん
17/11/26 21:25:20.73 0.net
>>18
フォイエルバッハ

45:考える名無しさん
17/11/27 08:00:43.38 0.net
「なんで、存在者があるのか。そして、むしろ、無があるんじゃないのか?」という、究極の問い。
これに対して、「そりゃあ、神様が創造したからだよ」と言ってしまったら、思考はそこでストップする。
タレスは、「水」という自然物によって、それを説明しようとした最初の人。
だから、アリストテレスによって「フィロソフィーの創始者」と位置付けられた。

46:考える名無しさん
17/11/27 21:46:22.91 0.net
イオニア地方のミレトスに始まった哲学の流れ。
やがて、2人の大哲学者が出現した。
ヘラクレイトスと、パルメニデスだ。

47:考える名無しさん
17/11/27 21:59:22.50 0.net
ヘラクレイトスは、都市国家エフェソスの貴族階級の出身とされる。
エフェソスも、タレスやアナクシマンドロスたちがいたミレトスと同じく、
トルコのエーゲ海岸にあるイオニア地方の都市だ。

48:考える名無しさん
17/11/27 22:04:53.44 0.net
天才たちが続出し、哲学を生み出したイオニア地方だが、タレスの時代はリディア王クロイソスの侵攻に悩まされた。
リディアの首都サルディスは、イオニア地方の近くだが、エーゲ海には面していない。
クロイソス王は、「大富豪」として歴史に名を留めている。
ヘロドトスをはじめとする歴史家たちは、クロイソス王がどれほど凄い金持ちだったかを物語る、
数々のエピソードを書き残している。
しかし、古代世界で屈指の英雄・ペルシア帝国のキュロス大帝が登場して、クロイソス王の命運は尽きた。
イオニア地方も、ペルシア帝国に服属することとなる。

49:考える名無しさん
17/11/28 00:10:25.80 0.net
そんなペルシャ帝国が天下統一する激動の時代を、ヘラクレイトスは生きた。
西洋哲学史上でも五本指に入る・・・かどうかは知らないが、少なくともTOP10には入る大哲学者だろう。
ソクラテス・プラトン・アリストテレスの三傑に比べれば認知度が低くて、世間の一般人はまず知らないのだが、勝るとも劣らないほど傑出している。
 

50:現代のヘラクレイトスより
17/11/28 00:14:14.56 0.net
日本の、一人前の大人になった者たちはみんな、首をくくって死んだ方がよい。
そして、国を子供たちの手にゆだねればよい。
鳩山由紀夫のような、もっとも有能な男を追放したのだから。

51:考える名無しさん
17/11/28 00:30:12.07 0.net
【タックスヘイブン】「パラダイス文書」に鳩山由紀夫元首相ら元国会議員3人 香港拠点企業の役員に - 産経ニュース URLリンク(www.sankei.com)

52:考える名無しさん
17/11/28 01:21:08.03 0.net
>>49
ヘラクレイトスこそNo.1でありオンリーワンだ

53:考える名無しさん
17/11/28 20:12:15.37 0.net
ヘラクレイトスはイオニアのギリシャ諸都市の一つエペソスの人で、紀元前500年頃に活躍したし思想家である。
「万物の根源は火である」というのが彼の思想の核心であり、また「万物は絶え間なく流転する」とも説いた。
ヘラクレイトスの言葉は非常に難解で晦渋なものとして知られているが、その人柄も学説を裏返したように気難しかった。
彼のあだなは「暗い人」あるいは「謎をかける人」といったのである。
もともとエペソスの王家の末裔だったとも言われる。気位の高さはそんな生まれから来ているのかもしれない。
ピタゴラスやクセノパネスを痛烈にこき下ろし、あのホメロスでさえ尊敬しようとはしなかった。

54:考える名無しさん
17/11/28 20:13:40.81 0.net
ヘラクレイトスの気難しさを物語るエピソードが残されている。
エペソスの市民が彼に法律の制定を依頼したとき、次のように言って断ったというのだ。
「あほうども、おまえたちと一緒に市政をみるより、子どもたちと遊んだほうがよっぽどましじゃ。」
また、エペソスがヘラクレイトスの友人ヘルモドロスを追放した時、彼は次のようにいったと伝えられている。
「エペソスの人間なんて、もう成年に達しているものは、みんな首をくくって死んだほうがよい。
そして後の国家はヒゲのない若者たちの手に残したほうがよい。
ヘルモドロスのような、自分たちのうちでいちばん有用な人物を、
われわれのうちにはいちばん有用な人など一人もいらない、そんな者がいるなら、
よそへ行って、よその人間と暮らしたらよいといって、追い出すようなことをしたのだから。」
ヘラクレイトスにはこのように変わったところがあったが、ついには人間嫌いが嵩じて、人里離れた山の中で暮らすようになった。
そして草の葉や木の実を食べて暮らしているうちに、水腫にかかって死んだと伝えられている。
これは、火を尊び水を卑しんだ哲学者にとっては、皮肉な最後といえるものであった。

55:考える名無しさん
17/11/29 21:05:11.59 0.net
ヘラクレイトスは、「世界の根源(アルケー)は、【火】である」と言いました。
また、「万物は流転する(パンタ・レイpanta rhei)」という言葉も有名です。
この世は「結合」と「分離」を繰り返し、常に変化している。
この変化を司(つかさど)っているのが、【ロゴス(logos)】と呼ばれる「法則」である。
こんなことを言いました。

56:考える名無しさん
17/11/29 21:06:06.38 0.net
「あなたは、同じ川に2度入ることはできない」。
2度目に入る川は、1度目の川と同じように流れていますが、
水は先ほどの水ではありません。
先ほどより上流を流れていた水です。
しかも、あなた自身も少し変化しているはず。
こんなことを、ヘラクレイトスは言います。

57:コ-ヒ-
17/11/29 21:06:25.85 0.net
俺は気難しくないよ。

58:考える名無しさん
17/11/29 21:06:47.52 0.net
日本の場合は「諸行無常」と、物が移り変わるのは少し暗めの感覚があるのですが、
ヘラクレイトスは、「変化することは良いこと」で、自然なことだと言うのです。
逆に「変化しないのは悪いこと」。
停滞を意味するからです。
そして、「変化しないものなどない。すべてのものは変化する」と主張したのです。

59:コ-ヒ-
17/11/29 21:38:40.48 0.net
無かったけど自分の不審が挑発になって堪らなかっただけで嫌悪じゃない。

60:コ-ヒ-
17/11/29 21:39:22.04 0.net
往来で店等で挑発を続けられない。ともかく顰めない。
5ちゃんはやめる。

61:コ-ヒ-
17/11/29 21:47:29.20 0.net
顰めないと言って顰めてしまうのはしんどい。
ともかく不審でも顰めない。

62:コ-ヒ-
17/11/29 21:47:57.36 0.net
顰めはクズ。
荒らしてすまん5ちゃんは止める。

63:考える名無しさん
17/12/01 17:31:20.61 0.net
なんだ、顰めって?

64:考える名無しさん
17/12/01 21:18:09.06 0.net
ネトウヨvs在日でえたいのしれないのがでてくんだろ

65:考える名無しさん
17/12/02 08:33:53.46 0.net
「箴言」という簡潔でありながら、謎めいたところもある
表現形式からも分かるように、
ヘラクレイトスは、
論証や説明の長大な積み重ねによって、
緻密な論理的整合性をもった
哲学体系を築き上げていくタイプの哲学者ではありませんでした。
多数の短い謎めいた箴言(アフォリズム)によって、
躍動的な生きた真理を表現しようという点において、
ヘラクレイトスは、
古代のニーチェのような存在だったと言えるかもしれません。

66:考える名無しさん
17/12/02 08:36:53.32 0.net
ヘラクレイトスは、
「同じ川に二度入ることはできない」
(ヘラクレイトス・断片91)
と語ったとされています。
この箴言は、のちに、プラトンによって、
「万物は流転する」(panta rhei、パンタ・レイ)
という表現として定式化され、
絶え間ない生成と変化こそが、世界の本質であり真理であるとする
ヘラクレイトス哲学の中心思想の一つともされています。
しかし、その一方で、
ヘラクレイトスは、
万物は一つであり、
一なるロゴス(logos、論理、理法、比率)によって万物は成り立っている、
とも語っています。
そして、
その不変なる一なるロゴスによって、
世界には秩序と調和がもたらされているのですが、
その調和のあり方は、
ピタゴラスが考えたような
数式で表せる整然とした静的な調和であるとは考えませんでした。
ヘラクレイトスは、
弓という武器全体の調和が、
弓の胴体部分と、その両端に張り渡された弦との間に働く
反発力によって成り立っているように、
対立するものがせめぎ合い、
正反対の方向へと働く2つの力が拮抗する
逆向きに働き合う調和
こそが、世界の秩序と調和の真の姿であると考えたのです。

67:考える名無しさん
17/12/02 08:38:14.51 0.net
ヘラクレイトスは、
現実の世界においては、「万物は流転」しているが、
その絶え間ない生成と変化の全体は、
不変なる一なるロゴスによって司られていて、
その一なるロゴスによって、
対立するもの同士がせめぎ合う
動的な調和がもたらされていると考えた。
「古代のニーチェ」と言われるスタイルの哲学者だが、思想内容はヘーゲルを二千数百年ほど先取りしていた。

68:考える名無しさん
17/12/02 09:25:28.48 0.net
>>67
正しくその通りだ
私は彼の哲学から一愛四知という真理に到達した
一なるロゴスの究極は愛であり火空気水土に例えられる四則の循環が支える

69:DJ gensei学術 暗公 fineshi pas contenau
17/12/02 10:01:55.96 0.net
ヘラクレスの栄光Ⅱ やった?

70:考える名無しさん
17/12/04 22:33:11.86 0.net
ヘラクレイトスとヘラクレスは、名前が似てるだけで無関係

71:考える名無しさん
17/12/05 19:59:14.34 0.net
ビックリマンチョコにいたな

72:考える名無しさん
17/12/05 20:37:03.00 0.net
ヘラクレスのほうが遥かに有名

73:考える名無しさん
17/12/05 21:11:58.82 0.net
>>72
だが有名無実
何しろ神話界の存在なので

74:考える名無しさん
17/12/05 21:17:32.44 0.net
ヘラクレイトスは、哲学ヲタの間ではビッグネームなのだが、世間の一般人はまず知らない。
思想内容はともかく、名前だけでも知ってたら感心してしまうレベルの認知度。
もっとも、「万物は流転する」とか、「万物の根源は火である」という話なら、
「なんか聞いたことあるな、それ。高校の倫理の教科書に出てたような」
となることもある。

75:考える名無しさん
17/12/05 21:26:52.77 0.net
哲学史における重要性の高さも、世間における認知度の低さも、ヘラクレイトスといい勝負。
古来より、「古代ギリシャ哲学の双璧」、「ソクラテス以前の哲学史の華」、「2人で1人」と称される人物の片割れ。
それが、パルメニデスだ。

76:考える名無しさん
17/12/05 21:27:56.09 0.net
しかし、「古代ギリシャ哲学の双璧」といっても、地理的には遠く離れている。
ヘラクレイトスは、いまでいうトルコの人。
そして、パルメニデスは、いまでいうイタリアの人だ。

77:考える名無しさん
17/12/05 21:36:26.47 0.net
パルメニデスは、南イタリアの都市・エレアの哲学者。
エレアはのちに寂れたが、パルメニデスのおかげで今も有名だ。
生没年不詳だが、「ソクラテスが面会したときは老人だった」というエピソードもある。

78:考える名無しさん
17/12/05 21:54:46.61 0.net
ずんどこベロンチョ

79:考える名無しさん
17/12/06 01:17:14.05 0.net
荒木優太がYoutubeに動画あげてて声と喋り方がキモすぎる

80:考える名無しさん
17/12/08 12:51:49.90 0.net
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81:考える名無しさん
18/01/27 20:51:19.03 0.net
パルメニデス( Parmenide-s 紀元前500年か紀元前475年-没年不明)はギリシアの哲学者で、エレア派の祖。
「ある」と「ない」の概念を考究し、西洋哲学において最初に一元論を主張した。
形而上学の創始者といわれ、また感覚よりも理性による判断に重きを置いたため、合理主義の祖であるともいわれる。
アナクサゴラスの弟子クセノパネスに学んだとも、ピュタゴラス学派のアメイニアス(Ameinias)に師事したとも伝えられる。

82:考える名無しさん
18/01/27 20:51:41.94 0.net
「あるものはある」「ないものはない」という自明な前提から、存在を論理的に限界まで考究したパルメニデスの哲学は、それまでの哲学の常識を覆す途方もない試みであり、生成消滅、運動変化、多数性といった自然現象の根本原理を否定するものだった。

83:考える名無しさん
18/01/27 20:52:38.24 0.net
イオニア学派の哲学者たちは万物の根源が何であるかを探究し、それぞれが「水である」「火である」「数である」というような答えを導き出した。
その彼らに対し、そもそも「ある」、そして「ない」とは何かという問題を提起したのがパルメニデスであった。
たとえば「水である」という場合の「水」のような主語となるものを想定せず、パルメニデスは「ある」、そして「ない」それら自体を思惟の対象とし、探究の道として二つだけを示す。

84:考える名無しさん
18/01/27 20:54:00.62 0.net
パルメニデスの断片より・・・
あるものは不生にして不滅であること。
なぜならば、それは(ひとつの)総体としてあり、不動で終わりなきものであるから。
それはあったことなく、あるだろうこともない。
それは全体としてあるもの、一つのもの、連続するものとして今あるのだから。
それのいかなる生まれを汝は求めるのか。またどこからそれは成長したのか。
あらぬものからと言うことも、考えることも、私は汝に許さぬであろう。
あらぬということは言うことも考えることもできないからだ。
いったい、いかなる必要がそれを、始原のあらぬものから―以前よりもむしろより後に無から出て生じるように促したのか。
かくしてそれは全くあるか、全くあらぬかのどちらかでなければならぬ。
それにまたあるものの他に、なお何かが無から生じて来るなどとは確証の力がけっしてこれを許さぬであろう。
あるものが後になって滅ぶなどということがどうして可能であろうか。また生じるということがどうして可能であろうか。
かくて「生成」は消し去られ、「消滅」はその声が聞けないことになった。
さらにまた、あるものは分割されない。すべてが一様であるから。
すべてはあるもので充ちているのだ。それゆえすべては連続的である。あるものが、あるものに密着しているのだから。
それは大いなる縛めの制限のなかで動くことなく、始めも終わりももたない。

85:考える名無しさん
18/02/01 22:34:09.83 0.net
マルクスの弁証法的唯物論は、ヘ-ゲル哲学の絶対精神(コギト)を、客観的な物質に置き換えたものだが、
やはり、この理論的展開を可能にしたのは、弁証法的思考形式であろう。マルクスの弁証法的唯物論が“観念論”と言われるのも
ヘ-ゲルの弁証法的思考形式を基底としているからである。

86:考える名無しさん
18/02/02 01:55:21.00 0.net
「アンチノミーは解消されない。ヘーゲル哲学が全体として根本的にダメなところはここだ。
アンチノミーをなす二つの項は互いに、あるいは、他のアンチノミックな二項との間でバランスを
とる」
(プルードン『革命と教会における正義』☆未邦訳、斉藤悦則氏のHPより)
URLリンク(www.kagomma.net)
矛盾と生きる―プルードンの社会主義(91.10)
URLリンク(www.kagomma.net)
☆De la justice dans la Revolution et dans l’Eglise Tome I 1858
この言葉はベンヤミン『パサージュ論』(岩波現代文庫第4巻391頁)にも孫引きされている。

87:考える名無しさん
18/02/03 16:17:46.50 0.net
ヘ-ゲル哲学が論理として根本的に不完全なのは、ヘ-ゲル弁証法の根幹をなす
“アウフヘ-ベン”の不完全なところにある。

88:考える名無しさん
18/02/05 16:20:58.00 0.net
>>81
ギリシア哲学から始まり現代に至る西洋哲学での「ある」と「ない」の差異化思考は、
パルメニデス(紀元前500年頃)から始まっているのかな?

89:考える名無しさん
18/02/05 19:33:36.97 0.net
>>88
それが哲学史の定説。
ハイデッガーも、「存在の究極の問い」の源泉を、パルメニデスに帰している。

90:考える名無しさん
18/02/05 23:08:44.07 0.net
柄谷は哲学の起源で否定しているが
パルメニデスとヘラクレイトスを対比させる哲学史の把握は
ある程度有効だと思う

91:考える名無しさん
18/02/06 00:11:42.91 0.net
ヘラクレイトス=弁証法
パルメニデス=存在論
大天才二人が示した原理と行間=哲学

92:考える名無しさん
18/02/06 01:24:50.91 0.net
>>90
そりゃ通説に批評的に介入するのが柄谷みたいな批評家の芸なんだから、逆に言えばパルメニデスとヘラクレイトスを対比させるのが有効なのは当たり前

93:考える名無しさん
18/02/06 01:36:54.60 0.net
和訳書で言えばソクラテス以前断片集を読破してる人は優れた人という印象
俺は勝手に古代六法全書と呼んでいる
言っといて全然読めてなくて僭越だが

94:考える名無しさん
18/02/06 09:34:51.60 0.net
古けりゃ良いってもんでもないけど、東洋的なものを含んでいないという点でギリシャ哲学には高い価値がある
近代の実存哲学者であるハイデガーやショーペンハウエルなんかは東洋哲学の影響を受けすぎてる
西洋独自の視点から同様の地点に到達したというなら理解できるが
日本で西洋哲学を東洋的な視点で読み解こうとした和辻や西田がやってたことと本質的に変わらない

95:考える名無しさん
18/02/06 09:50:43.17 0.net
柄谷はヘラクレイトスもパルメニデスも共にイオニア的な思想を受けついでいるとして
その類似性を強調した。ギリシア本島の硬直的な思考とは違うのだと。
ただやはりヘラクレイトスからニーチェへ
パルメニデスからスピノザへと
系譜学的に見た方が分かりやすい

簡単に言えばパルメニデスとヘラクレイトスの違いはアインシュタインとボーアの違いだ

哲学の起源もいいが柄谷はat+15の国分対談がオススメ
僕は 、そこがギリシア政治および哲学におけるイオニアの位置づけと似ていると思ったん
ですね 。バビロン捕囚についても 、イオニアについても 、誰も避けているわけではない 。
たとえば 、どんな本にもアテネ以前に 「イオニアには高度な経済発展 、技術的発展 、政治
的発展があり 、 … … 」と書いてある 。しかし 、それだけです 。それで 、いつのまにか
イオニアがプツリと消えて 、 「アテネに民主主義が成立した 」という話になってしまう 。
こちらとしては 「イオニアはどうなったんだよ ! ? 」と言いたくなりますよね (笑 ) 。
つまり 、少しも隠されているわけではないのに 、むしろそのために一番隠されているのが
イオニアとバビロンなんです 。いつも論じているくせに 、実質的には何も論じていない 。
國分 ─ ─まるでポ ーの推理小説 「盗まれた手紙 」みたいですね (笑 ) 。隠されずに
そこに置いてあったがゆえに 、誰も見つけられなかった 、と 。
柄谷 ─ ─その通り 。このような問題に関して 、これまで探偵がいなかったのです (笑 ) 。

96:考える名無しさん
18/02/06 09:51:29.61 0.net
 ちなみに、ギリシアのアルファベットが作られ普及したのは、イオニアです。エジプトでは、文字修得が難しくて、それが
できた書記が権力をもったのですが、イオニアでは、ほとんどの人が読み書きできた。さらに、彼らは鋳貨を作り、食料など
の価格を市場に任せた。したがって、官僚にもとづく国家体制を必要としなかった。ギリシア文化は全体にホメロスの叙事詩
を共有するものですが、それが書かれたのもイオニアでした。これは、題材がミケーネの時代からとられているのに、イオニア
社会を反映したものです。つまり、イソノミア的なのです。
 イオニアで植民者が最初に作ったポリスはミレトスですが、それが一杯になると、植民してつぎつぎと別のポリスを作って
いった。その一つであるエフェソスから出た思想家がヘラクレイトスです。さらに、イオニアのポリスが一杯になると、南
イタリアに植民した。それとともに、イオニアの文化もイタリアに広がった。パルメニデスのようなエレア学派がその代表
です。ヘラクレイトスもパルメニデスも、イオニア的な思想を受けついでいます。彼らはそれぞれ異なったポリスに所属し
たが、同時に、いわば「コスモポリス」に生きていたのです。
 一方、ギリシア本島ではどうか。イオニアと違って、本島のポリスは、牧畜や農業が中心で、貨幣経済が浸透するにつれ
て、階級格差と対立が生じた。それに対して、二つの対策がありえた。その一つの極は、スパルタの「共産主義」です。彼
らは貨幣経済を停止し、軍国主義的な体制を築いた。ここでは、平等は確保されたが、個人の自由はありません。他方で、
その対極が、アテネのデモクラシーです。つまり、アテネでは、貨幣経済を維持しつつ、同時に階級格差を防ごうとした。
それがデモクラシーなのです。
柄谷行人思想的地震より

97:考える名無しさん
18/02/06 14:37:27.26 0.net
「history western philosophy」でgoogle検索したら、
この分野で世界で通用しているのは、Russell とIshikawaらしい。
しかし、Ishikawaのは文系には難しすぎるような気がするが、
世界にはこれが読める哲学愛好家がいるのだろうか?

98:考える名無しさん
18/02/06 17:45:52.27 0.net
>>94
同意
そもそも東洋哲学は西洋哲学のパクリ創作の疑いまである
無論亜流や派生とも取れるし独自のどちからかと言うと宗教的ないし倫理学的なものもある訳だが
古代ギリシャ哲学の影響を受けてない思想は無いのでは?とも考えられる

99:考える名無しさん
18/02/06 18:30:35.06 0.net
東洋的な精神文化の起源はインド哲学ウェーダに求められるのだからそういった批判は当たらないんじゃないか?
さらに遡るならゾロアスター的な世界観からになる訳だが、これが洋の東西を問わずあらゆるものの起源だと
なるなら全てがパクリだ

100:考える名無しさん
18/02/06 20:45:20.17 0.net
孔子孟子荀子韓非子は古代ギリシャ系
老子荘子は古代インド系
孫子墨子はミクスチャー系
諸葛孔明と司馬仲達は大人物系
インド哲学はアートマンブラフマン
インド宗教はカーストとシッダルダ
孔子はアリストテレス的
墨子はソクラテス的

101:考える名無しさん
18/02/07 07:11:26.77 0.net
デュルケームの思想について教えてください

102:考える名無しさん
18/02/10 15:40:51.51 0.net
>>96
左翼が古代ギリシャの歴史を見ると、そんな風になるのか

103:考える名無しさん
18/02/10 16:46:45.62 0.net
無知の無知=右翼
無知の知=左翼
知の無知=リベラル
知の知=哲人

104:考える名無しさん
18/02/10 19:10:25.47 0.net
「哲学 5ch」で検索したら、このスレが2位で表示された
ちなみに1位は、「哲学 5ch掲示板」

105:考える名無しさん
18/03/11 03:30:53.67 0.net
とても簡単な嘘みたいに金の生る木を作れる方法
役に立つかもしれません
グーグル検索『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』
03H37

106:考える名無しさん
18/03/11 12:51:34.52 0.net
03H37

107:考える名無しさん
18/07/15 23:15:29.60 0.net
野田又夫

108:考える名無しさん
18/07/16 02:04:26.99 0.net
New Associationist Movement(NAM)の原理  第二版
柄谷行人
2001/07/01
URLリンク(nam21.sak) ura.ne.jp/nams/index.html
われわれはアテネの民主主義から学ぶべきことが一つある。アテネの民主主義は、僭主制を
打倒するところから生まれたと同時に、僭主制を二度ともたらさないような周到な工夫によって
成立している。アテネの民主主義を特徴づけるのは議会での全員参加などではなく、行政権力
の制限である。それは官吏をくじ引きで選ぶこと、さらに、同様にくじ引きで選ばれた陪審員に
よる弾劾裁判所によって徹底的にそれを監視したことである。実際、こうした改革を成し遂げた
ペリクレス自身が裁判にかけられて失脚している。要するに、アテネの民主主義において、
権力の固定化を阻止するためにとられたシステムの核心は、選挙ではなくくじ引きにある。
くじ引きは、権力が集中する場に偶然性を導入することであり、そのことによってその固定化を
阻止するものだ。それこそが真に三権分立を保証するものである。かくして、もし匿名投票に
よる普通選挙、つまり議会制民主主義がブルジョワ的な独裁の形式であるとするならば、
くじ引き制こそプロレタリアート独裁の形式だというべきなのである。アソシエーションは中心
をもつが、その中心はくじ引きによって偶然化されている。かくして、中心は在ると同時に無い
といってよい。

109:考える名無しさん
18/08/13 20:58:10.68 0.net
緒論は別として概論なら今道友信の文庫がおススメ。
入院中に読んだ。

110:考える名無しさん
18/10/28 08:29:30.64 0.net
今道友信先生も、今ではこの世にいない

111:考える名無しさん
18/12/03 22:34:27.93 0.net
NHK教育を見て56492倍賢くスピノザ
スレリンク(liveetv板)

112:考える名無しさん
18/12/13 19:55:25.77 0.net
>>1
哲学史は哲学の歴史ではない。
哲学の一覧だ。

113:考える名無しさん
18/12/15 06:12:48.32 0.net
哲学史スレなのに、なぜか、ヘラクレイトスとパルメニデスで終わっているw
日本史の話が、邪馬台国で終わるようなもんだな

114:考える名無しさん
19/01/28 19:29:31.16 0.net
万物の根源は何か?
タレスによれぱ水
アナクシマンドロスによれば空気
ヘラクレイトスによれぱ火
・・・これらを総合して、エンペドクレスは「水、空気、火、土」の四元素説を唱えた

115:考える名無しさん
19/01/28 19:30:40.27 0.net
それはいいのだが、なぜ、他の3つにはそれぞれ固定ファン(タレス、アナクシマンドロス、ヘラクレイトス)がいるのに、「万物の根源は土」と主張する人がいないのか?

116:考える名無しさん
19/01/28 19:32:10.58 0.net
「万物の根源は土」としたギリシャ哲学者を考えてみたが、やはり思い浮かばない

強いていえば、エンペドクレスくらいだ

117:考える名無しさん
19/01/28 19:39:38.43 0.net
ギリシャは地質的にゴツゴツしてそうだよね。
農業をやりにくそうな感じがするわ。

118:学術
19/01/28 19:48:26.16 0.net
パルメイラスとヘラクレスの栄光Ⅱ

119:考える名無しさん
19/01/28 19:50:03.55 0.net
人間の体は土でできていると考えられていたんじゃないかな。
土と聞くとなにか奇妙な感じがするけど、土が現代の用語では、
有機化合物に相当すると考えれば、理解に苦しむような突飛な
考えではない。人も他の動物も命を失うと体は土に還るわけだし。

120:考える名無しさん
19/01/28 19:54:02.23 0.net
現代だって、土/有機化合物に「いき(生気/息)」が吹き込まれて無生物から
生物が誕生したって考え方から、生命観はあまり変わっていないような
気がする。

121:考える名無しさん
19/01/28 19:57:57.39 0.net
>>118
コリンチャンスとソクラテスの栄光
の間違いでは?

122:考える名無しさん
19/01/28 20:04:49.06 0.net
生物の個体は、自らの身体の「いき(生気/息)ほい(勢い)」が衰える前に、
自らの身体を犠牲にしてでも子孫を残そうとする。すると、生物が
保とうとしているのは個々の身体ではなく、「いき(生気/息)ほい(勢い)」
であることにならないか?

123:考える名無しさん
19/01/28 20:06:15.09 0.net
あ、間違えた
「いき(生気/息)ほい(勢い)」×
「いき(生気/息)ほひ(勢ひ)」○
これだから日本語の正書法はたちが悪い。

124:考える名無しさん
19/01/28 20:07:17.22 0.net
まあ、日本語で考えることを阻害するためにわざと規則を決めたのだろうけど。

125:考える名無しさん
19/01/28 22:24:05.55 0.net
生物から無生物に向かう境界は不明瞭で、生物が無生物になることは
いつでも観察されているが、無生物が生物に変わる現象が観察された
ことはいまだかつてない。

126:考える名無しさん
19/01/29 01:03:37.15 0.net
生物の個体は、環境の変化によって容易に死滅するが、生物全体、つまり、
生命が絶滅し得るかどうかはまったく不明である。また、一般に生物は、
生命が存在し得る環境が生じることによって無生物から生成したと信じ
られているが、実際に無生物から生命が生じたことを示す証拠はどこにもない。
すると、生命は、決して死に絶えることなく、無生物と同様に恒常的に存在し、
その形態を変えつづけているだけである可能性を考えることの方が、むしろ
自然ではないのか。

127:考える名無しさん
19/01/29 06:55:58.07 0.net
万物は土から生ず
農耕民族なら真っ先にそれが来そうなものだが

128:考える名無しさん
19/01/29 07:08:02.25 0.net
海洋国家なので、まず「水」が来た

129:考える名無しさん
19/01/29 07:09:34.99 0.net
火はなにもかも燃やし尽くす

130:考える名無しさん
19/01/29 13:09:52.51 0.net
もやしは水分が多いからゴマダレがよく合う

131:考える名無しさん
19/01/29 18:51:35.03 0.net
日本の社会では、「空気」ですべてが決まる

132:考える名無しさん
19/01/29 18:52:53.61 0.net
ギリシャの海があんなに青くて澄んでいるのは、生物がいないから

133:考える名無しさん
19/01/29 19:03:15.27 0.net
それなのに、「水」から万物が生じるという

134:考える名無しさん
19/01/30 07:59:37.65 0.net
火から万物が生じるというのは無理があるな
万物を焼き尽くすというのなら分かるが

135:考える名無しさん
19/01/30 08:00:42.62 0.net
エンペドクレスは、「地水火風」の四元素にまとめた
四元素が有名になったのはアリストテレスのおかげだが、言い出したのはエンペドクレス

136:考える名無しさん
19/01/30 08:01:53.76 0.net
知られざる偉人 エンペドクレス
強風がアクラガスの町をおそった時、エンペドクレスは人々にロバの皮でたくさんの革袋を作らせた。
それを周囲の山の尾根にはり巡らせ風を鎮めた。それから人々は彼のことを「風を封じる人」と呼んだ。
エンペドクレスは自由精神を重んじ、権力に屈しなかったという。執政官の一人から食事に招かれた時、賓客たちのなかに評議会の監督官がいた。
その男は座長に指名されると、他の賓客たちに酒を飲み干すか、頭にそそぎかけることを強要した。その振る舞いを見たエンペドクレスは、翌日その男を法廷に告発し有罪とさせた。
ある時セリヌスという町の住人が、付近を流れる汚染された川から広がった疫病に悩まされていた。
それを聞いたエンペドクレスは、私財をなげうって土木工事を行い、別の川の流れを汚染された川に引き込み、中和させて疫病を鎮めたという。
金冠を頭に戴き、紫色の衣に金のベルトを巻いて、デルポイの花冠を携えて諸都市を巡り歩いたという。
「ひとりの知者も見いだせない」と語る人に対してこう答えた。「もっともだ、知者を見いだすには、まずその人自身が知者でなければならないからね」

137:考える名無しさん
19/01/30 08:02:23.14 0.net
エンペドクレスの死については、エトナ山の火口に飛び込んで死んだ、馬車から落ちた際に骨折しそれがもとで死んだ、などの説が残されているが真偽ははっきりしない。
フリードリヒ・ヘルダーリンは神と一体となるためエトナ山に飛び込み自死を遂げたという説を主題に未完の戯曲『エンペドクレス』を創作した。
ホラティウスもその『詩論』でこの説について言及し(第465行)「詩人たちに自決の権利を許せよ」(sit ius liceatque perire poetis) と謳っている。

138:考える名無しさん
19/01/30 11:34:16.23 0.net
エンペドクレスは、パルメニデスの弟子
今でいう南イタリアの人

139:考える名無しさん
19/01/30 12:25:46.27 0.net
ヘラクレイトスやパルメニデスといったビッグネームに比べたらマイナーだが、隠れた偉人

140:考える名無しさん
19/01/30 12:39:08.60 0.net
問題は名前だなw

141:考える名無しさん
19/01/30 18:13:32.81 0.net
確かに言いにくい

142:考える名無しさん
19/01/30 18:14:37.60 0.net
「アナクサゴラス」みたいな、インパクトのある名前だったらよかったのに

143:考える名無しさん
19/01/30 18:19:59.05 0.net
フィルターで弾かれる名前

144:考える名無しさん
19/01/30 18:25:02.30 0.net
パ行の発音は暴力的だよな。

145:考える名無しさん
19/01/31 08:34:06.70 0.net
穴臭ゴラスのスペルマ理論だからな
インパクトは半端ない

146:考える名無しさん
19/01/31 12:32:16.10 0.net
アナクサゴラスといえば、ヌース理論とスペルマタ理論

147:考える名無しさん
19/01/31 12:32:56.98 0.net
ヌース(ヌウス、希: νους, nous)は、知性、理性、精神、魂等々を意味するギリシャ語。
アナクサゴラスは世界はヌースが支配しており、人間はヌースを把握することができると考えた。
また、プロティノスは万物は一者から流出したヌースの働きによるとした。ストア派においてはロゴスとほぼ同義で用いられる。
イマヌエル・カントの哲学においては、この語から派生した「ヌーメノン」(noumenon, 考えられたもの)という語が、「物自体」と同義で用いられる。

148:考える名無しさん
19/02/02 21:59:15.41 0.net
哲学者というのは一般に、世間の一般人が信じるような(もちろん日本ではなく中東や欧州の話)、人格を持った神を信仰していない
アナクサゴラスの「ヌース」に代表されるような、人格を持たない知性、抽象的な知的存在としての神を信仰する
アナクサゴラスは、後世の哲学者たちに大きな影響を及ぼした

149:考える名無しさん
19/02/02 22:05:04.30 0.net
小アジア・イオニアのクラゾメナイ出身。紀元前480年、アテナイに移り住む。
彼は、物体は限りなく分割されうるとし、この無限に小さく、無限に多く、最も微小な構成要素を、「スペルマタ」(spermata、種子の意味)と呼んだ。
さらに、宇宙(世界)やあらゆる物質は、多種多様な無数のスペルマタの混合によって生じるとし、宇宙の生成において、
はじめはただごちゃまぜに混合していたスペルマタが、「ヌース」(nous、理性の意味、ヌゥスとも)の働きによって次第に分別整理され、
現在の秩序ある世界ができあがった、というのが彼の根本思想である。
太陽は「灼熱した石」であると説き、太陽神アポローンに対する不敬罪に問われた。
このときは、友人であったペリクレスが弁護に立ったため軽微な刑で済んだが、
結局アテーナイを去ってラムプサコスに移り、そこで死去することとなった。

150:考える名無しさん
19/02/02 22:08:09.40 0.net
アナクサゴラスは、哲学の歴史におけるアナクサゴラスの位置付けは、「ヌースとスペルマタの提唱者」のみにとどまらない。
タレス以来、哲学の本場だったイオニア(いまのトルコ西部)から、アテナイへと哲学を導入した人。
その意味では、ソクラテス・プラトン・アリストテレスの土台を築いた先駆者だ。

151:考える名無しさん
19/02/03 04:33:29.34 0.net
はらたいら

152:考える名無しさん
19/02/03 05:32:21.74 0.net
何章何節?

153:考える名無しさん
19/02/03 09:28:41.28 0.net
はらたいらってはたらいたらのアナグラムだったんだな

154:考える名無しさん
19/02/03 11:00:52.02 0.net
アナクサゴラスは、「太陽は、遠くにあるから小さく見えるだけで、じつはペロポネソス半島より大きい」と主張して、大問題になった

155:考える名無しさん
19/02/04 08:42:18.27 0.net
世間の一般人は、ヤハウェ=アラー=エンリル神を信仰する
哲学者は、一なるもの、もしくは、ヌースを信仰する
そこが、哲学者と世間の一般人の違い

156:考える名無しさん
19/02/04 08:42:49.94 0.net
デカルトやスピノザの神も、聖書の神ではなかった

157:考える名無しさん
19/02/04 08:44:20.36 0.net
アナクサゴラスは、哲学者が信仰する神のかたちを創ったといえる

158:考える名無しさん
19/02/04 11:40:44.24 0.net
アナルくさっゴラス

159:考える名無しさん
19/02/04 12:55:23.08 0.net
脱臭剤が必要だな

160:考える名無しさん
19/02/04 12:57:05.63 0.net
ヌースはミトレス派のアナクサゴラスの提唱した世界原理であるが、
ロゴスもまた、ヘラクレイトスが提唱した世界原理であるが、
これらの言葉は哲学的に複雑に混交していった。
このヘレニズム文化の影響下にあって、
真理知ヌースとは般若(プラジュニャー)と訳され、
ロゴスとは法(ダルマ)と訳されて
宇宙樹の枝葉となって古代インド文化を形成していったかもしれない。
真理とは現象的変化を伴わない不変不滅なもの(空)であるからだ。
ロゴスはキリスト教的には言霊(神の言葉)とされるが、
最終的には真理知ノウアスフィアに帰結し、
それこそが量子論的に宇宙原理となる情報原理となる。

161:考える名無しさん
19/02/04 14:11:15.15 0.net
量子論なんて関係ない
大昔にそんなこと理解できる訳ないだろ

162:考える名無しさん
19/02/05 07:31:19.32 0.net
デモクリトスの原子論も、原子と呼ぶには大きすぎる
量子の小ささは、古代人の想像力を超えていた

163:考える名無しさん
19/02/05 07:32:59.47 0.net
ヌースで検索すると、変なスピ系団体や、怪しい美容器具ばかりがヒットする
どうやら、哲学用語としてのヌースは死んだようだ

164:考える名無しさん
19/02/05 07:37:57.05 0.net
ディオゲネス・ラエルティオスはギリシア哲学の起源を、アナクシマンドロスから始まるイオニア学派(厳密にはミレトス学派)と、ピタゴラスから始まるイタリア学派(ピタゴラス教団のこと)に大別し、
ソクラテス(ソクラテス学派)やプラトン(古アカデメイア学派)は前者の系譜で、パルメニデス、ゼノン(ともにエレア派)、エピクロス(エピクロス学派)らは後者の系譜であると主張している。

165:考える名無しさん
19/02/05 07:40:45.60 0.net
世間の一般人は通常、「古代ギリシャ哲学」というと、現代のギリシャ共和国を思い浮かべ、「なんで、あんなところで哲学が流行ったのだろう?」と不思議がるのだが、実際にはそうではない。
ヘラクレイトスは今でいうトルコ西部、パルメニデスは今でいうイタリア南部の人だ。
前者をイオニア学派、後者をイタリア学派と呼び、ギリシャ本土より、むしろこの2つが主流なのである。

166:考える名無しさん
19/02/05 07:44:40.48 0.net
ギリシャ哲学と聞いて多くの人が思い浮かべる、「万物の根源は水である」、「いや、火である」、「空気である」・・・といった自然哲学は、イオニア学派だ。
それこそがイオニア学派の最大の特徴であり、代表的な哲学者には、タレス、アナクシマンドロス、アナクシメネス、ヘラクレイトス、アナクサゴラス、アポロニアのディオゲネス、アルケラオス、ヒッポンなどがいる。

167:考える名無しさん
19/02/05 07:47:45.74 0.net
一方、イタリア学派といえば、代表格はピタゴラス。
というより、イタリア学派というのは、ピタゴラス教団のことだと言ってもよい。
この系統に属するのは、パルメニデス、エンペドクレス、ゼノンがいる。

168:考える名無しさん
19/02/05 07:50:24.36 0.net
ピタゴラス自身は、イオニア地方のサモス島出身だ。
ピタゴラスが南イタリアの植民市に移住したおかげで、イタリア学派が始まった。
ちなみに、ギリシャ本土のアテナイで哲学が盛んになったのも、イオニア出身のアナクサゴラスがアテナイに移住したおかげ。
イオニアで続いていた哲学の伝統は、こうして地中海の北岸に広がったのだ。

169:考える名無しさん
19/02/05 08:04:17.20 0.net
パルメニデスもエンペドクレスも、すごく有名な哲学者だけど、ピタゴラス教団の人たちだ。

170:考える名無しさん
19/02/05 08:08:55.35 0.net
自然哲学のイオニア学派に比べて、イタリアのピタゴラス教団は、かなりオカルトっぽいのが特徴
結構、神秘主義がかっていた

171:考える名無しさん
19/02/05 12:41:18.20 0.net
伝記によると、彼は若くして知識を求めて島を旅だち、古代オリエント世界の各地を旅した。
エジプトでは幾何学と宗教の密儀を学び、フェニキアで算術と比率、カルディア人から天文学を学んだという。
ポルピュリオスなどの伝記によれば、ゾロアスター教の司祭のもとで学んだといわれる[5]。さらにはイギリスやインドにまで旅したという伝説もある。
彼は20年にわたった放浪の末に、当時存在した数学知識のすべてを身につけて、故郷のサモス島に戻ってきた。
しかしサモスは僭主ポリュクラテスの抑圧支配下にあり、学問研究に向かなかったため、イタリア半島の植民市に移住し、その弁舌で多くの人々を魅了した。

172:考える名無しさん
19/02/05 12:42:13.71 0.net
ピタゴラスといえば、数学だ
ピタゴラスの定理は、誰でも知っている

173:考える名無しさん
19/02/05 12:43:26.46 0.net
ピタゴラスは紀元前6世紀に、あらゆる事象には数が内在していること、そして宇宙のすべては人間の主観ではなく数の法則に従うのであり、数字と計算によって解明できるという思想を確立した。
彼は和音の構成から惑星の軌道まで、多くの現象に数の裏付けがあることに気がついた。そしてついには、宇宙の全ては数から成り立つと宣言した。

174:考える名無しさん
19/02/05 12:44:31.15 0.net
まだ量子論も相対性理論もなかった時代に、「宇宙は数学でできている」という事実を見抜くとは、ピタゴラスはたいした人物だ

175:考える名無しさん
19/02/05 12:45:27.42 0.net
彼がこの思想にもとづいて創始したピタゴラス教団は、数の性質を研究することにより、宇宙の真理を追究しようとした。
教団に入門するには数学の試験があったが、この試験は相当難しく、数学に適性のある者だけが選抜されて教団に集まった。
そしてピタゴラス教団は、古代世界で最も著名な数学の研究機関となった。
この学派は10を完全な数と考え、10個の点を三角形の形に配置したテトラクテュスを紋章とした。

176:考える名無しさん
19/02/05 12:47:01.64 0.net
ピタゴラスの哲学は、ゾロアスター教や道教と同じく二元論が基礎となっており、現象世界を考察する十項目の対立項を提示した。彼の数学や輪廻転生についての思想はプラトンにも大きな影響を与えた。
アリストテレスは『形而上学』のなかで、この対立項を再現している。彼はオルペウス教の影響を受けてその思想の中で輪廻を説いていたとされている。

177:考える名無しさん
19/02/05 12:49:03.84 0.net
初期古代ギリシャ哲学では、『万物の根源』がテーマとなりました
タレス:水
アナクシマンドロス:無限
アナクシメネス:空気
ヘラクレイトス:火
エンペドクレス:地・水・火・風
アナクサゴラス:精神
デモクリトス:アトム(原子)
ピタゴラス:数

178:考える名無しさん
19/02/05 13:23:26.99 0.net
アナル臭い系の名前が多いな

179:考える名無しさん
19/02/05 13:45:00.29 0.net
宇宙が数学からできてるじゃなくて数学で解釈できるってだけだろ
数学に起源があるならそれを用いて宇宙を構成させた存在者がいなきゃおかしい

180:学術
19/02/05 14:41:38.05 0.net
逃げ打っテロ。

181:考える名無しさん
19/02/05 16:17:25.50 0.net
>>179
だから、数学を用いて宇宙を構成した存在者がいるってことだろ

182:考える名無しさん
19/02/05 16:20:42.84 0.net
>>181
数学で数式を構成してる存在はいても、文字や数で宇宙が作られてるわけじゃないからなぁ

183:考える名無しさん
19/02/05 16:44:47.31 0.net
生きているということは、なんとか辻褄を合せようとすることだ
数学もそのような辻褄合わせの活動の一部に過ぎない

184:考える名無しさん
19/02/05 16:53:30.99 0.net
>>183
生きている感覚の世界を現実の物質世界で肯定しようというんだから辻褄合うわけがない
数は生きていないから合わせられるだけのこと

185:考える名無しさん
19/02/05 17:19:08.96 0.net
生きていないというのは現実の感覚でしょ

186:考える名無しさん
19/02/05 17:49:54.80 0.net
>>182
数学なしで、こんな宇宙をどうやって創るんだよ
いくらなんでも、それは無理だろ

187:考える名無しさん
19/02/05 18:31:20.87 0.net
ピタゴラスは180センチを超える長身と、活力に満ちた完璧な肉体を持ち、威厳に溢れる人物だった。
そして常に穏やかで落ち着いた気質を保ち、喜怒哀楽の感情を露骨に表すことはなかった。
その言葉は簡潔にして含蓄があり、まるで神託のようであったという。
宝石細工師であった両親が、生まれたその子についての神託を受けたところ、
「美と知恵にかけて万人に抜きんでた存在となり、人類に多大な貢献をするだろう」と予言されたという。
さらにピタゴラスは、若い頃から各地を旅し、ゾロアスター教に触れ、エジプトで密儀参入して宇宙の真理を体得したとされている。

188:考える名無しさん
19/02/05 18:31:51.62 0.net
ピタゴラスには“魔術師”としてのエピソードも残されている。
彼は動物とも自由に話ができたというし、ある年のオリンピック競技の最中に空を飛ぶ鷲を口笛ひとつで舞い下りさせたといわれている。
またアプリアという地方では、暴れ熊をおとなしくさせ、その場から退散させたという逸話も残っている。
また透視術や瞬間移動の秘術にも通じており、遠く離れた2つの地点に同時に姿を現わすような離れ業も簡単にやってのけたとも伝えられている。

189:考える名無しさん
19/02/06 07:31:49.49 0.net
これが事実なら、ピタゴラスはイエスてん

190:考える名無しさん
19/02/06 07:32:25.74 0.net
イエスじゃなかった、ゼウスくらいすごいかもな

191:考える名無しさん
19/02/06 07:33:15.83 0.net
古代イタリア哲学といえば、ピタゴラス教団

192:考える名無しさん
19/02/06 07:34:29.94 0.net
ピタゴラス自身はイタリア人ではないが、東方の秘儀をイタリアの地に移植した

193:考える名無しさん
19/02/06 08:41:39.20 0.net
イタリアには、神秘思想の霊統が植え付けられた
後に、ルネサンス期のフィチーノやピコ・デッラ・ミランドーラにおいて、この霊統は復活する

194:考える名無しさん
19/02/06 08:43:28.24 0.net
アナクシマンドロス
ミレトスに住んでいたようで、タレス、アナクシメネスと共にミレトス学派(イオニア学派)の代表とされる。
自然哲学について考察し、タレスとともに最初の哲学者とされることが多い。
万物の根源(アルケー)が“無限なるもの”(アペイロン)であることを論じた。
彼が残した断片によれば「事物の起源は、限りのないものである。
事物がそこから生まれたものへと、その死も必然的に帰っていく。
なぜなら、事物はその不正の償いとして、時の秩序にしたがって、互いに正しい返報をするからである」と記されている。
つまり、有限なもの(ペレス)はこれより生じ、寒熱をもち、罪によって滅び無限なものに再び帰するとする。

195:考える名無しさん
19/02/06 08:44:21.77 0.net
穴串マンドロスは、「無限」という数学的な概念によって、万物の根源を解明しようとした

196:考える名無しさん
19/02/06 08:45:24.30 0.net
お気に入り知恵コレ
アナクシマンドロス・アナクシメネス・アナクサゴラスはどうして名前が似ているのですか?
--
この3人はイオニア学派の中心人物あるいはその系統を汲む人という共通点がありますが、名前も似ているのはなぜでしょうか?
ギリシャ語には「アナクサ(シ)-」という、なんらかの意味を持つ接頭語があるのでしょうか?

197:考える名無しさん
19/02/06 08:45:53.77 0.net
ギリシア語の anaks は「主人、師匠」の意味ですので、
・Anaks(i)-menes(menos「精神」)=天才
・Anaks-agoras(agoreio「広場で演説する」)=演説の達人
Anaks(i)-mandros の後ろは何でしょうね。「城壁都市 mandra」とも、「兄弟 andros」に m- が付いたとも言われているようですが、よく分かりません。

198:考える名無しさん
19/02/06 08:47:22.66 0.net
アナクシもしくはアナクサは、ドイツ語でいう「マイスター」に相当する
「マイスターエックハルト」みたいなものか
あるいは、「孔子、孟子、老子、荘子」における「子みたいなものかもしれない」

199:考える名無しさん
19/02/06 08:48:27.80 0.net
それにしても、穴が臭くて、マンからドロするというのは、語感がよろしくない

200:考える名無しさん
19/02/06 08:48:56.23 0.net
へぇ
このスレすごい
哲学板は滅茶苦茶なスレばかりなのに...

201:考える名無しさん
19/02/06 10:55:45.39 0.net
他のスレが酷すぎるんだな

202:考える名無しさん
19/02/06 11:02:52.20 0.net
ここも、最近は臭い穴の話が多い

203:考える名無しさん
19/02/06 11:40:31.45 0.net
アナクシは師匠、メネスは精神を意味するギリシャ語
アナクシメネスは、ドイツ語でいえば「マイスターガイスト」、英語でいえば「マスターオブスピリット」ってとこか
中国語だったら、「精子」かな、やっぱり

204:考える名無しさん
19/02/06 12:02:44.51 0.net
アナクシメネス(Anaximenes of Miletus、ギリシア語: Άναξιμένης、紀元前585年 - 紀元前525年)は、古代ギリシアの自然哲学者。
アナクシマンドロスの弟子で、アナクシマンドロス、タレスとともにイオニア学派の代表。ミレトス三哲人のひとりとされる。
万物の根源(アルケー)は空気(気息、pneuma)であるとした。
死人は呼吸をしないことから、息は生命そのものであると古代ギリシアでは考えられていた。
そこでアナクシメネスは、ちょうど息が生命を作るように、空気が世界を作るものと考えた。

205:考える名無しさん
19/02/06 12:03:23.86 0.net
空気は薄くなるにつれて熱くなり、最も薄くなると火となる。
逆に濃くなるにつれて冷たくなって水になり、更に濃くなると土や石になる、とした。
また、大地は大きな石の円盤で、木の葉が風に舞うように空気に乗って安定しているものとし、
太陽や月など宇宙のその他のものは、この大地円盤の土が希薄化することによって生じているものだ、とした。

206:考える名無しさん
19/02/06 12:04:59.36 0.net
なぜ、「空気」が万物の根源なのか。
「死人は息をしないから」という理由は面白い。
プネウマというのは、ギリシャ哲学では有名な用語の1つ。
「空気」だけど、「息」と訳されることも多い。

207:考える名無しさん
19/02/06 12:06:37.16 0.net
英語でいう「エアー」とはちょっと違う
「日本の社会では、なにごとも空気で決まる」
というようなときの「空気」は、エアーではなく、ニューマ

208:学術
19/02/06 12:38:17.38 0.net
エア ヨルダン ダーバン

209:学術
19/02/06 12:39:11.22 0.net
エアー バワイブス 嫁檄

210:考える名無しさん
19/02/06 17:18:13.07 0.net
>>208
エアージョーダン?

211:考える名無しさん
19/02/06 18:13:36.81 0.net
アナクシメネスの哲学の概要
その師であるアナクシマンドロスが、
現実の世界を超えた宇宙の原初の姿であり、その根本原理である、
万物の真の始原を求めるためには、
それは、
量において無限で、
質においても無規定な、
無限定のもの(ト・アペイロン)
に求められなければならない、
と考えたのに対して、
アナクシメネスは、
現実の世界の内に始原(アルケー、元となるもの)を求めるならば、
やはり、それは、何らかの規定されたもの(horismene、ホーリスメネー)でなければならないと考えました。
なぜならば、そもそも、現実に何の規定も受けていない、何ものでもないものは、
現実の世界の内では、もはや、存在ですらない、と考えたからです。
そして、アナクシメネスは、現実の世界の内に存在する具体的事物の中で、最も、始原として適しているものは何か?と考え、
それは、規定されたもの(ホーリスメネー)の中では、最も可変性が高く、量としても無限と思えるほどに膨大である、
空気(aer、アーエール)
だと考えました。
つまり、アナクシメネスは、万物の始原は、空気(アーエール)である、と考えたということです。

212:考える名無しさん
19/02/06 18:14:25.72 0.net
これを見る限りでは、やはり、アナクシメネスのいう「万物の根源、空気」というのは、英語でいう「エアー」だということになる

213:考える名無しさん
19/02/06 18:18:31.90 0.net
そして、彼は、空気は、温めると膨張して希薄化し、
反対に、冷やすと収縮して濃密化するという
空気の濃密化と希薄化の原理によって、世界全体の構造を説明しようと試み、
さらに、空気が温められて、もっと希薄化していくと、それが、火へと変化し、
反対に、空気が濃密化していくと、それが、水へと変化し、
さらに濃密化して圧縮されていくと、水から土へと変化していくと考えました。
つまり、アナクシメネスは、空気の濃密化と希薄化という、量的な変化が、
空気から火、あるいは、空気から水、そして土へ、という物質の
質的な変化をも、もたらしていると考え、
空気(アーエール)を中心として、
土と水と空気と火という物質の四つの様態が、
相互に循環するように変化していくことで、
世界が成り立っていると考えたのです。

214:考える名無しさん
19/02/06 22:36:22.29 0.net
アナクシメネスの場合、「空気」が万物の根源だといっても、その空気が薄くなったり濃くなったりすることによって、
火になったり、水になったり、土になったりするわけだから、その意味ではエンペドクレスに先んじて
「地水火風」の4元素説に到達していたとも言える。
でも、アナクシメネスにとって、空気はやはり特別だった。
それは、人間は、息(プネウマ)をしなければ死んでしまうからである。

215:考える名無しさん
19/02/07 01:02:44.45 0.net
語学板の者だけど自分用に年表作っているのでどうぞ。
URLリンク(2dat.net)

216:考える名無しさん
19/02/07 07:52:47.35 0.net
>>215
世界思想史年表?

217:考える名無しさん
19/02/07 07:54:34.71 0.net
アナクシメネスは、そうした空気の循環を
生命の原理としても捉え、
万物の始原である空気(アーエール)は、すなわち、
人間、そして生命の
息(pneuma、プネウマ)
でもある、と考えました。
アナクシメネスは、
生物の生命活動が、呼気と吸気という
息の循環によって営まれているように、
宇宙全体も一つの生命体であり、それは、
気息(プネウマ)の循環によって成り立っていると考える
生命論的宇宙観を展開していったのです。

218:考える名無しさん
19/02/07 07:58:44.93 0.net
ソクラテスの弟子はプラトンで、プラトンの弟子はアリストテレス
この師弟関係は有名だが、「最初の哲学者」と呼ばれるミレトス3人衆にも、師弟関係がある
タレスの弟子はアナクシマンドロス、アナクシマンドロスの弟子はアナクシメネスだ

219:考える名無しさん
19/02/07 07:59:37.46 0.net
アナクシマンドロスは、
万物の始原は、
ト・アペイロン(to apeiron、無限定のもの)であると考えました。
彼は、
万物の始原となるものは、
すべての存在がそこから生み出される
根源的な存在でなければならないが、
例えば、
水のような具体的な存在が、
万物の始原であるとすると、
水は、それとは正反対の性質をもった
火という存在を自分から生み出すことはできないので、
水は、火を含むすべての存在がそこから生み出されるような
根源的な存在ではありえない、という
矛盾が生じてしまう、
というように、
特定の性質をもった具体物は、
その具体物と正反対の性質をもった事物を、
自分自身からは生み出すことができないので、
万物の始原は、
特定の性質をもった具体的事物ではあり得ないと考えました。

220:考える名無しさん
19/02/07 08:00:46.37 0.net
したがって、
すべての存在がそこから生み出される
根源的存在としての万物の始原とは、
量において無限なもの、かつ、
質においても無規定であるもの、
すなわち、
ト・アペイロン(無限定のもの)
でなければならないと考えたのです。
そして、アナクシマンドロスは、
すべての存在は、
ト・アペイロンから分かれ出でるように生成して、
再び、ト・アペイロンへと還っていくと考え、
ト・アペイロンから生成した
具体的事物によって成立している、現実の世界は、
火と水、熱と冷、乾と湿
というような、
相反するもの(ta enantia、タ・エナンティア)
の対立と、
その勢力の拮抗によって形成されていると考えました。
そして、
昼と夜、夏と冬、雨季と乾季
といった時節が、
時の定めに従って、交代していくように、
相反するものの一方の勢力が強くなり、
その勢いが頂点を極めると、
今度は、その反動で、
それとは反対の勢力が強くなる時期が訪れるという
相反するもの(タ・エナンティア)の動的な均衡
によって、世界は成り立っていると考えたのです。

221:考える名無しさん
19/02/07 08:02:38.22 0.net
「相反するものの対立と、その動的な均衡」といったら、哲学マニアなら、ヘーゲルの弁証法を連想するところ
「ヘーゲルの弁証法の元ネタは、ヘラクレイトス」というのは、よく言われるところだが、ヘラクレイトスも、アナクシマンドロスからの影響を受けていたのだろう

222:考える名無しさん
19/02/07 13:31:25.69 0.net
ソクラテス前の哲学者(ソクラテスぜんのてつがくしゃ)は、ソクラテス前の初期ギリシア(紀元前6世紀から紀元前4世紀)の哲学者のことである。
しかしソクラテス前には「哲学」という概念はなく、彼らを哲学者と表記するには異議が多いため、しばしば独語を用いてフォアゾクラティカー (Vorsokratiker) ともいう。

223:考える名無しさん
19/02/07 13:32:05.79 0.net
代表的人物 編集
タレス
アナクシマンドロス
アナクシメネス
ピタゴラス
ヘラクレイトス
パルメニデス、クセノパネス、そしてその他エレア派の哲学者たち
レウキッポスとデモクリトス(原子論者)
プロタゴラスとソフィスト
デモクリトスとソフィストはソクラテスと同時代人であるが、慣例としてソクラテス以前の哲学者に含める。

224:考える名無しさん
19/02/07 14:06:01.85 0.net
エレアのゼノン(紀元前490年頃 - 紀元前430年頃)は、古代ギリシアの自然哲学者で、南イタリアの小都市エレアの人。ゼノンのパラドックスを唱えたことで有名。

225:考える名無しさん
19/02/07 18:15:16.89 0.net
ゼノンのパラドックス その1 飛ぶ矢
矢が飛んでいるとしよう。
この矢は,いつの時点でもその瞬間は止まっている。
いつの時点でもその瞬間は止まっているならば, いつも止まっているわけで, したがって,矢は止まっていて動かない。

226:考える名無しさん
19/02/07 18:16:44.46 0.net
ゼノンのパラドックス その2 アキレスと亀
アキレスと亀の競争を考える。
アキレスのスタート点より,亀のスタート点 は前方とする。
「よーい.ドン」で両者が同時にスタートしたとしよう。
このとき, アキレスが亀に追い抜こうとするならば, アキレスは, いま亀がいるところまで行かなければならない。
そうしたとしてもそのときは, 亀がもっと先に行ってるはずである。
アキレスは, 更にいま亀がいるところまで行かなければならない。これを限りなく続けても, 決してアキレスは亀に追いつくことができない。

227:考える名無しさん
19/02/07 22:16:45.99 0.net
このようにして、イオニア学派とイタリア学派という、2つの霊統が続いてきた。
もっとも、イタリアのほうは、イオニアからイタリアの植民市に移住したピタゴラスに始まる学派で、要するに哲学の本場はイオニアだった。
しかし、ここに、古代ギリシャ哲学の大本命が登場する。
花の都、アテナイだ。

228:考える名無しさん
19/02/07 22:24:50.50 0.net
アナクサゴラスの移住から、アテナイの哲学が始まった

229:考える名無しさん
19/02/07 22:49:10.49 0.net
コマネチ

230:215
19/02/08 00:42:54.98 0.net
>>216
詩・物語・小説を読む時にどういう時代だったかな?どういう常識世界だっけ?というのは重要なので、ローマから書き始めたが、すぐさまギリシャで哲学っぽくなり、地理的バランスをとるためにインド・中国を加えたらこうなってしまった。
まぁせっかく書いたのでどこか貼るのに良いスレないかなと思ってここに。

231:考える名無しさん
19/02/08 06:58:54.19 0.net
>>230
古代の比重が極端に高いな?

232:考える名無しさん
19/02/08 07:09:19.27 0.net
プロタゴラス(古代ギリシア語: Πρωταγόρας、Protagoras、紀元前490年ころ - 紀元前420年ころ)は、古代ギリシアの哲学者、ソフィストの一人である。
70歳まで生きたとされ、後半40年間は、みずから「徳の教師」を名乗り、ギリシャ各地を遍歴した。アテナイにはしばしば滞在した。

233:考える名無しさん
19/02/08 07:10:23.05 0.net
「人間は万物の尺度である」という言葉で知られ、認識の相対性を主張する相対主義を唱えた人物の一人で、絶対的な知識、道徳、価値の存在を否定した。
人間それぞれが尺度であるから、相反する言論が成り立つとする。
物事が真実「何であるか」ということよりも、「何かのように思われる」ということが重視され、
そのため、他人を説得し状況を自己に有利なように展開する方法が正当化されることで、
弱論強弁の説得技術としての弁論術の始祖とされる。

234:学術
19/02/08 08:21:58.41 0.net
競馬で馬が馬をさせるかという問題にも帰結する。

235:考える名無しさん
19/02/08 09:56:48.21 0.net
           ,. - ── - 、
             /    ,       `ヽ.
            /〃//,. ,ィl/|l ト、 !、 、  ヽ
          ー'´| | l |1 | !l. l| ! | l.|ヽ ! !、 ',   おじちゃんたち
             YレV!ヒエ「! |l.「_ト!Ll」| l l  l   どうしてはたらかないの?
           ! lハイJ |  ´|_jヽ. リ,! ! l. l |
             |l |l.} ー ,   L _,ハl.lトl l. | l まいにち いるね
             |l ilト、   n  ''  ,1l|ィ| |l l |
           _ 二,ニ^tュ--ェ_t1」l.|l !リ|_lノ
       r7´   f r┐| 〔/ミヽ>,-、 ̄´
       Y       ー个‐'t  ハ-、_'ゝ、
        ヽ ._・ rく ̄ヽト-'丿  ヽ l
        / (・__,)ゝi┬'´ハ`     '`|
          |ヽ, イ   ノ┴くヽヽ、    /
        `´ ゝ┬ヘ`ヽ   |  `ー‐1
           ゝノ-‐^ー'一''丶  ヽ ヽ
           ト、_       `ーァ'¨不ヽ
            | | 「 ̄「 ̄l ̄ト、,イトヒi′
             l l. l   l  !  !└' l |
             └ L 」_,|__l_l.__L.l′
             |   |  |   |
              l   l   !   !
                l   l.   l   l
            ト--┤   !--‐1
              f‐t央j.   ト央ァヘ
              |  甘l、  / 甘  |
             l  ,.-‐ヽ レ'⌒ヽ/
            `く.__ ノ ゝ--‐′

236:考える名無しさん
19/02/08 10:19:12.81 0.net
人間は万物の尺度
何が正しいかは、人それぞれの住む世界によって異なっている

237:考える名無しさん
19/02/08 10:31:43.60 0.net
人は皆、それぞれの仮想世界の住人
数学者にとって、世界は数学でできているが、言語学者にとっては、世界は言語でできている

238:考える名無しさん
19/02/08 12:08:33.24 0.net
アナクシメネスにとっては、世界は空気でできていた

239:考える名無しさん
19/02/08 13:06:58.39 0.net
>>231
英国作品を読んだ後、古代ローマに移ってきた。
まず最初に、ラテンはウェルギリウス、ギリシャはホメーロスか。ふむふむ。
ところで、どういう時代だっけ?時間軸に沿って整理しよう思ったら、古代ギリシャが濃すぎた。
ギリシャを薄くするためにインド・中国も追加したら、古代でお腹いっぱいになった。

240:考える名無しさん
19/02/08 19:37:21.00 0.net
サッフォーは女性で、プラトンは男性だけど、両方とも同性愛者で有名

241:考える名無しさん
19/02/08 19:41:06.01 0.net
ソクラテスは、ソフィストとの論争を通じて、新たな哲学を確立した

242:考える名無しさん
19/02/08 19:41:44.78 0.net
今日のソクラテスがあるのは、プロタゴラスのおかげ
今日のといっても、だいぶ昔の人だが

243:考える名無しさん
19/02/08 19:42:48.51 0.net
スレが立って1年以上が過ぎた
ようやく、哲学史の華・ソクラテスに入れる

244:考える名無しさん
19/02/08 19:43:29.05 0.net
ここまでは序章にすぎない

245:考える名無しさん
19/02/08 19:49:10.66 0.net
ソクラテスのいない西洋哲学など、孔子のいない儒教みたいなものだ

246:考える名無しさん
19/02/08 22:29:03.34 0.net
サティサタン

247:考える名無しさん
19/02/09 01:26:46.27 0.net
                             ______
                           x≦:‐:v==v:‐:≧:x、
                            ,ィ:※:※:i{{夾}}i:※:※:.ヽ、
                        厶:ィ^¨¨´ `¨¨´ `¨¨^ヾ: :}}ヽ
                          /^¨´           `¨^;ハ
                        ___ '      '     イ       ';ハ
                       |匚.,        {   / } } }  }   }、i|
                 〃 ̄{    { {_厶ィ゙  `ァー- 」 _/  ハ 》
                 {{ /∧ {  _V{_ヽ {\ハ/ノj/}_/  仏イ{
                        {_{ )ヘ.  `{弋苡^   ^苡ア / 八 j」、
                    / 个ー-ゝ ::::  _'_  :::: イ  [:{   丶
         \ー-ミミ丶、  /  _ム / i ハ、  ( ̄)   イ   「   {   \
          ゝ‐-ミ : : : :ヽ: `'< ///⌒ヽ`ヽ≧. ニ ≦ 八   |   {     \
       ⌒ ーz: : : : : : : : : : : :`/   \V^ ‐-   -‐ /¨^:.、├ ミ八     >'": : : : :ノ
          ⌒フ : : : : _: ニ=-‐/ _ ,.-‐、ソ       /     \ ',_ =-‐: : : : : : : : : <
          _彡 '"´  _,....: ´       :..              ヽ}: : : : : : : : : : : : : : く⌒ヽ
       ー-=ニ _   ,fツ::::::        :...           {     ;=‐-  : :_: : : : : :z‐-ミ
            /   ;::::::::.. '         }/        、   ∧    \ `ヽ「 ̄`ヽ
           /   .イ゙゙              ,.:           、 ;  }\     \八    ヽ
        , '    / {           .'        ...:::::::. V'! j   \     ヽ`丶.  |
      .    /   ハ           イ         ::::::fツ:: } |       \  ハ   \|

248:考える名無しさん
19/02/09 06:49:31.89 0.net
関連
母が逝ったら僕も逝く(50歳・毒)
スレリンク(single板)

249:学術
19/02/09 08:23:49.65 0.net
ソクラテスが女性だとするとそれを男多しの紅一点で浮かせたり、連続で男が
挑まないような気配り編纂が大事です。

250:考える名無しさん
19/02/09 08:46:49.80 0.net
ソクラテス(紀元前469年頃 - 紀元前399年4月27日)は、古代ギリシアの哲学者である。長母音を発音するならソークラテース。妻は、悪妻として知られる、クサンティッペ。

251:考える名無しさん
19/02/09 19:18:31.65 0.net
プロタゴラスは、何もかも相対化してしまった
もはや、絶対不変の真理など、存在しなかった
あるのは、一人一人の個人的な価値観だけだった

252:考える名無しさん
19/02/09 19:19:03.95 0.net
そこに登場したのが、ソクラテスだった

253:考える名無しさん
19/02/09 19:21:03.92 0.net
「アベは優れた政治家だ」という人もいれば、「アベはバカだ」という人もいる
このように、人によって考え方は大きく異なる
いったい、何が真理なのか?

254:考える名無しさん
19/02/09 19:25:50.37 0.net
ソクラテスの無知の知って、それを知ってる私が最もお利口さんだと
ドヤりたかった訳じゃない

255:考える名無しさん
19/02/09 19:25:55.22 0.net
ギリシャは、島が多い複雑な地形
島の数だけ、真理があった
そこに登場したのがソクラテスだった

256:考える名無しさん
19/02/09 19:27:21.43 0.net
>>254
ソクラテスは、「私が最もお利口さんだ」と言ったわけではない
「皆さんは、私よりもさらにバカなのだ」と言っただけだ

257:考える名無しさん
19/02/09 19:40:59.26 0.net
いや、偉いとかバカとかそういうことじゃなくて無知の知ってのは単なる問答法の導入だよ

258:考える名無しさん
19/02/09 19:50:42.21 0.net
どこぞのロースクールはソクラテスメソッドを導入して
うまく行ったかと思いきや、司法試験の結果がダメで
見直したとか見直さなかったとか。

259:考える名無しさん
19/02/09 20:12:15.08 0.net
問答法が即、司法試験に役立つと言うもんじゃないと思うが
対話の中から知識を吸収して止揚してもみる、言ってみれば学問の興味や関心について
学ぶための基礎のようなものだろう

260:考える名無しさん
19/02/09 20:16:02.57 0.net
問答法は学問の導入にはいいかもね。
議論することで新たな視点が得られることもあるから。

261:考える名無しさん
19/02/09 23:38:38.71 0.net
現代の右翼と左翼の論争は、まったくカミ合わなくなっている
お互いにテーゼとアンチテーゼをぶつけ合うだけで平行線
これは日本だけでなく、世界的な傾向

262:考える名無しさん
19/02/10 10:32:12.17 0.net
長母音に長音符を使わない風潮はなんとかならんかな。
明治~昭和の頃なら資料が無くて、分からないから付けなかったんだろうけど。
タレースかターレスかで全然違う。

263:考える名無しさん
19/02/10 18:54:13.73 0.net
いちいち「ソークラテース」と書くのは面倒

264:考える名無しさん
19/02/10 18:56:37.33 0.net
弟子のカイレフォンがアポロン神託所にて、巫女に「ソクラテス以上の賢者はあるか」と尋ねたところ、
「ソクラテス以上の賢者は一人もない」と答えたため、自分が賢明ではないと自覚していたソクラテスは驚き、それが何を意味するのか自問。
その神託の反証を試みようと考え、世間で評判の賢者たちに会って、彼らが自分より賢明であることを明らかにしようとした。

265:考える名無しさん
19/02/10 19:06:25.27 0.net
デルフォイの神託により、最高の賢者というお墨付きを得たソクラテスは、すっかり自信をつけてソフィストたちとの論争に乗り出した

266:考える名無しさん
19/02/10 19:08:18.69 0.net
しかしわたしは、自分一人になったとき、こう考えた。この人間より、わたしは知恵がある。
なぜなら、この男もわたしも、おそらく善美のことがらは、何も知らないらしいけれでも、この男は、知らないのに、何か知っているように思っているが、わたしは、知らないから、そのとおりに、また知らないと思っている。
だから、つまりこのちょっとしたことで、わたしの方が知恵のあることになるらしい。
つまりわたしは、知らないことは、知らないと思う。ただそれだけのことで、まさっているらしいのです。
<プラトン/田中美知太郎訳『ソクラテスの弁明ほか』1968 新潮文庫 p.21-22>

267:考える名無しさん
19/02/10 19:09:58.32 0.net
ここで大切なのは、ソクラテスが「知らないと思っている」という慎重な言い方をしていて、日本で流布する「無知の知」(無知を知っている)といった表現は用いていない点である。
ソクラテスはそんな特別な知者として、人類の「教師」などと崇められる人物ではなく―彼は自分が「教師」であることをくりかえし否定している
―あくまで人間が知恵という点でどのように謙虚であるあるべきか、を代表して示している。
そこで初めて、哲学が始まるからである。
<プラトン/納富信留訳『ソクラテスの弁明』2012 光文社古典文庫 解説 p.129-130>

268:考える名無しさん
19/02/10 19:12:11.90 0.net
・・・ということだ。
ソクラテスといえば、「無知の知」だけど、ソクラテス自身は、「私は自分が無知であることを知っている」というような言い方はしていない。
「知らないことは、知らない」と言ってただけ。

269:考える名無しさん
19/02/10 19:17:56.12 0.net
つまり、ソクラテスが言ってたのは、「知らないことは、正直に知らないと言おう」という程度の話であって、
「私は、自分が無知であると知っている」というような、大仰な話ではなかった
そもそも、無知であることを「知っている」という時点で、無知ではないのだから、この言葉は論理的に矛盾している

270:考える名無しさん
19/02/10 19:21:31.43 0.net
ソクラテスは、ソフィストたちを、「詭弁を弄する論争家」として激しく批判した。
しかし、周囲から見れば、ソクラテスも、詭弁を弄してソフィストと論争しているように見えた

271:学術
19/02/10 19:33:29.39 0.net
知らないと知っていることは謙虚だよなあ。

272:考える名無しさん
19/02/10 22:14:22.74 0.net
>>269
もともと無知の知は、対話篇を読めば分かるように問答法やる場合に
前提とすべき心的態度であって
哲学を通して辿り着いた心の境地でもなければ知ってる知らないを
ドヤる目的の為のものでもない

273:考える名無しさん
19/02/11 11:36:48.19 0.net
哲学用語が、世間の一般人に広まると、たいてい意味が微妙に変わる

274:考える名無しさん
19/02/11 11:44:00.68 0.net
父は彫刻家ないし石工のソプロニスコス、母は助産婦のパイナレテとされる。アテナイに生まれ、生涯のほとんどをアテナイに暮らした。
彼はペロポネソス戦争において、アテナイの植民地における反乱鎮圧としてのポテイダイア攻囲戦、ボイオティア連邦との大会戦デリオンの戦いで重装歩兵として従軍した
(アルキビアデスは騎兵として参加、当時の回想が『饗宴』に書かれている)。
青年期には自然科学に興味を持ったとの説もあるが、晩年は倫理や徳を追求する哲学者としての生活に専念した。

275:考える名無しさん
19/02/11 11:45:30.37 0.net
ソクラテスは、もともと戦場で暴れるのが取り柄の、荒くれ男だった
学者のようなインテリタイプではなかった

276:考える名無しさん
19/02/11 12:25:57.47 0.net
「無知の知」が重要なのは,メタレベルの知を主題化したことにあるんだろう.
ソクラテスによって狭い意味での哲学が始まったというのはその点にある.

277:考える名無しさん
19/02/11 13:48:53.32 0.net
ソフィストらの相対主義に対してソクラテスはそうした個別的な感受性とは別次元に
普遍的なものがあるということから哲学が始まったんじゃないか

278:考える名無しさん
19/02/11 21:48:58.36 0.net
>>274
アルキビアデスw
悪いやつだけどこいつにはほんと親近感湧くわぁ

279:考える名無しさん
19/02/11 22:05:42.46 0.net
たまやーーーーー

280:考える名無しさん
19/02/11 22:18:23.06 0.net
かぎやーーーー

281:考える名無しさん
19/02/11 22:19:34.41 0.net
近・現代ギリシャが著名な哲学者/哲学研究者を輩出することがなかったのはなぜ?
現代ギリシャ語を母語とすることは、古典ギリシャ語を読むのにも圧倒的に有利な
はずだけど。

282:考える名無しさん
19/02/11 22:38:42.55 0.net
>>281
そもそも、ギリシャは15世紀から1829年までオスマン帝国の領土であり、国家としては存在しなかった
オスマン帝国はイスラム文明圏であり、イスラム圏の哲学はなぜか中世の後期から活力を失った

283:考える名無しさん
19/02/11 22:56:00.43 0.net
ギリシャは、歴史から消えていた時期が長すぎた

284:考える名無しさん
19/02/11 23:12:30.50 0.net
オスマン帝国の前はビザンチン帝国だったが、ここはユスティニアヌス大帝がギリシャ哲学を弾圧したため、哲学の中心がイスラム圏に移ってしまった
その後はコンスタンティノープルを中心に哲学研究が行われ、それなりの存在感はあったのだが

285:考える名無しさん
19/02/12 13:42:18.72 0.net
西欧で一番長く読み継がれている古典は実はアエネーイス
これマメな

286:考える名無しさん
19/02/12 16:34:33.90 0.net
「神曲」の中で、あの世(地獄、煉獄、天国)を巡るダンテを道案内するのは、古代ローマの詩人であるウェルギリウスです。
彼は、「辺獄」と呼ばれる地獄(といっても、罰も呵責も無く無為な時間を過ごすだけですが)にいましたが、ベアトリーチェに頼まれてダンテを案内しました。
でも、考えてみればダンテが尊敬しているのはウェルギリウスのはずです。
なぜ、ダンテはその人物さえも地獄に落としてしまったのでしょう。
答えは、ずばり以下のものです。
「キリスト教が出来る前に生まれたから」
「そんな理不尽な話があるか。お釈迦様でも地獄に送れるぞ」と言われそうですが、本当のことです。
ダンテの地獄では、キリスト教の洗礼を受けていない人物はノートレランスで地獄行きなのです。
「尊敬している人物だから」という例外は、全く通用しません。

287:考える名無しさん
19/02/12 16:47:06.05 0.net
デモクリトス
ソクラテスよりも後に生まれた人物だが慣例でソクラテス以前の哲学者に含まれる

288:考える名無しさん
19/02/12 16:48:12.57 0.net
トラキア地方のアブデラ(Abdera)の人。レウキッポスを師として原子論を確立した。
アナクサゴラスの弟子でもあり、ペルシアの僧侶やエジプトの神官に学び、エチオピアやインドにも旅行したと伝えられる。
財産を使いはたして故郷の兄弟に扶養されたが、その著作の公開朗読により100タレントの贈与を受け、国費で葬られたという。
哲学のほか数学・天文学・音楽・詩学・倫理学・生物学などに通じ、その博識のために〈知恵 Sophia〉と呼ばれた。
またおそらくはその快活な気性のために、〈笑う人 Gelasinos〉とも称された。

289:考える名無しさん
19/02/12 16:52:10.53 0.net
ソクラテスまで来たら、次はプラトンやアリストテレスに行くところけど、必ずしも順番通りにやらなくてもいいだろう
個人的にはデモクリトスのほうが凄い哲学者に思える

290:考える名無しさん
19/02/12 16:55:50.05 0.net
〈原子〉は不生・不滅・無性質・分割不可能な無数の物質単位であって、たえず運動し、その存在と運動の場所として〈空虚〉が前提とされる。
無限の〈空虚〉の中では上も下もない。形・大きさ・配列・姿勢の違うこれら無数の原子の結合や分離の仕方によって、すべての感覚でとらえられる性質や生滅の現象が生じる。
また魂と火(熱)とを同一視し、原子は無数あるが、あらゆるものに浸透して他を動かす「球形のものが火であり、魂である」とした。
デモクリトスは世界の起源については語らなかったが、「いかなることも偶然によって起こりえない」と述べた。

291:考える名無しさん
19/02/12 16:58:41.82 0.net
物質の根元についての学説は、アリストテレスが完成させた四大元素が優勢であり、原子論は長らく顧みられる事は無かった。
後にジョン・ドルトンやアントワーヌ・ラヴォアジエによって原子論が優勢となり四大元素説は放棄された。
もっともドルトンやラヴォアジエ以降の原子論は、デモクリトスの説と全く同一という訳ではない。
「原子」と「空虚」が存在するという意味において、デモクリトスの原子論は現代の原子論とも共通するとされる。

292:考える名無しさん
19/02/12 17:02:32.47 0.net
現代人から見ると、かなりオカルトっぽくて怪しい、アリストテレスの四元素説
なぜか、これがスタンダードになり、遥かに科学的で合理的なデモクリトスの原子論が埋もれた

293:考える名無しさん
19/02/12 18:28:27.11 0.net
紀元前420年頃、デモクリトス(Democritus)は、原子が「破壊も分割も出来ない物質最小の粒子」という考えを示しました。
それから2200年後に、ドルトン(John Dalton)は、それまでに知られていた事実と、いくつかの実験結果から、
異なる形をした全ての物質を原子の存在によって説明しようとし、結果デモクリトスの原子説に具体的な意味をもたせ、
古代ギリシャ時代以来の最も大きな化学への貢献となりました。
これがドルトンの原子説と呼ばれるものです。
しかし、それから100年もしないうちに、原子はさらにいくつかの小さな粒子からなるという説が受け入れられる事になります。
 

294:考える名無しさん
19/02/12 18:32:49.82 0.net
ドルトンの原子論から、すでに200年がすぎた
ハイゼンベルクやシュレーディンガーたちによる量子論の発見からは、100年ほどがすぎている

295:考える名無しさん
19/02/12 23:10:47.16 0.net
19世紀初頭のドルトン登場まで、原子論といえばデモクリトスだった

296:考える名無しさん
19/02/12 23:12:56.97 0.net
デカルトやジョン・ロックの時代には、「粒子仮説」が流行していた。
ロックは、そこから大きな影響を受けていた。
それは、デモクリトスの原子論の復刻だった。
17世紀になっても、まだデモクリトスはそれくらい斬新だった。

297:考える名無しさん
19/02/12 23:43:46.23 0.net
ソクラテス以前のスレと同時に書き込んでるの?

298:考える名無しさん
19/02/13 07:26:50.20 0.net
>>297
このスレではソクラテス以前の話が終わりなので、別スレを立てた

299:考える名無しさん
19/02/13 07:39:36.52 0.net
プラトンの思想は西洋哲学の主要な源流であり、哲学者ホワイトヘッドは「西洋哲学の歴史とはプラトンへの膨大な注釈である」という趣旨のことを述べた。
『ソクラテスの弁明』や『国家』等の著作で知られる。現存する著作の大半は対話篇という形式を取っており、一部の例外を除けば、プラトンの師であるソクラテスを主要な語り手とする。
青年期はアテナイを代表するレスラーとしても活躍し、イストミア大祭に出場した他、プラトンという名前そのものがレスリングの師から付けられた仇名であると言われている。

300:考える名無しさん
19/02/13 12:29:02.14 0.net
プラトンの「洞窟の比喩」とは、こんな感じです。
多くの囚人たちが、壁に縛り付けられています。
そしてその壁の上に松明があって、監視者が松明の前にモノを色々かざしている。
その光によって、モノの影絵が囚人の見ている方向に投影される。
囚人たちは動けないから、影絵しか見えません。
つまり囚人にとって、影絵が世界の全てなのです。
しかしほんとうの世界の姿=真理は、洞窟の外にある。
つまり太陽です。
囚人は、影絵しかない洞窟という先入観から抜け出して、
本当の外の世界、すなわち太陽を仰がなければならない。
この比喩を通してプラトンが伝えたかったのは、イデア界の存在です。
最初にイデア界(真理の太陽)の世界があって、
それがさまざまに具現しているのが現実界(影絵)なのだと言っているのです。

301:考える名無しさん
19/02/13 12:33:37.95 0.net
プラトンは、この世を「影絵」と言った。
現代なら、「映画」ということになるだろう。
最近の物理学者の理論では、「この宇宙は、投影されたホログラムの立体映像」と言われている。
デモクリトスの原子論と並んで、古代ギリシャ哲学が、現代科学と奇妙に符合してきた一例だ。

302:考える名無しさん
19/02/13 23:55:52.58 0.net
プラトンの言ってることを、現代風に言えば、「この世は仮想現実である」ということになる
ホワイトヘッドによれば、「哲学は、プラトンに対する膨大な注釈である」
つまり、哲学とは、「この世は仮想現実である」というのを、すべてのタタキ台にして行われてきた議論なのだ

303:考える名無しさん
19/02/14 00:03:43.44 0.net
それを認識論っていうんだよ
覚えておいて
小学生が読むソフィーの世界の内容だ

304:考える名無しさん
19/02/14 05:56:55.87 0.net
?認識論
○観念論

305:考える名無しさん
19/02/14 22:35:45.75 0.net
プラトンの言ってたことを端的に要約すれば、
「この世は仮想現実だ。どこかに本当の世界がある」
ということになる

306:考える名無しさん
19/02/14 22:36:58.08 0.net
これをどう解釈するかが、西洋哲学の原動力になってきたと言っていい
後に、ニーチェはこれを「ニヒリズム」であるとして強く批判した

307:考える名無しさん
19/02/15 19:26:31.60 0.net
なんでもニヒリズムだからなアイツ
宗教も、道徳も、法律も、親切も、全部ニヒリズムで
功名心と自己中だけが人間的

308:考える名無しさん
19/02/15 22:11:05.08 0.net
プラトンに言わせれば、この世は映画だ
どこかで映写機が回っている

309:考える名無しさん
19/02/16 15:18:31.25 0.net
こんな仮想現実とのお付き合いはホドホドにしておき、人間は真実在を探求するべきだ

310:考える名無しさん
19/02/16 15:58:25.46 0.net
どういうことだいノリスケくーん?

311:考える名無しさん
19/02/16 16:28:02.29 0.net
>>308
それ単なる比喩だよね
面白い発想止まりじゃね

312:考える名無しさん
19/02/16 18:55:35.82 0.net
プラトンはイデアについて三角形を用いた解説を試みてるが
三角形ってのは人間がそう定義してはじめて三角形として認識されるのであって
人間の魂と同様に三角形のイデアが元々存在しているってのは変だよな
まず、三角形を人が定義し様々な実在物にその近似を発見してるだけで
三角形のイデアが元々存在する訳ではないだろう

313:考える名無しさん
19/02/16 19:00:50.77 0.net
まあプラトンは当時としては賢かっただけだからね
全てにおいて無理がある

314:考える名無しさん
19/02/16 21:10:45.23 0.net
三角形の定義に使われる諸概念のイデアが存在するのでは?

315:考える名無しさん
19/02/16 21:20:50.93 0.net
でさ、そのイデアって言葉が指しているものってなんなん
存在ってどういう状態を存在って言葉で表現しているん

316:考える名無しさん
19/02/16 21:30:19.49 0.net
イデアは普遍を体現する個物じゃなくて普遍そのものが存在するという話だろう。
存在概念は個物の存在と類比的に考えればいい。

317:考える名無しさん
19/02/16 21:35:09.62 0.net
>>314
そういうことなら例えに三角形を用いるのは不適切じゃないか
モノを認識するとき仮想界にそれを構成する幾何学的概念のようなものだけが
存在するということなら馬なら馬のイデアがあると言うことは
言えないだろう
なにか分からないけどある人々はそれを馬と名付けることにした
しかし、似たような生き物全てを馬とカテゴライズするのにイデアが必要だと
いうのには無理がある

318:考える名無しさん
19/02/16 21:42:41.82 0.net
> モノを認識するとき仮想界にそれを構成する幾何学的概念のようなものだけが
> 存在するということなら馬なら馬のイデアがあると言うことは
> 言えないだろう
馬を認識する時に仮想界に馬を構成する概念があって
それが馬のイデアと考えればよいのでは。
> しかし、似たような生き物全てを馬とカテゴライズするのにイデアが必要だと
> いうのには無理がある
馬と牛は四本足でいろいろ似ているけど同じ動物ではない。
類似性だけでカテゴライズするのには無理があるのでは。

319:考える名無しさん
19/02/16 21:52:23.13 0.net
>>318
四足だけでなくて、顔貌や蹄の形状など類似を積み重ねるだけでも
十分馬をカテゴライズできてると思うけどな
しかも、似たようなものを馬の仲間と認めているのは馬という分類を
人が作り出した結果だから、ある民族にとって四足のものは全て馬と表現しても
構わないわけだ。逆に、同じ馬の種類でも場合によっては
さらに複雑な分類だって有り得る訳で。

320:学術
19/02/17 07:31:26.75 0.net
何かを分析したり思考したりすることは大事だろうか。世界はありのままで生成していて、
さらの感情で関わることに哲学は邪魔になる。頭の洞察とて
フィクショナルで邪魔になりはしないか。

321:考える名無しさん
19/02/17 08:24:28.79 0.net
んじゃ辞めろよ

322:考える名無しさん
19/02/17 20:59:34.00 0.net
>>285
ラテン語の授業の教材だっけ

323:考える名無しさん
19/02/18 03:22:17.41 0.net
サティの来世は牛丼

324:考える名無しさん
19/02/18 16:30:31.37 0.net
>>312
この世の物質世界の三角形は、必ずどこかが歪んでいる
完全な三角形とは、人間の意識の中にある観念
デカルト以降の近代哲学では、「イデア」といえば、「観念」を意味するようになった

325:考える名無しさん
19/02/18 16:46:34.06 0.net
>>319
それはプラトンのイデアではない
生物の分類は、アリストテレスの専門分野
この場合、「馬」とか「牛」というのは、人がつけた「名前」であり、アリストテレスに由来する唯名論
プラトン主義とは、むしろ対立する流派

326:考える名無しさん
19/02/18 22:10:39.98 0.net
>>324
仮想界にあるのは、現象から経験を差し引いたものだから時間と空間だけが残る
それを三角形のイデアが最初からあるなどと説明するからおかしくなる
>>325
アリストテレスはプラトンの解釈に違和感を感じたからイデアが存在しなくても
概念は持てると考えたんだろう
仮想界にそのものが存在しないとあるものと別のものとの区別もつかない訳はないと

327:考える名無しさん
19/02/18 22:14:55.14 0.net
>>324
必ずどこかが歪んでいるという証拠はないよ

328:考える名無しさん
19/02/18 22:49:45.63 0.net
>>326
>仮想界にあるのは、現象から経験を差し引いたものだから時間と空間だけが残る
カント的にはそうなるな
でも、カントより昔のデカルトは、「不完全な私に、完全なる神という観念が、生まれつき備わっている。これこそ、神が存在する証拠なのである」と主張した
それに対して、「いや、生まれつき備わっている観念など無い。人間は白紙の状態で生まれてくるのである」と、ジョン・ロックは反論した
現代人にとっては、観念とは、人間の脳内現象にすぎないかもしれないが、昔はそうではなかった

329:考える名無しさん
19/02/19 20:03:16.62 0.net
三角形のイデア
鉛筆で三角形を書いたとします。
しかし、それは本当に三角形なのでしょうか。
よくよく角を拡大して見ると、本当に角になってはいません。
線も曲がっているかもしれません。
これでは、本当の三角形は存在しないといえるのではないでしょうか。
実際にも、本当に原子レベルでみれば、この物質世界には本当の三角形は存在しないといえます。
私たちは本当の三角形はどういうものか知っている
しかしプラトンは、実際に世界には本当の三角形は存在しないかもしれないけれど「本当の三角形」「完璧な三角形」は存在しないと言い切ってしまっていいのか?と考えました。
つまり、
わたしたちは「本当の三角形」を見たことはないけれど「本当の三角形」はどういうものかを知っているではないか
ということです。
「本当の三角形」を知っているからこそ、よくよく見たら鉛筆で書いた三角形は「本当の三角形」ではないということがいえるのです。


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