17/09/05 10:44:32.89 0.net
数量の計算は、たとえそれが通貨に関するものであれ、日常言語とのつながり
を失うなら意味を失い、意味と切り離された数学的な操作によって得られた
結果に再び日常言語で意味を与えようするなら、しばしば、ナンセンスな解釈
に陥らざるを得ないのです。
例えば、世帯内の家事労働が、市場における同等のサービスと比較して評価
した場合、いくらの賃金に相当するとか、世帯に縛られている労働力が市場
に参加するなら、GDPがどれだけ増加するかといった計算が行われ、その
ような計算に基づいた「経済論評」が行われたりする。ところが、そのような
計算の手続きが意味と切り離されるなら、結果の数量の解釈は、まったく
ナンセンスなものとなる。