17/11/12 18:20:12.63 0.net
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の映画「メッセージ」を観た
優れて同時代的な作品であると同時に、人智学的な作品だとも思った
シュタイナーは時間は未来から過去に流れていると言っていて、
これがいまいちピンと来ていなかった
それは決定論なのか?
もちろん人間の自由に何よりも重きを置く人智学は、決定論とは相容れない。
しかしシュタイナーは同時に、これ以上ないほど未来を見通してもいる
そういう相克に対する答えを、この作品は提示していたように思った
時間は未来から過去へも流れているものだが、
その未来を受けとっての選択は、今を生きる人間にある、と。
何よりも重要なことは、未来を受け取り、そして選択をする、ということ。
その重要さは、全ての人智学徒が実感しているものだろう
原作者のテッド・チャンは人智学にも通じているのだろうか?
12というの数は目配せにも思えるが、エンデほどあからさまではないので、
それははっきりとは分からない