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>>858、>>856
創世神話の外在と内在
[外在] 天地(=世界、宇宙)を創る神
[内在] 天地から成る神、天地に成る神
“1:1 初めに、神は天地を創造された。
1:2 地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。
1:3 神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。
1:4 神は光を見て、良しとされた。神は光と闇を分け、
1:5 光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。
1:16 神は二つの大きな光る物と星を造り、大きな方に昼を治めさせ、小さな方に夜を治めさせられた。”
― 旧約 「創世記」 1:1-5、16
“天と地とが初めて分かれた開闢の時に、高天原に成り出でた神の名は、
天之御中主神(アメノナカヌシノカミ)、次にタカミムスヒノ神、次にカムムスヒノ神である。
この三柱の神は、皆単独の神として成り出でた神で、姿形を現されなかった。
次に国土がまだ若くて固まらず、水に浮いている脂のような状態で、水母のように漂っているとき、
葦の芽が泥沼の中から萌え出るように、萌えあがる力がやがて神と成ったのが、
ウマシアシカビヒコヂノ神であり、次にアメノトコタチノ神である。”
― 『古事記(上)』 「天地の初め」 次田真幸、講談社学術文庫 (1977)