ルドルフ・シュタイナーと人智学14at PHILO
ルドルフ・シュタイナーと人智学14 - 暇つぶし2ch992:考える名無しさん
17/11/16 03:22:00.62 0.net
>>962
日本では世間圧は大きな力を持つ。日本の政治では、法案を通すためになぜこれほどの根回
しをするのか、という不思議がある。与党内、官僚、関係団体、そして論敵の野党とも合議
を繰り返す。簡単に国会で多数だから、採決すればいいと言うものではない。特に野党との
合議を繰り返す理由の一つが、世間との調整の意味がある。できるだけ合議を目指して討議
する姿勢がなければ、世間から独断的と批判され、たとえ採決で法案が通っても、信用を失
う。信用を失うと、次の選挙が困難になる。世間はその法案の内容そのもの以上に合議を目
指し努力する真摯な姿勢を見ている。逆に言えば、与党に真摯な姿勢が見えないと世間にア
ピールすることが野党の重要な政治手法となる。
日本で、世界的に珍しい自民党一党の政権が続いて、偏った人々に優位で、国民全体の利害
調整はできるのか、という不思議がある。西洋ではそのために頻繁に政権政党が変わる。そ
の一つの理由が強い世間圧にある。そして自民党は、官僚、関係団体との関係が深いととも
に、世間圧た敏感だ。それが長く政権を続ける理由の一つだろう。一時期政権を担った民主
党政権は、自民党の合議的な運営を嫌い、上層部のトップダウンで方針を決定し、官僚、関
係団体との調整を重視しなかったと言われる。そして世間圧という右派的な空気をもまず
に、合理的と思われる判断で進めた。その嫌な記憶は今も世間の中に残っているのでないだ
ろうか。


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