19/05/12 12:29:57.55 0.net
暴力主義で最強を目指すという哲学者もいるかもしれない。
机上の空論と呼ばれても、理想主義を追求する哲学者もいるかもしれない。
しかし、ぼくは、哲学者すべてが宇宙的救済を目的とすることには、不安を感じる。
哲学の目的は、もっと多様であるべきだ。そして、志だけを高く掲げるのではなく、
目的の実現のために策を練らなければならない。
ぼくは、暴力主義でも、理想主義でもない、第三の道、現実主義を訴えたい。
科学によって、事実の確認をくり返して積み重ねる現実主義こそ、現代における哲学だと思う。
哲学を読んで感動したというだけではダメなのだ。あくまでも、物質的な実利を得るために作戦を練らねばならない。
明治の哲学者である大西祝はいった。「天地の間のすべてを物質的に解釈すべきである」と。
理想主義も良い。だが、物質的な探究の積み重ねが、暴力主義の豪傑君にも、理想主義の紳士君にも、おそらくは勝つであろう。