【イスラム哲学】井筒俊彦を読むat PHILO
【イスラム哲学】井筒俊彦を読む - 暇つぶし2ch1:考える名無しさん
17/05/24 21:31:52.49 0.net
井筒俊彦(1914-1993)スレ

2:考える名無しさん
17/05/24 21:32:49.14 0.net
著作
 『アラビア哲学―回教哲学』 (1948年)
 『神秘哲学―ギリシアの部』 (1949年)
 『アラビア語入門』 (1950年)
 『マホメット』 (1952年)
 『ロシア的人間―近代ロシア文学史』 (1953年)
 『イスラーム生誕』 (1979年)
 『イスラーム哲学の原像』 (1980年)
 『イスラーム文化―その根底にあるもの』 (1981年)
 『イスラーム思想史―神学・神秘主義・哲学』 (1982年)
 『コーランを読む』 (1983年)
 『意識と本質―精神的東洋を索めて』 (1983年)
 『意味の深みへ―東洋哲学の水位』 (1985年)
 『コスモスとアンチコスモス―東洋哲学のために』 (1989年)
 『超越のことば―イスラーム・ユダヤ哲学における神と人』 (1991年)
 『意識の形而上学―「大乗起信論」の哲学』 (1993年)
 『読むと書く 井筒俊彦エッセイ集』 (2009年)
訳書
 『コーラン(上中下)』 (1957-58年)
 『愛のロゴスとパトス』 マルティン・C・ダーシー (1957年)
 『ルーミー語録』 ジャラール・ルーミー (1978年)
 『存在認識の道 存在と本質について』 モッラー・サドラー (1978年)

3:考える名無しさん
17/05/24 21:33:11.34 0.net
英文著作
  Language and Magic - Studies in the Magical Function of Speech (1956年)
  Towards a Philosophy of Zen Buddhism (1977年)
  Sufism and Taoism (1984年)
  老子 Lao-Tzu The way and its virtue (2001年)
  The Structure of Oriental Philosophy Collected Papers of the Eranos Conference (全4巻)(2008年)
  God and Man in the Koran Semantics of the Koranic Weltanschauung (2015年)
  The Concept of Belief in Islamic Theology (2016年)
独文著作(訳書)
  Bewusstsein und Wesen (2006年)
英文著作(訳書)
 『意味の構造―コーランにおける宗教道徳概念の分析』 (1972年)
 『禅仏教の哲学に向けて』 (2014年)
 『井筒俊彦英文著作翻訳コレクション』 (全7巻)
   『1 老子道徳経』 (2017年4月)
   『2 クルアーンにおける神と人間―クルアーンの世界観の意味論』 (2017年6月)。以下は予定
   『3 存在の概念と実在』 (2017年9月)
   『4 言語と呪術―発話の呪術的機能の研究』 (2017年12月)
   『5 イスラーム神学における信の構造―イーマーンとイスラームの意味論的分析』 (2018年1月)
   『6 エラノス会議―東洋哲学講演集』 (2018年2月)
   『7 スーフィズムと老荘思想(上・下)』 (2018年9月)

4:考える名無しさん
17/05/24 21:33:28.91 0.net
対談・伝記・研究
 『叡知の台座 井筒俊彦対談集』 (1986年)
 『井筒俊彦 叡知の哲学』若松英輔 (2011年)
 『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』 若松英輔 (2015年)
 『井筒俊彦とイスラーム 回想と書評』 松原秀一・坂本勉編 (2012年)
 『井筒俊彦 言語の根源と哲学の発生』 〈KAWADE道の手帖〉 (2014年)
 『井筒俊彦記念論文集 Consciousness and Reality』 松原秀一ほか編 (1998年)

5:考える名無しさん
17/05/24 21:36:35.72 0.net
以上

6:考える名無しさん
17/05/24 21:41:52.63 0.net
『意識と本質』しか買ってないな。
コーランも読まなきゃ。

7:考える名無しさん
17/05/24 21:53:44.30 0.net
道教からイスラムまで広いな。
『意識と本質』は読み始めたばかりだけど、西洋哲学への言及もあるし、
抜かりない著述家、哲学者だな。

8:美魔女
17/05/24 22:00:13.15 0.net
もうすぐ世界最大はイスラム教になりそうな勢いなんですって✨

9:考える名無しさん
17/05/24 23:05:34.96 0.net
1960年代に空白があるのは学生運動に伴う紛争がらみで忙しかったからだろうか。

10:考える名無しさん
17/05/25 00:08:30.20 0.net
全集の9巻と別巻には講演の音声CDがついてるね

11:学術
17/05/25 08:47:35.46 0.net
クルアーンね。しかし情報をつないでいるだけじゃダメなんじゃないの。
内戦で国交を開きつつ布教したらいい。日本も。

12:考える名無しさん
17/05/25 13:04:18.49 0.net
イスラム文化は西洋や西洋に染まった日本のような気持ち悪さがない。宗教的なのに、いびつなことしてない

13:考える名無しさん
17/05/25 17:37:24.25 0.net
和辻の風土論についてはどう思ってたんだろうね。
アラブは戦闘的だという。

14:9
17/05/25 19:04:39.76 0.net
URLリンク(www.toyo.ac.jp)
1969年にマギル大学の教授になっているが、
1961年にすでに日本を離れていたんだな。

15:考える名無しさん
17/05/25 19:39:58.09 0.net
>>3
God and Man in the Koran, Semantics of the Koranic Weltanscahuung (1964)
が抜けてるな。

16:15
17/05/25 20:07:12.20 0.net
間違えた。1964年に出たものが2015年に改めて出たということか。

17:考える名無しさん
17/05/26 10:51:46.04 0.net
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18:考える名無しさん
17/05/26 21:51:37.72 0.net
戦前には満鉄調査部に居たんだな。

19:考える名無しさん
17/05/27 00:34:30.35 0.net
満鉄では大川周明の元、膨大なアラビア語文献を読んでイスラーム研究を本格化した。

20:考える名無しさん
17/05/27 00:35:29.88 0.net
大川の本も新しくなっているから読んでみようか。
大川周明 『文語訳 古蘭(コーラン)(上下)』 (2010)
大川周明 『回教概論』 (ちくま学芸文庫2008、中公文庫1991)
『古蘭』サンプルページ
URLリンク(www.shoshi-shinsui.com)

21:考える名無しさん
17/06/01 03:18:46.25 0.net
URLリンク(twitter.com)
今度6月に刊行される『道の手帖井筒俊彦』(増補版、河出書房新社)に、
私の「井筒俊彦と中世スコラ哲学」が収録されるようです。
スコトゥスの存在一義性とアヴィセンナの存在偶有性説の関係が書いてあります。

22:考える名無しさん
17/06/01 21:33:47.49 0.net
二木秀雄
URLリンク(ja.wikipedia.org)
 大日本帝国陸軍技師となり、731部隊(関東軍防疫給水部本部)に所属[2]、第一部第十一課[4]結核班(二木班)班長。
 1945年頃、金沢市で与論社を創設し、雑誌『パブリックオピニオン』を発行。
 1946年上京し、雑誌『日本与論』を発行した[5]。同年、ジープ社社長として、右翼系政界誌『政界ジープ』を創刊[6][7]。素粒子堂病院院長[6]。
 1950年11月、日本ブラッドバンクの設立発起人となり、重役に就任[6]。のちミドリ十字取締役。
 1953年4月、第3回参議院議員通常選挙に石川選挙区から無所属で立候補、3位で落選。
 1956年、大企業・銀行・政治家などを対象とした暴露記事による恐喝事件
 「政界ジープ事件」を起こし、19社から6435万円を脅し取ったとしたとして逮捕、
 起訴され、1969年、最高裁判所で懲役3年の刑を言い渡された[8]。
 1970年代初め、宗教法人日本イスラム教団を設立、患者をすべてイスラム教に入信させたとしてアラブ産油諸国から援助金を得たが、入信が偽りであったことが発覚し大問題になった[9]。

23:学術
17/06/01 21:36:33.26 0.net
地味だな。結核だってジープで割れる。

24:学術
17/06/01 21:37:12.74 0.net
作家遠藤は元気かなあ。放送大学でお会いしたけど。

25:学術
17/06/01 21:38:10.99 0.net
聖書の中の女たち マグダラ の マリア。が秀逸。

26:考える名無しさん
17/06/01 21:46:51.81 0.net
単行本 ? 2017/5/25
「飽食した悪魔」の戦後 七三一部隊と二木秀雄『政界ジープ』 加藤 哲郎
URLリンク(www.amazon.co.jp)
内容紹介
 731部隊の闇と戦後史の謎に迫る!
 雑誌『政界ジープ』創刊、ミドリ十字創設、731部隊隊友会、日本イスラム教団―
 残虐な人体実験・細菌戦を実行した医師がたどる戦後の数奇な運命
 GHQと旧軍情報将校の合作による731部隊「隠蔽」「免責」「復権」の構造
 731部隊で結核・梅毒の人体実験を企画・実行した二木秀雄。
 戦後GHQによって免責された彼は、
 故郷の金沢で時局雑誌刊行を始め、政財界にも人脈を広げる。
 個人の一生をたどりながら、戦後に連続した731部隊の隊員たちの活動と、
 医療民主化の裏側での医学者たちの復権を
 アメリカ公文書などの新資料から明らかにする。
出版社からのコメント
 隊員数、3560名。
 731部隊の解散命令は、いまだ出されていない―。
 三つの掟
 一、郷里へ帰ったのちも、七三一に在籍していた事実を秘匿し、軍歴をかくすこと
 二、あらゆる公職につかぬこと、
 三、隊員相互の連絡は厳禁する
内容(「BOOK」データベースより)
 731部隊で結核・梅毒の人体実験を企画・実行した二木秀雄。
 戦後GHQによって免責された彼は、故郷の金沢で時局雑誌刊行を始め、政財界にも人脈を広げる。
 個人の一生をたどりながら、戦後に連続した731部隊の隊員たちの活動と、
 医療民主化の裏側での医学者たちの復権をアメリカ公文書などの新資料から明らかにする。

27:学術
17/06/01 21:48:39.79 0.net
人体はシチュエーション低レベル。動物に実験体にされてもサムイのはサムライ。

28:学術
17/06/01 22:02:29.77 0.net
寒威

29:考える名無しさん
17/06/01 22:51:55.32 0.net
>>22>>26
こういう話は出てこない

30:考える名無しさん
17/06/01 23:13:16.05 0.net
無知にも程がある

31:考える名無しさん
17/06/02 00:01:07.26 0.net
>>26
波平のくせに

32:考える名無しさん
17/06/02 10:08:56.68 0.net
紀伊国屋に井筒俊彦全集が置いてあって、
アラビア哲学を手にとってみたが、
挫折した。

33:学術
17/06/02 11:21:44.70 0.net
井筒は中退組だよ。挫折の運命。

34:考える名無しさん
17/06/02 11:59:58.99 0.net
経済学部を中退して思想へ向かった博学な人というと、
経済学部を中退してはいないが芸術思想に向かった浅田彰のような感じもしてくる。

35:考える名無しさん
17/06/02 12:33:38.65 0.net
そういや中田考も早大政経中退だな。

36:考える名無しさん
17/06/04 21:44:45.08 0.net
>>2-4
(2013-2016年)
井筒俊彦全集 第1巻 アラビア哲学 
井筒俊彦全集 第2巻 神秘哲学 
井筒俊彦全集 第3巻 ロシア的人間 
井筒俊彦全集 第4巻 イスラーム思想史 
井筒俊彦全集 第5巻 存在顕現の形而上学 
井筒俊彦全集 第6巻 意識と本質 
井筒俊彦全集 第7巻 イスラーム文化 
井筒俊彦全集 第8巻 意味の深みへ 
井筒俊彦全集 第9巻 コスモスとアンチコスモス (講演CD付き「コスモスとアンティ・コスモス」)
井筒俊彦全集 第10巻 意識の形而上学 
井筒俊彦全集 第11巻 意味の構造 
井筒俊彦全集 第12巻 アラビア語入門 
井筒俊彦全集 別巻                  (講演CD付き「言語哲学としての真言」)
(1991-1993年)
井筒俊彦著作集 1 神秘哲学
井筒俊彦著作集 2 イスラーム文化
井筒俊彦著作集 3 ロシア的人間 
井筒俊彦著作集 4 意味の構造 
井筒俊彦著作集 5 イスラーム哲学 
井筒俊彦著作集 6 意識と本質 
井筒俊彦著作集 7 コーラン 
井筒俊彦著作集 8 コーランを読む
井筒俊彦著作集 9 東洋哲学 
井筒俊彦著作集 10 存在認識の道 
井筒俊彦著作集 11 ルーミー語録 
井筒俊彦著作集 別巻 対談鼎談集・著作目録 

37:考える名無しさん
17/06/04 21:45:18.32 0.net
>>32
「アラビア哲学」はいきなりクライマックスという感じ。

38:考える名無しさん
17/06/04 21:45:43.99 0.net
導入にオススメなのは、
井筒の仕事にオムニバス的に触れることが出来る、
・『井筒俊彦 言語の根源と哲学の発生』〈KAWADE道の手帖〉
・『井筒俊彦 叡知の哲学』
各書籍の紹介がある、
・『井筒俊彦とイスラーム 回想と書評』
本人の言葉による、
・『読むと書く 井筒俊彦エッセイ集』
・『叡知の台座 井筒俊彦対談集』
主著、
・『意識と本質』

39:考える名無しさん
17/06/04 21:46:03.39 0.net
イスラム初心者の人には、
・『イスラーム文化―その根底にあるもの』
がオススメ。

40:考える名無しさん
17/06/04 21:47:04.41 0.net
井筒のテーマは、
古代ギリシャ、中世スコラ学、聖書学、神秘主義、
現象学、存在論、詩論、ロシア文学、イスラム哲学、ユダヤ哲学、
インド哲学、仏教哲学、密教哲学、老荘思想、東洋のシャマニズム、
ポスト構造主義、比較宗教学、言語哲学、、、
と多岐に渡るので、自分に合ったものを選ぶといい。

41:考える名無しさん
17/06/04 21:48:08.89 0.net
意識の深層次元における言葉や意味の生成を主題にしたということで、
イメージとして近いのは、デリダやクリステヴァら後期ポスト構造主義だろうか。

42:考える名無しさん
17/06/05 00:45:20.53 0.net
>>36
「井筒俊彦全集」詳細
URLリンク(www.keio-up.co.jp)

43:考える名無しさん
17/06/08 11:19:16.88 0.net
東大法学部を出たアカデミシャンで井筒並の知の巨人って誰かいますか?
井筒に言及したことのいる東大関係者
渡辺浩、宇野重規、中島隆博、中村廣治郎、今道友信

44:考える名無しさん
17/06/08 22:20:55.18 0.net
苅部直とか和仁陽とか木庭顕のような、
政治思想史、基礎法学方面の人は、
該博な知識を持っていそうな気がする。井筒には及ばないにしても。

45:考える名無しさん
17/06/08 23:26:14.92 0.net
>>36
『井筒俊彦著作集 別巻 対談鼎談集・著作目録』 
・文学と思想の深層 (遠藤周作)
・東西の哲学 (今道友信)
・イスラーム文明の現代的意義 (伊東俊太郎)
・神秘主義の根本構造 (上田閑照、大沼忠弘)
・スーフィズムとミスティシズム (H・ランドルト)
・ユング心理学と東洋思想 (J・ヒルマン 河合隼雄)
・イスラーム世界とは何か (岩村忍)
・思想と芸術 (安岡章太郎)
・二十世紀末の闇と光 (司馬遼太郎)
※全集では各巻に分散して所収

46:考える名無しさん
17/06/08 23:27:23.53 0.net
『井筒俊彦 言語の根源と哲学の発生』 〈KAWADE道の手帖〉 (2014年)
・ジャック・デリダ(丸山圭三郎/訳)「<解体構築>DÉCONSTRUCTIONとは何か 書簡」
・大江健三郎「井筒宇宙の周縁で『超越のことば』井筒俊彦を読む」
・中沢新一「創造の出発点」
ほか

デリダ「<解体構築>DÉCONSTRUCTIONとは何か 書簡」は、井筒宛の書簡。
デリダのトレードマークである"脱構築"を説明した最重要のものとして知られている。
オリジナルは、
Jacques Derrida, "Lettre à un ami japonais", Psyché:Inventions de l'autre, 1987
(デリダ『プシュケー』(未完訳)所収「日本の友人への手紙」)

47:考える名無しさん
17/06/08 23:29:29.19 0.net
>>2-4
井筒俊彦文献表 編年体順(PDF)
URLリンク(www.tenri-u.ac.jp)

48:考える名無しさん
17/06/09 23:39:41.72 0.net
>>42
やはり、西田が行なった東西哲学の統合という話もある

49:考える名無しさん
17/06/09 23:40:13.32 0.net
井筒俊彦全集9巻 
・いま、なぜ、「西田哲学」か
・『西谷形而著作集』推薦

50:考える名無しさん
17/06/09 23:41:29.35 0.net
井筒俊彦 「東洋哲学の行方を考える」 (井筒俊彦全集別巻)
東洋文化にたいする関心が急に高まりだしている。東洋学者にとっては喜ぶべき事態であるのかもしれない。
だが現代のこの動向には、それなりの陥穽がある。東洋主義独走の危険ということだ。
地球社会的な世界文化パラダイムが求められている今日の思想状況では、孤立した東洋主義はもはや通用しない。
東洋哲学もまた異文化との活発なディアレクティクから生まれてくる、世界に向かって開かれた思想でなければならないのである。(執筆年未詳)

51:考える名無しさん
17/06/09 23:47:45.96 0.net
×西谷形而
○西谷啓治

52:考える名無しさん
17/06/10 05:21:03.83 0.net
イスラームは計略と軍事を重視する宗教なので「誠実」は重視されず情報戦や宣伝戦が常に活発に行われる。
「イスラームは誠実で平和です」もすでに宣伝戦。
西アジア史に疎い人はこの辺の機微が分からないので、まんまと騙される。

53:考える名無しさん
17/06/12 00:25:01.92 0.net
イスラムと言っても宗教と政治、文学などでは違いがあると思う。
平和とは思わないし、謀略もあるだろうが、
アラブ、ペルシャ、その他の何をやるにしても、誠実さは最後まで残るという印象。

54:考える名無しさん
17/06/13 01:27:30.26 0.net
日本に帰ってきたばかりのころの講演のイスラーム哲学の原像でも老荘思想は既に出てたけど、晩年になる程その色が濃くなっていくな
意識と本質だとイスラーム哲学は一要素に過ぎなくなってる

55:考える名無しさん
17/06/15 00:53:21.50 0.net
URLリンク(blog-imgs-91.fc2.com)
URLリンク(stat.ameba.jp)
岩波文庫版『意識と本質』の表紙には「老子道徳経」が印刷されているね。
英文著作『老子道徳経』が邦訳されたばかりだから読みたいと思ってる。

56:考える名無しさん
17/06/22 21:27:16.27 0.net
「井筒俊彦とキリスト教」
URLリンク(twitter.com)

57:考える名無しさん
17/06/23 03:37:38.19 0.net
中田考はどうしちゃったの

58:考える名無しさん
17/06/29 00:12:54.48 0.net
かんそう【観想】
(1)[仏] 特定の対象に深く心を集中すること。観念。
(2)[哲] 〔ギリシャ theoria; ラテン contemplatio〕
(ア)感官的知覚や行為の実践を離れて、対象を直観すること。テオーリア。 → 思弁
(イ)宗教的修行や神秘主義で、超感覚的・神的本体を心に映ぜしめる霊的直観。冥想。黙想。静観。
(3)美の直観。観照。
(大辞林 第三版の解説)

59:考える名無しさん
17/06/29 18:30:26.01 0.net
同意

60:考える名無しさん
17/07/11 23:34:21.84 0.net
“構造主義(Structuralism)勃興以来、いわゆるポスト構造主義を経て、
 今やそのポスト構造主義の彼方への乗り越えすら云々されております”
― 井筒俊彦「言語哲学としての真言」(1984年、高野山での講演)

61:考える名無しさん
17/07/19 00:44:07.78 0.net
井筒は自分に一番影響を与え大学の卒論テーマにもした
次に影響受けたのが純粋経験言い初めたウィリアムジェイムス
純粋経験と井筒の「存在の0ポイント」が全く同じ認識領域示してるような気がしてならないが実際の所どうなんだろ?

62:考える名無しさん
17/07/21 03:03:33.92.net
知らね

63:考える名無しさん
17/07/21 10:00:38.32.net
分からないなら書き込むなよwかまってちゃんかよ

64:考える名無しさん
17/07/21 12:04:02.49.net
井筒は自ら現代思想に言及してボロを出した感がある

65:考える名無しさん
17/07/22 02:29:42.79 0.net
>>64
どうして?

66:考える名無しさん
17/07/22 13:37:04.20 0.net
>>64
そうか?ならその当時現代思想の親玉だったデリダから何故巨匠と呼ばれていた?

67:考える名無しさん
17/07/22 13:38:25.62 0.net
>>64
まあニューエイジとかに興味持ってきた晩年はちょっとなとは思う

68:考える名無しさん
17/07/22 13:44:58.93 0.net
ニューエイジなんか言ったっけ

69:考える名無しさん
17/07/22 13:46:40.40 0.net
井筒の無分節ないしは未分節は主客未分の純粋経験と共通点がある
井筒は禅体験してる
純粋経験をジェイムスから援用した西田きたろうも参禅体験してる
ジェイムスは哲学者であるとともに心理学者で宗教学者
精神疾患を宗教を慰めに克服した経験を記しおそらく何らかの宗教体験がある
西田も共通体験があるから援用したのだろうし

70:考える名無しさん
17/07/22 13:50:38.36 0.net
イスラム教のことすらよく分かってないのに、井筒さんを読んでも何も分からん気がする、ってことで読んだことがない。
そんでイスラム教について勉強しようとしても、入門書や解説書は山ほどあるけど、コーランについての注釈書になると途端に手に入りにくくなる。
聖書についての注釈書だったら廉価でいくらでも買えて、日本人によるものも多数あるのとは対照的。
誰か代表的な注釈書でも訳してくれんかね

71:考える名無しさん
17/07/22 13:53:54.13 0.net
中田考には実践活動だけでなくそういう理論面での活動もやってほしい。

72:考える名無しさん
17/07/22 13:53:57.83 0.net
>>70
コーランは自分は井筒の訳した岩波版は読みにくかった
中央公論の世界の名著のコーランが一番読みやすかった

73:考える名無しさん
17/07/22 14:00:06.82 0.net
イスラムスーフィズムに置ける自我の消滅を意味するファナーと仏教における煩悩の消滅を意味する涅槃は共通点がある
井筒は仏教の真如とイスラム(恐らくイスラム神秘主義)のアラーは同じものを指すと言ったらしいが

74:考える名無しさん
17/07/22 15:01:26.27 0.net
悟りを開いてしまっているのですよね、意識が
そうなると、宗教にはなっても哲学にはならない

75:考える名無しさん
17/07/24 23:44:44.12 0.net
>>61
同じだろうね。
形而上学的思惟の極限である「意識と存在のゼロ・ポイント」において
看取されるものとして、古今東西の様々な例が取り上げられている。
仏教の「真如」やプロティノスの「一者」、老子の「道」なども。

76:考える名無しさん
17/07/24 23:47:54.22 0.net
>>73
> 井筒は仏教の真如とイスラム(恐らくイスラム神秘主義)のアラーは同じものを指すと言ったらしいが
「二十世紀末の闇と光」でその件について触れている。

77:考える名無しさん
17/07/25 01:00:27.24 0.net
あっそ

78:考える名無しさん
17/07/29 19:54:15.57 0.net
>>76
中沢新一×河合隼雄『仏教が好き!』(2003)でも触れられている。
この件は、井筒哲学の中でも最重要のテーマの一つだろう。

79:考える名無しさん
17/07/29 20:08:47.33 0.net
ただ、ここまで振り返ってようやく2003年だからね。
最近では「ポスト井筒的な真如像」というのも出てきている。

80:考える名無しさん
17/07/29 20:09:52.06 0.net
井筒誰やねん

81:考える名無しさん
17/07/29 20:37:23.17 0.net
よくわかんないけど、井筒の本買ったお。
意識の形而上学。

82:考える名無しさん
17/07/29 20:45:48.35 0.net
>>81
それは大乗仏教の大乗起信論の解釈書だから直接井筒のイスラム観知るには少し
イスラム哲学の原像当たりと併読すると面白いかも知れない
井筒のイスラム観は批判もある事を踏まえた上でだけど

83:考える名無しさん
17/07/29 21:09:52.19 0.net
>>82
おっと、あぶないあぶない。
ありがとうございます。
●意識と本質: 精神的東洋を索めて
●イスラム哲学の原像
も追加購入致しました(о´∀`о)

84:考える名無しさん
17/07/29 21:13:42.36 0.net
存在認識の道を読むのがいいと思うが

85:考える名無しさん
17/07/29 21:17:46.46 0.net
>>84
読みたいけど、ちと高かった。。゚(゚´ω`゚)゚。

86:考える名無しさん
17/07/29 21:18:05.04 0.net
Des Barbares et du Dao
URLリンク(www.franceculture.fr)

87:考える名無しさん
17/07/29 21:19:10.19 0.net
>>84
それもありだと思うけど最初は薄いヤツの方が入りやすい

88:考える名無しさん
17/07/29 21:58:32.09 0.net
>>83
イスラム生誕とかも読みやすく手頃な価格で井筒俊彦の哲学色が強いその三著書に比べて一般的入門書色が強い

89:考える名無しさん
17/07/29 23:36:53.31 0.net
『意識の形而上学』は井筒の遺作だね。
巻末には豊子夫人によるあとがきがあり、
井筒がその後に構想していたテーマのいくつかが書き出されている。

90:考える名無しさん
17/07/29 23:38:18.20 0.net
逝去から四半世紀が経ち、
井筒が手掛けなかった領域やアプローチで
ポスト井筒的な仕事をする人達も出てきているし、
今は、その様な例をいくつ挙げることが出来るか、というところだろう。

91:考える名無しさん
17/07/29 23:44:07.57 0.net
>>90
自分はイスラム方面除いては若松英輔位しか知らないけど誰がいる?

92:考える名無しさん
17/07/29 23:51:41.18 0.net
若松といってもね。
安藤もいるか。
まあ、男芸者みたいなもんでありがたいが、ポスト井筒ではないな。

93:考える名無しさん
17/07/30 22:05:03.19 0.net
名前だけなら他スレなどでも6~7人は挙がっている。
大なり小なりあるけど、井筒の仕事の先にある哲学的な成果を上げている人ね。

94:考える名無しさん
17/08/05 19:23:29.86 0.net
てst

95:考える名無しさん
17/08/10 19:46:26.21 0.net
731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~ NHKスペシャル
URLリンク(www6.nhk.or.jp)
2017年8月13日(日) 午後9時00分~9時49分 NHK総合
 戦時中、旧満州で密かに細菌兵器を開発し実戦で使用した、731部隊。
 部隊が証拠を徹底的に隠滅、元隊員が固く口を閉ざしたため、その実像を知る手がかりは限られてきた。
 今回NHKは、終戦直後、旧ソ連で行われたハバロフスク裁判の音声記録を発掘。
 20時間を越える記録では、部隊中枢メンバーが、国防や国益のためとして細菌兵器を開発した実態、
 そして旧満州で日本に反発していた中国や旧ソ連の人々を
 「死刑囚」とし、細菌兵器開発の「実験材料」として扱っていた実態を、克明に語っていた。
 さらに、元隊員の資料や当時の学術界の膨大な記録からは、軍だけでなく学術界からも多くの研究者が
 部隊に参加していた実態が浮かび上がってきた。
 満州事変以降、学術界が軍と関係を深めていった過程、
 そして日本軍が旧満州で反発する人々を死刑にすることについて世論の支持が高まる中で
 「死刑囚」を研究に活用する動きが相次いでいた実態も明らかになってきた。
 731部隊はどのようにして生まれ、そして医学者たちは、どう関与していったのか。
 数百点にのぼる資料をもとに、731部隊設立の謎に迫る。

96:学術
17/08/10 21:41:33.48 0.net
徒刑囚 実験素材。
 
囚ビズ アンド ag

97:考える名無しさん
17/08/14 01:07:31.86 0.net
>>96
井筒の本はどれを読んだことがあるのかな?

98:考える名無しさん
17/08/14 01:08:24.07 0.net
今どの辺りの話をしているのか分かるだろうか?

99:考える名無しさん
17/08/15 00:25:51.68 0.net
>>33
井筒哲学の欠点とは具体的にどこか?

100:考える名無しさん
17/08/16 21:34:08.62 0.net
ウィリアムジェームスの心理学読んでるが彼の心理学の手法は内観で自分の心理状態をチェックして心理学に敷衍する手法だったらしい。
井筒俊彦も内観で形而上的体験をしてる
ジェームスの純粋経験と井筒の存在の0ポイント体験はやはり同じだろうな

101:考える名無しさん
17/08/22 02:40:28.87 0.net
>>99
天才すぎて、思考が難解すぎて一般人じゃ容易に理解できない。

102:学術
17/08/22 07:09:33.28 0.net
井筒は大学先輩で中退組だ。もっといいテクストが公開されると思う。

103:学術
17/08/22 07:11:37.66 0.net
中退じゃないのか。

104:考える名無しさん
17/08/22 07:22:17.52 0.net
>>102
> もっといいテクスト
どんな?

105:考える名無しさん
17/08/22 19:46:14.62 0.net
コテまでつけてデタラメ書き込んでんだから救いようないな

106:考える名無しさん
17/08/22 20:42:26.61 0.net
虚言癖?

107:考える名無しさん
17/08/22 21:13:20.75 0.net
学術は天才で好き。虚言癖じゃない。
ホーネットが1番嫌い。虚言癖。あんまりでてこないけれど。

108:考える名無しさん
17/08/22 21:23:19.66 0.net
自然過程説、マジレス、学術は許さない。
清見、しのさんはおっけー。

109:考える名無しさん
17/08/22 21:27:27.55 0.net
>>108
やだなあ。゚(゚´ω`゚)゚。

110:考える名無しさん
17/08/31 15:48:30.72 0.net
存在認識の道の巻末広告に、スフラワルディーの顕照哲学も井筒訳で載ってるけど、結局全く手つかずだったのかな
正直、モッラー・サドラーよりこっちのほうを訳して欲しかった
全訳は無理でも一部だけでも訳してくれたらよかったのに

111:考える名無しさん
17/09/01 21:29:11.58 0.net
>>110
意識の形而上学の最後にこれから刊行予定としてスフラワディー出てたけど亡くなったからなあ

112:考える名無しさん
17/09/04 00:11:39.75 0.net
ジェームズの純粋経験が、どれぐらい仏教の影響を受けているのかが気になる。
ニーチェとも近い世代だから、そういうこともあっただろうとは思うが。
(1842-1910)ウィリアム・ジェームズ
(1844-1900)ニーチェ

113:考える名無しさん
17/09/04 00:12:02.90 0.net
心理学における仏教の影響-過去と展望-
URLリンク(www.psych.or.jp)
たとえば,ウィリアム・ジェームズは,自らの講演中,仏教徒ダルマパーラに短い講話を求め,
この「仏教教理は,25年以内に,誰もが研究することになる心理学となるだろう」と述べている。
実際には,彼の予想通りにはならなかったが,心理学・深層心理学と仏教との関連は,何度となく議論されてきた。

114:考える名無しさん
17/09/04 00:56:55.57 0.net
井筒は今道友信との対談で、
光の仏陀である大日如来と、スフラワルディーの光の形而上学とを重ねたりもしている。

115:考える名無しさん
17/09/04 00:57:31.34 0.net
“十二世紀ペルシャの哲学者スフラワルディーが「東洋哲学」ということを考えた”
“その「東洋」ということはアラビア語で「マシュリック」Mashriqというんですが、
 「マ」とは「場所」ということで、「シュリック」というのは「黎明の光」という、
 暁の光がさしそめるその場所ですね”
“哲学とは精神の「東洋」を探求することでなければならない”
“(略)いわゆるアラブ国家、アラブ文化圏とインド、トルク、ユダヤ、それからペルシャ、そして中国、
 チベット、日本などが全部一つになって、
 それが精神の黎明の場所みたいな感じにぼくの心には映ってくるわけなんです”
― 井筒俊彦「東西の哲学」〔今道友信との対話〕(『井筒俊彦全集 第五巻』)

116:考える名無しさん
17/09/04 00:58:39.20 0.net
『井筒俊彦の東洋哲学とスフラワルディー哲学』
ザキプール バフマン
宗教哲学研究 33(0), 82-89, 2016
URLリンク(www.jstage.jst.go.jp)

117:考える名無しさん
17/09/04 00:59:42.15 0.net
『光の政治哲学―スフラワルディーとモダン』 (2008)
鈴木規夫
スフラワルディーについてまとまって読めるものはこれ

118:考える名無しさん
17/09/04 01:10:27.36 0.net
ドラクエのピークがⅢでまともにやれるのがⅣかⅤくらいまでのように、意識と本質もⅢがピークでいいのはⅤくらいまでだな
それ以降は今一ネタばかりだな
後半のカバラネタばかりだなとかもうネタ切れ感だな

119:考える名無しさん
17/09/04 01:30:30.48 0.net
>>118
新しいネタとは例えばどういうものかな?
紹介できる?

120:考える名無しさん
17/09/04 01:39:07.70 0.net
『意識と本質』の全編を通して紹介されているのは、押さえておかれるべき古典中の古典ばかりでしょ。

121:考える名無しさん
17/09/04 02:28:09.04 0.net
専門家数人分の仕事をやった井筒だから、足りないというつもりはないが、
井筒にも、力を入れてやらなかったものというのはある。
・数学的アプローチ
・経済/社会モデル
・アフリカ(的段階)
今は、こういうものの先を見ていかなければいけない。

122:考える名無しさん
17/09/04 02:35:52.04 0.net
>>121
井筒好きだね。井筒より天才なくせに。

123:考える名無しさん
17/09/05 14:16:38.84 0.net
>>112
宗教的経験の諸相に自分は仏教に詳しい訳ではないがと断った上で仏教の業という観念には賛成するという趣旨の事言ってた記憶がある
確認してないので百パーセントの確証はないが

124:考える名無しさん
17/09/05 14:31:50.99 0.net
ジェームスの純粋経験は座禅してた西田きたろうの哲学の中核概念になった。やはり座禅してたらしい夏目漱石も影響受けた。西田の親友が鈴木大拙で鈴木の後釜としてエラノス会議に参加したのが井筒俊彦だ
井筒も参禅者
鈴木通じて西田哲学の影響もかなり受けてただろう
ジェームスの哲学は禅的なものと相性が良いのだろ

125:考える名無しさん
17/09/05 23:38:16.99 0.net
>>123
ありがとう。読んでみる。

126:考える名無しさん
17/09/09 22:37:09.41 0.net
日本版カバラ
平田篤胤「古道大元顕幽分属図」(1820)
URLリンク(c.blog.xuite.net)
セフィロトの樹
URLリンク(blog-imgs-76.fc2.com)

127:考える名無しさん
17/09/09 22:40:08.93 0.net
>>121
神道もやらなかったな

128:考える名無しさん
17/09/09 23:29:04.89 0.net
イスラム移民は絶対入れてはならない。同族結婚を繰り返し遺伝子異常がある。
2005年に行われたBBC2の調査では、イギリスで生まれた子供たちの
3.4%がパキスタン系移民の子供たちですが、イギリスで劣性遺伝病を
持って生まれてきた子供たちの30%がパキスタン系であることが分かりました。
1300年もの間、同族結婚を繰り返せば、絶対に遺伝子異常が多発するのは当たり前です。
その結果、まともな判断ができないほど脳が劣化するそうです。
1. 同族交配により生まれてくる子供の異常:
死産の割合が2倍に増える。
分娩時の新生児の死亡割合が50%増える。
嚢胞性線維症や脊髄性筋萎縮症などの常染色体劣性遺伝のリスクが18倍も高くなる。
先天性異常による死亡率が10倍に増える。
2. 心身障害と病気:
両親の血縁関係が近いほど、知恵遅れ、身体障害、統合失調症や精神異常者の割合が増す。
同族交配によって生まれた子供は社会生活能力の発達がかなり遅れる。
例として、固視、社会的微笑、音による発作、口頭表現、
手を握る動作などが同族交配の子供ではかなりの遅れがある。
研究結果により両親がいとこ同士の子供は、IQが10から16ポイント下がることが分かった。
さらにIQが70以下の子供が生まれる確率も高まる。
いとこ同士の両親からは、知恵おくれの子どもが生まれる確率が通常の4倍となる。

129:考える名無しさん
17/09/09 23:29:19.14 0.net
(デンマークの心理学者のニコライ・セネルス氏の研究結果)
・ソマリア人の3人に1人が精神障害者
・デンマーク最大の精神病棟に入院している精神疾患の犯罪者の40%以上がイスラム系移民
・コペンハーゲンに住む身体障害者の3分の1がイスラム系移民
・デンマークのイスラム系移民がデンマーク陸軍の入隊試験を受けた結果、
 デンマーク人に比べ、不合格者の割合が3倍以上となった。
・デンマークの学校ではイスラム系移民の子供たちは過剰反応をするため特別支援教育が
 必要とされるケースが非常に多い。
 デンマークの学校の予算の3分の1が特別支援教育に使われている。
・デンマークのアラブ系の両親から生まれた子供の64%が、デンマークの教育制度で
 10年間の教育を受けた後も職学能力がない。デンマークの高校の中退率は、
 イスラム系移民の生徒がデンマーク人の生徒の2倍。
 イスラム系の人々はIQが平均的に低いために、彼らは知識を得たり学んだり抽象的思考ができない。
・中東アフリカのイスラム圏では1年にたった330冊の本しかアラビア語に翻訳されていない。
 ギリシャの1年間の本の翻訳率のたった20%。
 中東アフリカのイスラム圏では過去1200年でたった10万冊の本しかアラビア語に翻訳されていない。
 スペインでは1年間で10万冊の本がスペイン語に翻訳がされている。
・トルコでは10人に1人が生まれてから一度も本を読んだことがない。
・世界のイスラム教徒のうち、たった9人しかノーベル賞を受賞していない。そのうちの5人はノーベル平和賞。
・科学的な研究に関しては、世界平均のたった10%しか実施されていない。

130:考える名無しさん
17/09/10 09:02:50.53 0.net
>>126
URLリンク(imgur.com)
URLリンク(imgur.com)
平田の元ネタはこの当たりだろうな

131:考える名無しさん
17/09/10 17:46:23.17 0.net
>>127
神典である日本書記はコスモスとアンチコスモスで取り扱ってる

132:考える名無しさん
17/09/10 17:49:21.41 0.net
>>129
無関係なヘイトはうざい!

133:考える名無しさん
17/09/10 17:50:43.40 0.net
>>99
結論が無分節だから面白くないという人はいる

134:考える名無しさん
17/09/10 18:08:18.12 0.net
>>131
天地開闢における混沌(カオス)からの秩序(コスモス)成立か。
井筒的なテーマだ。

135:考える名無しさん
17/09/10 18:09:30.56 0.net
>>128
劣性という言葉の意味間違えてる(笑)

136:考える名無しさん
17/09/10 18:13:38.57 0.net
>>134
井筒的読みだと神道の聖典でありながらただの神話扱いだった古事記や日本書記も生きてくる

137:考える名無しさん
17/09/10 18:35:04.57 0.net
割と不思議なのはイスラーム哲学にも中国思想にも興味ありありだったのに中国イスラーム思想には全く触れてない点

138:考える名無しさん
17/09/10 18:43:19.70 0.net
>>137
情報が少なかったからだろ。チベット仏教に近い思想を抱いてると指摘されるがチベット仏教への言及は意識と本質に孫引きでわずかにあるだけ
浄土宗の山崎弁栄思想とも近いと若松英輔とかは言ってるが多分山崎弁栄も知らなかったろうし

139:考える名無しさん
17/09/12 15:18:07.72 0.net
意識と本質、コーランを読む、意識の形而上学を井筒三部作として後代に伝えよう

140:考える名無しさん
17/09/12 19:22:27.49 0.net
意識の形而上学だけ読んでないけど面白いの?
仏教にまるで興味わかないから大乗起信論を読むっても食指が伸びない
意識と本質も禅語ってるところは全く面白くなかったわ

141:考える名無しさん
17/09/12 21:35:52.64 0.net
>>140
意識と本質が面白く感じたら面白く読めると思う

142:考える名無しさん
17/09/12 22:04:05.46 0.net
>>141
ふむ、じゃあ買ってみるか
別に高くもないしね

143:考える名無しさん
17/09/13 07:36:08.77 0.net
>>134
井筒は、混沌(カオス)と秩序(コスモス)の関係をどのようなものだと考えていたのですか?
具体的にどのようにその関係を記述していますか?

144:考える名無しさん
17/09/13 11:47:24.55 0.net
クルアーン第9章5節
神聖月があけたら、多神教徒は見つけ次第、殺してしまうが良い。
引っ捕らえ、追い込み、至る所に伏兵をおいて待ち伏せせよ。
クルアーン第2章第193節
「宗教が全くアッラーの宗教ただ1つになる時まで、異教徒どもを相手に戦いぬけ」
クルアーン第47章4節
あなたがたが不信心な者と(戦場で)見える時は、(かれらの)首を打ち切れ。
かれらの多くを殺すまで(戦い)、(捕虜には)縄をしっかりかけなさい。
その後は戦いが終るまで情けを施して放すか、または身代金を取るなりせよ。
これが哲学なのか?単純に殺人教唆にしか見えないのだが?

145:考える名無しさん
17/09/13 12:08:54.17 0.net
>>144
井筒俊彦のコーランを読むから読んで言え。些末なネガティブキャンペーンじゃなく背景と読み方から入る。

146:考える名無しさん
17/09/13 14:20:01.48 0.net
神道的に詩歌は神への捧げ物とされその為に神道家でもあった本居宣長は神道も詩歌も研究して復古神道の基礎を作った
井筒はイスラム以前のジャヒーリヤ時代の詩人はジン(妖霊)に憑かれた人と見られたと述べる
ジンは日本的な感覚なら八百万神になるだろう
詩は神話の原型とも言われる
井筒は人間の無意識にはミュトポイオスと言う神話形成機能があると仮定してる

147:考える名無しさん
17/09/13 14:38:59.90 0.net
>>144
>第9章5節
>神聖月があけたら、多神教徒は見つけ次第、殺してしまうが良い。
>引っ捕らえ、追い込み、至る所に伏兵をおいて待ち伏せせよ。
ここでいう多神教徒とはムハンマドと敵対するマッカ軍や同盟軍であること。
それがわかるのは前節に
「多神教徒とて、汝らと協定を結んで後は少しも義務を怠らず、また汝らに敵意をもつ人間はただの一人も援助したこともないような人たちは別とする。」
とあることから、ここで殺せという多神教徒というのは、ある特定の敵対勢力に限定されての意味だと分かる。
まず前提として、マッカとムハンマドは戦争状態にあるわけで、神聖月の間は休戦状態にあるだけ。
だから休戦が明けたら再び戦闘に入れと発破懸けてるだけで殺人教唆とかの話じゃなくて当然のことを言ってるだけ
>第2章第193節
>「宗教が全くアッラーの宗教ただ1つになる時まで、異教徒どもを相手に戦いぬけ」
同じ節「しかしもし向うがやめたなら、(汝らも)害意を棄てねばならなぬぞ」
君、もしかして文盲?すぐ続きの文章も読めないの?
>第47章4節
どうみても戦時の規定じゃん
戦争終われば許すか身代金で済ませってことだけど、それもわかない?

148:考える名無しさん
17/09/13 15:56:08.82 0.net
>>147
しつこいな。出ていけよ。イスラムネガティブキャンペーンはよそでやってくれ

149:考える名無しさん
17/09/13 16:08:13.93 0.net
>>147
ごめん間違えた。変なのが迷い込んでたから

150:考える名無しさん
17/09/13 16:15:25.25 0.net
>>143
井筒は無である混沌たるカオスからコスモスが生まれ更にコスモスを無に帰そうとするアンチコスモスとしてのカオスを措定した
聖書の創世記にしろ日本書記にしろ原初の混沌からそれが凝り固まり秩序が形成される
しかしそれは仮初めのものであるとする老荘や大乗仏教の空思想はアンチコスモス思想だと言う

151:考える名無しさん
17/09/13 23:32:44.95 0.net
>>144
読んだことないだろ?

152:考える名無しさん
17/09/18 12:27:09.51 0.net
老子道徳経読んでるが英文に翻訳したの日本語に更に翻訳とかかなり意訳になってる

153:学術
17/09/18 13:26:16.36 0.net
当時の風景が想像できますか。テロのニュースを見ていると。
しかし爆弾ていうのも短絡的に人を殺しすぎる。

154:考える名無しさん
17/09/18 17:34:18.09 0.net
テロとされる爆弾の被害より、ハリケーンの方がはるかに被害が大きい。
防止できたはずの犯罪行為なのに対策が不十分だったということなら
騒ぎになるが、どこかのミサイル騒動のようにどっちみち自分が
どうしようとなるようにしかならないと人々が感じれば、みんな他人事
で無関心になる。周囲でミサイルが落ちてくるかもしれないなどと
いって心配している人は見たことも聞いたこともない。

155:考える名無しさん
17/09/18 17:48:41.71 0.net
老子は訳者によって銘々勝手だから、何冊か比較して読むのが吉。
存在論向きのもあれば、処世術向きのもある。

156:考える名無しさん
17/09/18 17:53:44.84 0.net
自演するな

157:考える名無しさん
17/09/18 18:06:15.86 0.net
井筒哲学の理解に老子は不可欠

158:考える名無しさん
17/09/18 20:38:36.56 0.net
イスラム社会といえば、反フェミニズム、反LGBTQとして
批判されていますが、その辺りのイスラム社会の改革は望めないのでしょうか?

159:考える名無しさん
17/09/18 21:00:38.57 0.net
イランやパキスタンなど、シーア派は女性の教育や社会進出に力を入れていることで有名。
ホメイニ師と「おしん」の例など。

160:考える名無しさん
17/09/18 21:21:15.67 0.net
桜井啓子、片倉もとこ、重信メイ、、

161:考える名無しさん
17/09/18 21:26:17.92 0.net
井筒俊彦英文著作翻訳コレクションの老子道徳経はこんな感じの訳
道可非常道 道(という言葉)によって示されるうような道は永遠の「道」ではない
名可名非常名 名(という言葉)によって示されうるような名は永遠の名ではない

162:考える名無しさん
17/09/18 21:30:06.43 0.net
>>158
ゲイは表向き禁止だが女性との接触が制限されるイスラム社会では昔からかなり公然と横行してる
アラビアのロレンスの映画とかにも描写がある

163:考える名無しさん
17/09/18 22:05:30.35 0.net
>>161
普通やん

164:考える名無しさん
17/09/19 01:00:37.61 0.net
>>161
その第一章に出てくる「玄」という語のニュアンスだろうね。

165:考える名無しさん
17/09/19 01:06:40.05 0.net
>>159
一番大切なのはムスリムの女性達自身がどうありたいか
フェミニズム的「解放」を望んでいるか否か

166:考える名無しさん
17/09/19 12:16:37.60 0.net
>>164
玄は神秘と訳してる
同謂之玄 (原初の状態において)等しいものである時それは「神秘」と呼ばれる
玄之又玄 衆妙之門 まさにそれはさまざまな「神秘」の中の「神秘」である。そしてそれこそが無数の驚異の出で来る門なのだ
ここらかなり意訳だ 

167:考える名無しさん
17/09/19 22:56:28.66 0.net
>>165
そういうことは、自分でも読んで探したのかな?

168:考える名無しさん
17/09/19 22:57:54.58 0.net
>>166
それは字面。
ニュアンスといったのはその注に書かれているようなこと。

169:学術
17/09/19 23:01:59.03 0.net
ニュ 速。

170:考える名無しさん
17/09/20 20:26:16.52 0.net
>>168
注を要約すると玄は赤黒さで神秘なる深遠さで多様な現象の奥にありしかもそれを越えて存在する絶対的真実について言われたものとある

171:考える名無しさん
17/09/21 00:31:18.28 0.net
玄は幽玄の玄でもある。
更にその玄から「妙」(隠された本質)を見出すためには~と続く。

172:考える名無しさん
17/09/21 00:32:00.93 0.net
道というのは「形而上学的に窮極的な存在(=万物の根源)」であるし、
その表れが現象学的に捉えられているということ。
こういうのが東洋の存在論の典型だろう。

173:考える名無しさん
17/09/21 00:35:38.42 0.net
“真昼時―地上の万物がそれぞれの輪郭線を露出しつつ
 キラビヤカに浮かびあがる光の世界―に、
 どこからともなく夕闇の翳りしのび寄ってくる。
 事物は相互の明確な差別を失い、浮動的・流動的となって、
 各自本来の固定性を喪失し、互いに滲透し合って次第に原初の混沌に戻ろうとする。
 有分節的世界が己れの無分節的次元に回帰しようとする両者の中間に拡がる薄暮の空間、
 存在の深層領域が、人々の好奇心をさそう。
 地上の一切が真の闇の中に没して完全に無化されてしまう直前のひと時の暗さには、
 何か言いしれぬ魅惑がある。”
― 井筒俊彦 「監修者のことば」 (エラノス叢書 『一なるものと多なるもの〈1〉』(1991))

174:考える名無しさん
17/09/21 00:36:43.80 0.net
黄昏(たそがれ)の語源
URLリンク(blog.livedoor.jp)
誰(た)そ彼と われをな問ひそ 九月(ながつき)の
露に濡れつつ 君待つわれそ
  ~作者未詳 『万葉集』 巻10-2240
誰だあれはと 私のことを聞かないでください
九月の露に濡れながら 愛しい人を待っている私を
 この「誰そ彼」は「黄昏(たそがれ)」の語源です。
 日暮れ時は薄暗く、昔は精霊の跳梁する禍々しい時とされました。
 人の見分けがつかないので、「誰そ」と問うて正体を明らかにしたそうです。
 (略)ちなみに「たそかれ」とは逆に夜明け前の薄暗闇を指すの言葉は「かはたれ」です。

175:考える名無しさん
17/09/21 00:37:05.28 0.net
美文だねぇ

176:考える名無しさん
17/09/24 12:16:19.41 0.net
クルアーンにおける神と人間読み始めた。これから井筒俊彦の英文著作も翻訳される
10月に存在の概念と実在性が出るが今流行の新実在論なり思弁的実在論と比較出来るものがあるだろうか?
思弁的実在論の誰かがイスラム哲学をインスパイアしてると聞いたことあるが

177:考える名無しさん
17/09/24 17:18:15.26 0.net
大半は指示出来ないな。基本的に達の悪い宗教であることは
間違い無いけど。オスマントルコ壊滅してから今反撃にでてるとかんがえたら
好きにしろって話かな。女性はどうなんだろね
そう言う場所でそだったら自由の意味すら理解してないと思うよ

178:考える名無しさん
17/09/27 21:05:11.45 0.net
井筒俊彦の説ではイスラム以前のアラビア人は感覚的、現世現実主義、実務主義的で快楽主義者だったとしてるがどうかな?
そしてイスラムの出た背景としてハニーフというユダヤキリスト教の影響を受けつつそれに属さない一神教概念の持ち主たちを挙げるが

179:考える名無しさん
17/09/27 21:20:31.67 0.net
ユダヤ教キリスト教に属さないハニーフというのは架空でしょ
実際はどちらか、主にキリスト教に属していた
二つよりも古い伝統がアラビアにはあるというクルアーンの建て前の為の架空の存在がハニーフ

180:考える名無しさん
17/09/28 09:42:00.22 0.net
>>179
クルアーンにおける神と人間ではウマイヤというユダヤキリスト教にもムハンマドにも従わなかった詩人をハニーフの一例として挙げてる
多分ハニーフとは何となく神仏は信じてるけどどこかの宗派に属する意識は持たない日本人みたいなものじゃないだろうか?
イスラム以前のアラビアは世俗的で宗教は形骸化してたようだから

181:考える名無しさん
17/09/28 09:49:15.23 0.net
「前イスラム期のアラブ人のほとんどは現世が終わったらその後には何もあり得ないと考えてた」
クルアーンにおける神と人間より

182:考える名無しさん
17/09/30 13:50:57.48 0.net
井筒俊彦の前イスラム史観は大昔はジン(妖霊)の声を代弁する巫者である詩人が部族長だった。
しかしムハンマド時代には詩人の地位は下がり賎業と見なされる事もあった
その頃のアラブ人は現世現実主義だった。
そしてユダヤキリスト教の影響を受けつつそれに属さないハニーフという一神論者が存在した
詩人とハニーフがイスラム誕生の背景となる
恐らく信仰が形骸化してたから偶像破壊にも抵抗は無かった

183:考える名無しさん
17/09/30 14:21:47.45 0.net
アラビア半島に影響力あったエチオピアはキリスト教国であり、南アラビアのヒムヤル王国はユダヤ教国
北西にはキリスト教のローマ帝国があり、中近東のキリスト教会からは宣教師が継続的に送られてきていた
マッカに近いヤスリブ後のマディーナはユダヤ人の町
メッカにもキリスト教徒はいたし、ムハンマドが啓示を受けた後最初に相談したワラカはキリスト教徒だった
ジャーヒリーヤの正体はすでに一神教が半島を覆い尽くそうとしていた段階

184:考える名無しさん
17/09/30 15:35:40.02 0.net
イスラムが特にネストリウス派のキリスト教に影響された事は結構知られてるがキリスト教にならずにイスラムというオルタナティブを取った背景にはハニーフの存在があるのではないだろうか?

185:運知空海
17/09/30 15:39:06.06 0.net
.
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186:考える名無しさん
17/09/30 15:53:36.55 0.net
アラビア語で平和はサラームでヘブライ語ではシャローム
アラビア語で神はアラーでヘブライ語ではエル(エロヒーム)
両方とも語源は同じらしい
ユダヤ人とアラビア人は本来兄弟民族なので一神教概念も古くからある程度共有されてたかも

187:考える名無しさん
17/10/04 00:12:30.37 0.net
>>172
日常生活の中のふとした拍子に、存在の根源性を目の当りにしてしまうという話が、
サルトルの『嘔吐』だった。
『意識と本質』の冒頭でも触れられている。

188:考える名無しさん
17/10/04 00:13:16.48 0.net
“「ここから先、おまえは一人で進んでいかなくてはならない」と顔のない男は私に告げた。
 「方向も道筋もわからなくても?」
 「そういうものは必要とはされない」と男は乳白色の虚無の中から低い声で言った。
 「もう川の水は飲んだのだろう。おまえが行動すれば、それに合わせて関連性が生まれていく。
 ここはそういう場所なのだ」
 それだけを言うと、顔のない男はつばの広い黒い帽子をかぶりなおし、私に背中を向けて舟に戻っていった。”
 
― 村上春樹 『騎士団長殺し』第2部 遷ろうメタファー編 (2017)

189:考える名無しさん
17/10/05 01:32:17.69 0.net
デリダは、
ヨーロッパ史上死刑を言い渡された四人の重要人物として、
ソクラテス、キリスト、ジャンヌ・ダルクと共に、ハッラージュ(Al-Hallaj)を挙げている。
ハッラージュはジュナイドの弟子。
『中国が読んだ現代思想 サルトルからデリダ、シュミット、ロールズまで』王前(2011)

190:考える名無しさん
17/10/05 15:14:27.73 0.net
中田考訳のクルアーン読んだが読みにくかった
けど井筒俊彦訳よりまし
あのじい様口調がちょっと…
中公版コーランが一番読みやすい

191:考える名無しさん
17/10/05 15:18:13.65 0.net
>>189
デリダは人間の意識の中に神が在るという考えだったと思う
だから井筒俊彦を絶賛したし神人合一のハッラージュを評価したのではないか?

192:考える名無しさん
17/10/05 20:39:05.54 0.net
>>190
ムスリム協会版は?

193:考える名無しさん
17/10/05 20:42:26.70 0.net
存在を抹消して痕跡を浮かび上がらせるというデリダのビジョンは、
ジュナイドの「ファナー(消滅)/バカー(持続)」と比較される。
ヘルマン・ランドルトとの対談「スーフィズムとミスティシズム 」で読める。

194:考える名無しさん
17/10/05 20:44:44.25 0.net
ここに出てくるイスラムや仏教の神秘体験では、ファナー/バカーという
意識(=世界)の否定/肯定、あるいは破壊/形成が体験される。
その時、破壊だけで終わるものは偽物なんだと言っている。
世界の解体後に、改めて新しい世界現出が伴うようでなければならないと。

195:考える名無しさん
17/10/05 22:31:38.43 0.net
>>192
読んでない

196:考える名無しさん
17/10/05 22:37:25.14 0.net
>>194
仏教は筏の例えで渡り切った筏は棄てなければならないと仏教自体の中にその解体装置を内蔵さす
大乗仏教の各宗派は解体後の新たな世界観になる
勿論意識と本質に見られるような空を体験した後の本質無き分節もあるが

197:考える名無しさん
17/10/06 01:06:48.93 0.net
「ジュナイドの「原初の契約」におけるファナーとバカー」
澤井 真(オリエントVol.53 (2010) No.2 p.115-132 )
URLリンク(ci.nii.ac.jp)
> 消滅を意味する「ファナー」の語と存続を意味する「バカー」の語は、
> クルアーンの中で対比的な関係として登場する。
> これらの語は,「地上のあらゆるものは消滅する(fānin),しかし,
> 変わらない(yabqā )のは汝の主の顔,偉大で尊厳の所有者である」(Q55:26-27)
> という節に由来する

198:考える名無しさん
17/10/06 01:07:43.43 0.net
仏教では、世界は意識の対象として、意識の内にあるわけだから、
外的世界の消滅とは、自己解体の先にある。

199:考える名無しさん
17/10/06 14:40:08.14 0.net
弥陀の身心は法界に遍く
衆生仏をねんずれば仏も還た念じたまう
一心専念すれば能所(主客)亡じ
果満覚王独り了了たり
浄土宗の高僧山崎弁栄が念仏の覚りを詠んだ歌
念仏専心すれば主客が無くなり仏のみが独り聳え立つという事
スーフィや井筒俊彦と共通した体験だろう

200:考える名無しさん
17/10/07 20:08:57.62 0.net
思弁的実在論のグレアム ハーマンが中世イスラム哲学の機会原因論に触発されたとwikipediaにあったけどハーマンは実在をどう捉えたのだろう?イスラム神秘主義では究極的に実在は神のみとするが
井筒俊彦に創造不断という作品もあったと思うが

201:考える名無しさん
17/10/07 22:03:13.52 0.net
イブン・ルシュドは創造はすべての瞬間ごとに行われとしたな
本気でそう信じてそう言ったか分からんが

202:考える名無しさん
17/10/07 22:22:33.14 0.net
>>201
神の絶対性を突き詰めると実在全てに神が介入する事になるから必然的にそうなる
逆が神が実在界に関わったのは創造の時だけで後は時計のように機械的に実在界は動いてるとする理神論。ニュートンなんかが信奉してた
神抜きで刹那刹那に世界は創造されるとしたのが
唯識の刹那滅。
刹那滅は仏教の無常思想から来てる
後唯識のヨーガ行体験もあると思う

203:考える名無しさん
17/10/07 23:01:44.29 0.net
ハーマンはまだ詳しくないけど、
機会原因論は、物体や精神ではない
神にのみ作用因(事物を生成させる要因)を認めるということ。
創造不断に近いのは、偶然性の哲学かな。

204:考える名無しさん
17/10/07 23:03:34.72 0.net
86 名前:考える名無しさん[] 投稿日:2016/02/11(木) 20:14:15.44 0
“この世界は、まったくの偶然で、
   別様の世界に変化しうる。”(『偶然性の後で』帯)
 
実際に読んで思い出したのは、
9~10世紀イスラムのアシュアリー神学。
そこでは、あらゆる時間性や因果性が断ち切られている。
毎瞬間、毎瞬間、世界は新しく創造され、
その行方は「インシャー・アッラー(全ては神の思し召し)」であると。
もちろん、メイヤスーは丁寧に断っているが。。。
「けれども私たちは、安定した世界に生きていることを天の恵みとしていちいちの瞬間に祝福することはしない。」

ポスト現代思想、ポスト・ポスト構造主義 [無断転載禁止]©2ch.net
スレリンク(philo板:86番)
×(『偶然性の後で』帯)
○(『有限性の後で』帯)

205:考える名無しさん
17/10/07 23:07:29.56 0.net
アシュアリー(873‐935)はスンニ派を代表する学派の祖で、カラーム(思弁神学)を確立した。

206:考える名無しさん
17/10/07 23:09:12.98 0.net
刹那滅は因果が連鎖する。
アシュアリー神学は因果は切断される非線形な原子論。
そういう違いがある。

207:考える名無しさん
17/10/07 23:10:46.95 0.net
井筒は、この創造不断をデリダのエクリチュール論に結び付ける。
"書く"たびにそこに世界が創出される、というように。

208:考える名無しさん
17/10/07 23:18:01.89 0.net
>>203
ハーマンは汎心論者らしいが

209:考える名無しさん
17/10/07 23:30:30.53 0.net
なるほど。

210:考える名無しさん
17/10/07 23:45:09.20 0.net
思弁的実在論はポストポスト構造主義と言われるからポスト構造主義からは多大な影響受けてる
その中のハーマンはイスラム中世哲学の機会原因論に影響受けてる
この両方から影響を受けた井筒俊彦は思弁的実在論なりハーマンをどう評価したのだろう 

211:考える名無しさん
17/10/08 06:42:56.24 0.net
井筒俊彦は存在認識の道の注で神こそ実在性そのものであるとする
神とは実在であり究極的に宇宙に神以外存在しないという主張に見える
ただし事の深層的次元に置いてだが

212:考える名無しさん
17/10/08 11:35:22.22 0.net
井筒俊彦が大川周明の大川塾の講師で司馬遼太郎との対談でもイスラムに積極的に関心を持った面白い人と言ったのは有名
しかしそれだけじゃなく井筒と大川は東西思想の比較と統合とか根底にある一如の思想に共通点があるように思える

213:考える名無しさん
17/10/08 12:55:21.89 0.net
>>204
これは読んだけどそんなところには気付かなかった

214:考える名無しさん
17/10/08 23:55:07.99 0.net
一如(wiki)
一如(いちにょ)とは、絶対的に同一である真実の姿、という意味の仏教用語である。
「一」は絶対唯一、「如」は真如(tathā)・如同の意で、一異の差別なく平等であることをいう。
世間における一切の事物・現象には実相(真実の姿)があり、普遍的に不二同一であることをいう。
平たく読めば「一つの如し」となる。一でありつつそれは異なるが、異なりつつもそれはそれは一であるという、真如を弁証法的に表現した語である。
もとは老荘思想の概念であり、万物を生成し存在している真実の相、またその差別相を超越した存在義を意味する。
のちに、本来の仏教用語から派生し、剣禅一如などとも転用されるようになった。

215:考える名無しさん
17/10/08 23:55:43.67 0.net
マールブランシュの機会原因論
Cause occasionnelle chez Malebranche
URLリンク(www.furugosho.com)

216:考える名無しさん
17/10/08 23:57:15.53 0.net
>>200>>210
ガザーリーか。
Occasionalism is the idea that God is the cause of all things.
Harman’s motif example of object-object relations is fire and cotton which comes from the the Islamic philosopher Al-Ghazali,
who repeats from the Qu’ran: “Fire does not burn cotton ? only God burns cotton”.
URLリンク(avoidingthevoid.wordpress.com)
ハーマンはハイデガーから中世スコラ学に遡って、そこでイスラムに接しているという点で、
普通に哲学史の通りなんだと思う。

217:考える名無しさん
17/10/08 23:58:07.32 0.net
>>208
この辺は、清水高志『実在への殺到』(2017)の「機会原因論的アニミズム」が詳しい。
ハーマンは、
・「ハイデガーの存在論」と
・「ジェイムズの経験論」を
・「パースの記号論」的に足してる

218:考える名無しさん
17/10/09 04:56:53.11 0.net
>>217
ありがとう。読んでみる

219:学術
17/10/09 07:09:03.13 0.net
平等を思い浮かべると逆搾取されるから平等は成立しえない。

220:考える名無しさん
17/10/09 10:35:47.45 0.net
井筒俊彦のイスラム思想史のガザ―リーの部分に偶因論(機会原因論)の解説があった。
原因と結果に必然的な結びつきはなく
例えばアリストテレス派では燃焼の原因は火であり
火は自然的必然性を持って機械的に作用するが
ガザ―リーは燃焼の真の作用因は火ではなく神だとした
彼にとり因果律は決して自然法則ではなかった
ガザ―リーの結論はアシュアリー派の因果律否定と一致する
この点においてガザ―リーは後のヒュームの哲学的先輩である
確かメイヤスーもカント批判してヒュームに回帰してなかったかな?

221:学術
17/10/09 14:18:50.57 0.net
原因と結果に結びつきがないわけないじゃない。
神に偏って酷使するのもなあ。
火は機械ではない。

222:考える名無しさん
17/10/09 15:11:43.37 0.net
ヒュームも因果律否定

223:学術
17/10/09 15:17:05.49 0.net
因果律というものは、ある事件があってあることがその結果となっているという
レベルじゃない。

224:考える名無しさん
17/10/09 15:42:51.93 0.net
ガザーリーのいう因果はなくすべては神の慣習だと言い換えても、結局世界のあり方は変わらないのだから同じことだよな
神の慣習=因果として働いてるんだから

225:学術
17/10/09 15:46:17.46 0.net
神が少数派だったらどうするね。

226:考える名無しさん
17/10/09 15:56:28.92 0.net
はたしてどうかな?

227:考える名無しさん
17/10/09 16:07:58.60 0.net
ヒュームのように経験主義を徹底さすと人間が経験する事の出来ない因果律による普遍的法則などは人間の妄想でしかない事になる
因果律を否定する徹底的経験主義は科学的法則も否定する

228:考える名無しさん
17/10/09 16:10:31.90 0.net
>>224
一億回同じ因果律があったとしても一億一回目に違いが出たらもう世界は変わり科学的法則も成り立たないことになる

229:考える名無しさん
17/10/09 18:26:14.82 0.net
量子運動のような、だいたい合ってる程度のもんでも確率的に予測可能な事態であれば科学として成立する
全ての可能性について調べる手段がない以上は、絶対的な確証などあるわきゃない

230:考える名無しさん
17/10/09 19:46:02.31 0.net
>>229
科学も厳密には蓋然的な統計問題になる。確度を上げていく事は出来るが
それ以上は今のところ哲学の問題だと思う

231:考える名無しさん
17/10/12 15:02:23.62 0.net
実在への殺到読み始めた。
自分は井筒俊彦の存在の0ポイントとジェイムの純粋経験が同じ認識領域を指すと思った
この作者はジェイムスの純粋経験とメイヤスーの(事実性)が同じ領域を指すと指摘している

232:考える名無しさん
17/10/12 19:20:47.91 0.net
井筒さんは「禅の心」を卓越した分析哲学者によって分析された「心」と結びつけていた
井筒俊彦の思い出
サイイド ホセイン ナスル
井筒俊彦全集第11巻月報第11号

233:考える名無しさん
17/10/12 20:21:29.09 0.net
分析ってなんですか?

234:考える名無しさん
17/10/12 21:10:13.32 0.net
>>233
一文があったので。恐らく心の哲学の類指してると思う。詳しくは掲載されてない

235:学術
17/10/12 22:08:21.65 0.net
あくまでしょ 神魔でしょ 堕天使でしょ。天使とランクが上がる。

236:考える名無しさん
17/10/12 23:04:38.23 0.net
>>231
> メイヤスーが《事実性》という名のもとに浮き彫りにするのは、
> 諸現象を整合し、総合するとされた主体の成立に先立つ「状態」であり、
> 主体も対象もそこではいまだ、整合や連接によって肥大していない、ある種の経験である。
p98のここかな?
真如に近いね。

237:考える名無しさん
17/10/12 23:05:34.22 0.net
【真如】しんにょ(tathatā)
・広説佛教語大辞典の解説
(1)かくあること。ありのままのすがた。あるがままなること。
(2)法がかくのごとく成立していること。法性と同義。
(3)「…真如」は、…なる法として成立していること。
(4)普遍的真理。心のあるがままの真実。あらゆる存在の真のすがた。万有の根源。
・デジタル大辞泉の解説
《〈梵〉tathatāの訳》仏語。ありのままの姿。万物の本体としての、永久不変の真理。宇宙万有にあまねく存在する根元的な実体。法性(ほっしょう)。実相。
・大辞林 第三版の解説
[仏] あるがままにあること。存在の本質、存在の究極的な姿としての真理そのものをいう。大乗仏教では、法性・実相などとほぼ同義に用いる。実性。
・ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
仏教用語。あるがままにある状態のこと。
この世のすべてのもの (諸法) の根底にある唯一無二の絶対の実在界のあり方は「その如くである状態」すなわち真如としか表現のしようがない。
諸法の人法二空の本性を真如ということもあり,また,衆生の心の本来の清らかな状態である自性清浄心を真如と呼ぶこともある。

238:考える名無しさん
17/10/12 23:09:55.60 0.net
西田、井筒、真如、ハイデガー、仏教
“西田が「真実在」を「純粋経験」に求めたのは、主客未分・主客合一の〈境涯〉を披歴するためではなく、
 そうした直接的経験の中に見て取られる「統一的或者」であり、
 つまり意識の統一的秩序をそこに読み取ったこと、このことである”
“大乗仏教で説かれる「本体的一元論」は、例えばイスラーム学の碵学井筒俊彦氏が最晩年に『起信論』を取り上げて、
 東洋的思惟の特徴として揚げる発出論的な形而上学とも異なっていることである”
“「真如」であれ、「仏性」であれ「法界」であれ、それらは「本体」であっても、
 決して形而上学的な実体的根拠を意味しない。
 むしろあらゆる実体性を打ち砕く「ハタラキ」なのであり、
 すべての存在者が実体性の軛(くびき)から自由になって、
 言い換えればいわゆる「根拠」から解き放たれて、いわば「無根拠」「没根拠」のままに、
 おのずから立ち現われてくる「場所」”
“ハイデガーの所謂「存在(有)」が、あらゆる存在者(有るもの)の根拠として「神」でないように、
 「本体」とは「実体」ではなく、場所的性格をもつもの”
“釈尊が掴んだリアリティはおそらくそうした場所的な性格をもつ般若智なのであって、
 いわゆる「縁起」という、まことしやかな「理屈」、論理の知的理解ではなかったはずである”
― 井上克人 『〈時〉と〈鏡〉 超越的覆蔵性の哲学―道元・西田・大拙・ハイデガーの思索をめぐって』 (2015)

239:考える名無しさん
17/10/12 23:11:42.64 0.net
『明治期アカデミー哲学の系譜とハイデガーにおける形而上学の問題
 ―如来蔵思想とユダヤ・ヘブライ的思惟との収斂点―』
井上 克人
URLリンク(heideggerforum.main.jp)

240:考える名無しさん
17/10/13 02:12:44.18 0.net
>>238
ジェームスと井筒俊彦はある程度分かるが西田は読まず嫌いもあってよくわからない。
井筒の存在の0ポイントは真空妙有と彼が言ってるように実体の破壊の場とあらゆる実体の根拠の場が一体になった領域だと思うが

241:考える名無しさん
17/10/13 22:18:40.35 0.net
真空妙有
“禅の説く「無」は、 意識的事実としてもまた存在的事実としても、絶対無分節と呼ばれるにふさわしい。
 だが、この絶対無分節者は無ではあっても、静的な無ではない。
 それは本然の内的傾向に従って不断に自己分節していく力動的、創造的な「無」である。
 真空は妙有に転成する、というより、転成せざるをえない。
 絶対無分節は自己分節するからこそ絶対無分節なのである。
 分節に向かってダイナミックに動いていかない無分節はただの無であり、一つの死物にすぎない。
 「死水、竜を蔵せず」(首山省念)。それは禅の問題にする「無」ではない。
 禅の考えている「無」は宇宙に漲(みなぎ)る 生命の原点であり、世界現出の太源である。
 この了解に基いて坐禅修行道としての禅は、「空」に到って「空」に堕するなとか、
 「空」に眠り込むなとかいって修行者を戒める。
 「一念未生以前、切に忌む者裏(その境地、すなわち空)に守住することを」(恕中無慍)”
― 井筒俊彦 『意識と本質』Ⅶ 

242:考える名無しさん
17/10/13 22:19:29.15 0.net
井筒は、東洋哲学の共時的構造化といっている。
一神教文明から、神のない仏教や老荘までをも統一した理論で説明しようとする。
一神教では窮極的絶対者である神があり、仏教や老荘では絶対無分節者といった形而上学的中心を立てる。

243:考える名無しさん
17/10/13 22:22:04.98 0.net
原始仏教は、空というぐらいだから非中心的だし、もっと素朴。

244:考える名無しさん
17/10/13 22:22:51.05 0.net
井上は、真如を悟る唯一の契機は、心の止滅であり、
「世界は空」に反して事物を実体視しようとする自意識の解体にあるという、
仏教の根本原理を織り込もうとしている。

245:考える名無しさん
17/10/13 22:24:32.46 0.net
妙なる(言いようもなくすぐれた)有(存在)も、縁起も慈悲も真如も、
空を覚知した後に結果としてついてくるものであって、
最初からそれを目的化するものではない。

246:考える名無しさん
17/10/13 22:27:23.30 0.net
トレンドからみると、
(1)井筒や西田は、形而上学的な大乗仏教の解説に優れていたが、
  原始仏教(ブッダの仏教)についてはあまり触れていない。

(2)最近目立つのは、大乗仏教から原始仏教への原点回帰。

(3)井上>>238は、大乗仏教に軸足を置きながら、そこに原始仏教の原理を読み込もうとしている。

247:考える名無しさん
17/10/14 00:35:49.98 0.net
西田はこちらでやろうと思ってる。
【西田】京都学派・近代日本哲学総合スレ【西周】 [無断転載禁止]©2ch.net
スレリンク(philo板:334-番)
336 名前:考える名無しさん[] 投稿日:2017/10/06(金) 23:55:26.34 0
しかし、西田哲学を安易に禅哲学だと理解しているようでは
読んでいる内には入らない。
337 名前:考える名無しさん[] 投稿日:2017/10/06(金) 23:57:04.39 0
“併し君だからよいが普通無識の徒が私を禅などと云ふ場合 私は極力反対いたします
 そんな人は禅も知らず 私の哲学も分からず
 XとYとが同じいと云って居るにすぎぬ”
― 西田幾多郎 「昭和18年 2月19日 西谷啓治宛」 『西田幾多郎全集23』 (2002-2009)

248:考える名無しさん
17/10/14 02:20:58.47 0.net
イスラムとヒンズーを統合したシク教のムールマントラに
Ikk oan karr sat nam(神は一つ。その名を真理と言う)がある
Ikkは一者で永遠性の純然たる経験そのものとする
OanはAUMがなまったものでAは認識作用の範疇
Uは絶対的な範疇が崩壊していく意識下の状態
Mは完全な無の意識の状態を指す
SatはSAD(真理を意味するサンスクリット。妙法蓮華経の妙の事)がなまったもの
これをnam即ち名とする

249:考える名無しさん
17/10/14 21:13:10.62 0.net
デモクリトス、エピクロス、ヘラクレイトス、アシュアリー、デリダなどの
原子論を心理学的にうまく説明したものが思い浮かばないが、
唯識と比べるのが妥当か。
デリダの「散種」などは阿頼耶識に近いところのものだろう。

250:考える名無しさん
17/10/14 21:13:53.11 0.net
>>204のアシュアリーの説明も「創造不断」で読める。
イブヌ・ル・アラビーの例も出てくる。

251:考える名無しさん
17/10/14 21:14:57.22 0.net
“「世界は、ひと息ごとに変動する」(イブヌ・ル・アラビー)”
― 井筒俊彦 「創造不断―東洋的時間意識の元型 Ⅱ」『コスモスとアンチコスモス』 (1989)

252:学術
17/10/14 21:20:19.58 0.net
ジョン・アヌルース 対 震える焔。

253:考える名無しさん
17/10/15 13:58:42.60 0.net
>>231
メイヤスーは、「必然的」に見える世界の在り方の奥に「偶然性」を見出だす。
仏教は、事物の「自性」(本質)の奥に「無自性」(本質のなさ)を見出だす。
やっていることは近い。
その際、
メイヤスーは、あらかじめ、心(言語や感覚)は取り外す。
仏教の場合、心はあるが、その内容物をゼロ(無・空)にする。
オブラート一枚分の差があるが、どちらもそうした先に「ありのままの世界」を見る。

254:考える名無しさん
17/10/15 13:59:15.70 0.net
九鬼周造 『偶然性の問題』 (1935)
“偶然は無に近い存在である”
 
URLリンク(www016.upp.so-net.ne.jp)
URLリンク(www016.upp.so-net.ne.jp)
URLリンク(www016.upp.so-net.ne.jp)
URLリンク(www016.upp.so-net.ne.jp)
URLリンク(www016.upp.so-net.ne.jp)
URLリンク(www016.upp.so-net.ne.jp)
URLリンク(www016.upp.so-net.ne.jp)
URLリンク(www016.upp.so-net.ne.jp)
“ヘラクレイトスの偶然論とパルメニデスの必然論の対立以来
 くりかえし問い続けられてきた「偶然と必然」の問題”(表紙解説)

255:考える名無しさん
17/10/15 13:59:37.44 0.net
“九鬼周蔵の『偶然性の問題』は、その思弁的な極まりにおいて、カンタン・メイヤスーの『有限性の後で』に類似する。
 すなわちそれは、「原始偶然」とも「絶対的形而上的必然」とも捉えられる、「形而上的絶対者」に関する議論である。”
― 千葉雅也「此性をもつ無 メイヤスーから九鬼周造へ」(『現代思想』2017年1月臨時増刊号 特集=九鬼周造)

256:考える名無しさん
17/10/15 14:00:03.73 0.net
「原始偶然 Urzufall」はシェリングの術語

257:考える名無しさん
17/10/15 14:01:50.39 0.net
井筒の前の世代にあたる宗教哲学や比較思想も併せてやっておくといい。
・柳宗悦 『柳宗悦宗教選集』
・九鬼周造 『偶然性の問題』
・清沢満之 『清沢満之全集』
・波多野精一 『宗教哲学序論・宗教哲学』
・田辺元 『仏教と西欧哲学』

258:考える名無しさん
17/10/20 22:31:00.75 0.net
西田と大拙は同い年で、石川県専門学校の同窓生。
柳宗悦は学習院高等科で西田や大拙に学んだ。

259:考える名無しさん
17/10/20 22:42:58.96 0.net
・西周(1829-1897)
・福沢諭吉(1835-1901)
・中江兆民(1847-1901)
・井上哲次郎(1856-1944)
・井上円了(1858-1919)
・内村鑑三(1861-1930)
・岡倉天心(1862-1913)
・清沢満之(1863-1903)
・南方熊楠(1867-1941)
・鈴木大拙(1870-1966)
・柳田國男(1875-1962)
・折口信夫(1887-1953)
・柳宗悦(1889-1961)
・宮沢賢治(1896-1933)
・井筒俊彦(1914-1993)
京都学派
・西田幾多郎(1870-1945)
・波多野精一(1877-1950)
・田辺元(1885-1962)
・九鬼周造(1888-1941)
・和辻哲郎(1889-1960)
・久松真一(1889-1980)
・三木清(1897-1945)(京都学派左派)
・戸坂 潤(1900-1945)(京都学派左派)
・高坂正顕(1900-1969)(京都学派四天王、近代の超克)
・西谷啓治(1900-1990)(京都学派四天王、近代の超克)
・下村寅太郎(1902-1995)
・高山岩男(1905-1993)(京都学派四天王、近代の超克)
・鈴木成高(1907-1988)(京都学派四天王、近代の超克)
・梅原猛(1925-)
・上田閑照(1926-)

260:考える名無しさん
17/10/20 23:04:00.78 0.net
柳宗悦
学習院中等科時代、内村鑑三の影響でプロテスタンティズムに親しむ

高等科時代、「聖フランチェスコ伝」がきっかけでキリスト教神秘主義に関心を持つ

エックハルトに傾倒

エックハルトの「無」や「空」から老子や禅に関心を持つ
回教詩人ハラージや、「否定道(否定神学)」などにも言及。
宗悦は「即如」という造語をつくった。
これは「二元を超えた世界を示唆する言葉」だという。

261:考える名無しさん
17/10/20 23:08:35.13 0.net
井筒に近い。おおよそ出来上がってる。

262:考える名無しさん
17/10/20 23:20:29.14 0.net
デリダ>>189にも近い。

263:考える名無しさん
17/10/20 23:50:39.64 0.net
             ,. -‐  ̄ ̄`  ̄ ´        ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ._,{ 、,i !  諸行無常 諸法無我
          __.. -/       ,..            /        `ヽ、
      , -‐ ,.´-─./     /:. . .            / ..__ / !     `ヽ ヽ クゥクゥ クゥ 空
    /,.-‐´  _r‐'   _,ノ: : : : : : : . . . . . . . . . . .(_  `丶、ヽ、   、__,ス ,)
~~ ̄/(三,. -‐ ´ /  ,.-‐ ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`丶 l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
~ ̄i l゙´  ̄ ̄ / ,/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ し,j ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 . l. !     / / 自己肥大・自己拡張・存在確認のさまようかまってちゃんクレクレ君は荒らし確定 
 . ! |    (, ,,/
  ! ,j   2chの鉄則(おやくそく)とは 【荒らしはスルー(無視・放置)・あぼ~ん・透明あぼ~ん】 しましょう。
  ゝ、ノ
      ● 荒らしは放置されるのが一番の苦手苦痛です。
        → ウザイと思ったらそのまま放置!
      ● 放置の荒らしは焦り、煽りや自作自演、PC串スマホで多人数を装い、あなたのレスを誘う。
        → 釣られてレスしたらその時点であなたの負け、あなたが荒らしです!!
      ● 反撃は荒らしの滋養にして栄養であり、ヨダレを垂らして最も喜ぶことです。
        → 荒らしにはエサを投げ与えないで下さい!
      ●荒らしは語尾に w をつけてあおります。
       → 問いに問いで返す無頭が故の無脳で、裏の小藪に捨てましょう。
      ●荒らし・粘着にはスルー・あぼ~ん・透明あぼ~ん・が推奨です。
        → 考えない学ばない荒らしは外道です。
      ●荒らしは自立できず、もたれかかり、ストーキングする
       → 真贋が見分けられないのが荒らしの属性です。
      ●無いものを有ると思い、有るものを無いと思う、これが顛倒(てんどう)、妄想(もうぞう)です
       → 公案の答えは無尽蔵、己だけの答えを出せ!
      ●枯死するまで孤独に暴れさせておくのが一番です。
        → ミイラ化です、放置、風化させ、土に戻しましょう。

264:考える名無しさん
17/10/21 23:24:57.12 0.net
>>260
『柳宗悦宗教選集 第1巻 宗教とその真理』(1990)より

265:考える名無しさん
17/10/21 23:26:04.29 0.net
西田や九鬼は数学をやるので、少しタイプが違ってくる

266:考える名無しさん
17/10/21 23:27:17.51 0.net
“ジャック・デリダの「解体」哲学、ドルーズ=ガタリの「リゾーム」理論に代表される
 現代ヨーロッパの前衛的思想フロントは、明らかにアンチコスモス的である。
 コスモスへの反逆、「ロゴス中心主義」的存在秩序の解体。
 西洋思想のこのアンチコスモス的動向が提起する存在論的、意識論的問題群にたいして、
 東洋哲学はどのような対応を示すであろうか。”
― 井筒俊彦 「コスモスとアンチコスモス」

267:名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote!
17/10/22 11:07:22.96 0.net
井筒は悪い意味で言っているのではないがね

268:名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote!
17/10/22 12:01:08.85 0.net
真空妙用。
真空は妙用のために存在している。

269:考える名無しさん
17/10/22 13:13:29.93 0.net
アンチコスモスは、アンチ-コスモスなのだから、コスモスに相対するもの
としてしか姿を現しえないだろう。始源としてのアンチコスモスはあり得ないのだ。

270:名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote!
17/10/22 14:28:41.21 0.net
>>269
井筒の用法だと始源のカオスはアンチコスモスのカテゴリーに入ると思うが

271:考える名無しさん
17/10/22 23:55:59.38 0.net
アンチコスモスがコスモスに相対するものとしてしか姿を現しえないことは、
コスモスの「解体」としてアンチコスモスについて語ろうとすることが、
「解体」という表現にもかかわらず、秩序としてのコスモスがどのように
現れているのかを解明しようとすることになることを意味する。

272:考える名無しさん
17/10/24 13:13:16.34 0.net
コーランを破り捨て踏みつけにしたった
URLリンク(www.youtube.com)

273:学術 ディジタル rare shinscake adanei
17/10/24 13:14:46.59 0.net
クルアーンは?

274:学術 ディジタル rare shinscake adanei
17/10/24 15:09:19.01 0.net
イスラム金融よりハイエクだよ。利子どころの騒ぎじゃねえぜ。
傷つき仆れた兵士は。対偶が。

275:考える名無しさん
17/10/27 22:32:35.51 0.net
>>247
例えばこういうところ。

276:考える名無しさん
17/10/27 22:32:55.75 0.net
“我々の有限なる意識の背後に横たわれる無意識はxに対するdxの如く考へることができないであらうか。”
“我々が或一曲線を意識するといふことは此の如き意味に於て限定せられた曲線である”
“意識するといふことは無限なる全体が己自身を限定することである。”
― 西田幾多郎 「自覚に於ける直観と反省」17 『西田幾多郎全集3』 (2004)

277:考える名無しさん
17/10/27 22:33:11.74 0.net
任意の直線を意識する時は、実在する無限な直線に対して限定をかけている。
無限な潜在性から有限な現実性が、「限定」=「自覚」として立ち現われる。

278:考える名無しさん
17/10/27 22:33:33.98 0.net
>>276は以下に繋がる。

279:考える名無しさん
17/10/27 22:33:57.21 0.net
“仏道をならふことは自己をならふなり。
 自己をならふといふは、自己をわするるなり。
 自己をわするるといふは、万法に証せらるるなり。
 万法に証せらるるといふは、自己の心身、
 および佗己の心身をして脱落せしむるなりと云ふ(道元)。
 
 それは限定するものなき限定、絶対無の自己限定と云ふことでなければならない。”
― 西田幾多郎 「哲学論文 第六」 『西田幾多郎全集10』 (2004)

280:考える名無しさん
17/10/27 22:34:19.26 0.net

(仏道を習うということは、自己を習うことである。
 自己を習うということは、自己を忘れることである。
 自己を忘れるということは、一切万物を知ることである。
 一切万物を知るということは、主客を分け隔てるものをなくしてしまうことである。)
― 道元 『正法眼蔵』 「現成公案」

281:考える名無しさん
17/10/27 22:34:47.35 0.net
井筒 数学× ギリシャ語○
西田 数学○ ギリシャ語×

282:考える名無しさん
17/11/06 03:02:18.03 0.net
東大出の学者で井筒並の知の巨人って誰かいますか?
井筒に言及したことのある東大関係者
渡辺浩、宇野重規、中島隆博、中村廣治郎、今道友信

283:考える名無しさん
17/11/06 03:35:15.84 0.net
井筒俊彦は辻直四郎に頭を下げて資料を借りてそれを一か月で読んで返して
読むのが速いと感心されたんだよ。

284:考える名無しさん
17/11/06 08:51:19.04 0.net
結局クルアーンを読まないと井筒は分からないなと思って、クルアーンの注解を買ったわ。

285:考える名無しさん
17/11/07 17:29:55.26 0.net
イスラム教が哲学?
西欧で仏教は倫理学(道徳哲学)と言われ宗教ではないと言われているのはわかる。
キリスト教やイスラム教に神学(理論的考察)はあるだろうけど哲学じゃないでしょ。
井筒俊彦は神秘主義哲学者らしいけど言語矛盾じゃなかろうか
哲学は形而上学で世界の普遍的な原理について理性的な思惟によって認識しようとする学問
神秘主義は神秘的合一と呼ばれる絶対者と自己との合一体験にある
神秘主義哲学者って油性水性ペンと同じくらい奇妙に聞こえるんだが

286:考える名無しさん
17/11/07 17:40:08.01 0.net
>東大出の学者で井筒並の知の巨人って誰かいますか?
阪大出の学者で井筒並の知の阪神って誰かいますか?

287:考える名無しさん
17/11/08 08:57:46.85 0.net
東大関係者か知らないが個人的には中沢新一かとおもうけれども、
中沢さん本人は
「井筒さんには一生かかってもかなわない」
と、謙虚に語っている

288:考える名無しさん
17/11/08 09:10:27.62 0.net
「知の巨人」という称号を得るには、知識の深さや幅広さだけではなく、
知識量とか語学力とかいわば基礎体力的な部分で他を圧倒している必要がある。
日本で言えば南方熊楠とかそういうタイプの人に対して向けられる言葉。

289:考える名無しさん
17/11/08 10:37:31.58 0.net
>>285
勉強不足。神秘主義哲学は新プラトン派のプロティノスの時代からある伝統的哲学
プロティノスは神秘的合一体験を基にその哲学を展開した
井筒俊彦も「神秘哲学」で取り扱ってる

290:考える名無しさん
17/11/08 11:46:19.91 0.net
プロティノスどころかソクラテスも ダイモーンに導かれたとか言ってるじゃん

291:考える名無しさん
17/11/08 12:05:16.97 0.net
そもそも一神教圏以外では哲学と宗教は一体で分離してない
哲学の殿堂アカデメイアをキリスト教ローマが異教として閉鎖したようにギリシャ哲学は宗教と哲学が一体で分離してなかった
一神教ではギリシャ哲学を宗教とすると一教の教義に抵触するので哲学というジャンルとすることで両立を謀った側面があるのではないか?

292:考える名無しさん
17/11/08 22:21:32.87 0.net
>>285
イスラーム哲学
URLリンク(ja.wikipedia.org)

293:考える名無しさん
17/11/09 01:25:02.34 0.net
形而上学における主題の中でも最も中心的な主題に存在の概念がある
存在論の他に、神、精神、自由の概念等が伝統的な主題とされているけど
精神や物質もしくは数や神のような抽象的な事柄が存在するか、また人間という存在は
複雑に組み立てられた物質的な体系として定義できるかどうか
神学が哲学の部門視されることはあるが理性によっては演繹不可能な信仰の保持および
神の存在を前提とすることで、一切の思想的前提を立てない理性の学としての
哲学とは異なるとする見方が一般的です。

294:考える名無しさん
17/11/09 15:18:08.65 0.net
例えば自然科学の学者、科学者ですね。
科学者が実験、観察、分析、総合、仮説と実証に神を語りだしたらどうでしょう。
神秘主義科学者などと言うのでしょうか。とたんに怪しい人ですよね。
ここにいるのだから皆さんは哲学に傾倒しているのでしょう。
神秘主義哲学者などと哲学に対する侮辱ではないでしょうか。
個人的には社会科学と言う表現も不愉快極まりない。科学に対する侮辱と言っていい。

295:考える名無しさん
17/11/09 18:19:07.37 0.net
>>294
神秘主義哲学は必ずしも神なんて事は言わない。井筒俊彦読んでみろ。神なんか出てこないから
ミスティシズムとオカルティズムを混同した的外れ言うな。

296:考える名無しさん
17/11/09 20:49:07.03 0.net
>>293-294
井筒の本はどれを読んだ?

297:考える名無しさん
17/11/09 21:24:34.15 0.net
>>293
カントの『純粋理性批判』は?

298:学術
17/11/09 21:43:59.52 0.net
推理力自己批判精神ぐらいでどうだ。次代のカントは。

299:考える名無しさん
17/11/11 09:23:31.69 0.net
井筒俊彦著作集別巻面白いな
正巻より面白いかもしれん

300:考える名無しさん
17/11/11 09:56:05.46 0.net
対談は読みやすいし、具体的な話題も出てくる

301:考える名無しさん
17/11/12 20:00:25.82 0.net
298 名前:あぼ~ん[NGName:学術] 投稿日:あぼ~ん

302:考える名無しさん
17/11/19 23:01:37.22 0.net
井筒豊子の「井筒俊彦の学問遍路ー同行二人半」読みはじめた

303:考える名無しさん
17/11/20 00:41:14.58 0.net
>>302
新しい本だ。(2017/9/15)
今年亡くなったのか。

304:考える名無しさん
17/11/20 00:45:46.65 0.net
井筒豊子 『白磁盒子』 (1993)
短編小説集。
井筒と放浪のタタール人学者ムーサーのやり取りが描かれているもの。

305:考える名無しさん
17/11/20 00:46:30.01 0.net
>>3の英文著作翻訳コレクション
『2 クルアーンにおける神と人間―クルアーンの世界観の意味論』 (2017年6月)
『3 存在の概念と実在』 (2017年9月)
も出てた。
ハイデガー/サルトルとイスラムの存在論の比較とか。

306:考える名無しさん
17/11/20 20:18:49.07 0.net
井筒俊彦の学問遍路には余り知られてなかった彼のマッギルからイラン時代やそれ以降まで詳しく書かれてる。内気で人間嫌いとも言われる井筒だが内外問わずそうそうたる面子と関わりあいその才能を認められてる

307:考える名無しさん
17/11/23 13:16:51.44 0.net
道元の「現成公案」>>279-280自体も華厳的。
自己(一)を忘れる

一切(多)を知る

一切によって自己を知る
自己否定が自己の外部に突き抜け、自己を規定する超越的視点になる。
これ自体が、既にクラインの管的な循環モデル。
クラインの管
URLリンク(polyhedra.cocolog-nifty.com)
URLリンク(pds.exblog.jp)

308:考える名無しさん
17/11/23 13:17:07.85 0.net
一即多、一即一切の華厳的記号学モデル
A ([a]、b、c、d、e、、、)
B (a、[b]、c、d、e、、、)
C (a、b、[c]、d、e、、、)
[ ]は強調
シニフィアンA/シニフィエaという単純な一対構造ではなく、
シニフィアンがAやBやCである時にもシニフィエは常に(a、b、c、d、e、、、)であるモデル。
Aの時には、相互に浸透し照合されたa、b、c、d、e、、、の中のaが強調される。
参考:井筒俊彦 『コスモスとアンチコスモス』 (1989)

309:考える名無しさん
17/11/23 13:18:13.03 0.net
デリダの「ロゴス中心主義の解体」による存在根拠解体のあと(後、跡)。
井筒俊彦氏「事事無礙・理理無礙ーー存在解体のあと」 要約
URLリンク(www.furugosho.com)
“事物を事物として成立させる相互間の境界線あるいは限界線
 ーー存在の「畛」的枠組みとでもいったらいいかと思いますがーー
 を取りはずして事物を見るということを、古来、東洋の哲人たちは知っていた。
 それが東洋的思惟形態の一つの重要な特徴です。
 「畛」的枠組みをはずして事物を見る。
 ものとものとの存在論的分離を支えてきた境界線が取り去られ、あらゆる事物の間の差別が消えてしまう。
 ということは、要するに、ものが一つもなくなってしまう、というのと同じことです。
 限りなく細分されていた存在の差別相が、一挙にして茫々たる無差別性の空間に転成する。
 この境位が真に覚知された時、禅ではそれを「無一物」とか「無」とか呼ぶ…”

310:考える名無しさん
17/11/23 14:49:47.16 0.net
マルチするなゴミが

311:考える名無しさん
17/11/23 23:05:20.12 0.net
モノたちの宇宙ー思弁的実在論とは何かーの解説に今後ハーマンと井筒俊彦の哲学、あらや識の理論や廣松渉の事的世界観の比較が重要になると書いてる

312:考える名無しさん
17/12/12 14:21:24.29 0.net
意識と本質の内容
①無本質論…禅、老子
②有本質論
1個別的本質論…本居宣長
2普遍的本質論
(1)存在の深層に本質が在る
…宋学
(2)元型的本質が在る
…シャーマニズム、密教、スーフィ、カバラなど
(3)表層意識で理知的な概念として本質を捉える
…孔子の正名論、プラトン、ニヤーヤヴァイシェーシカなど
意識の形態
1表層意識
2イマージュ世界
3言語アラヤ識
4c領域
5存在の0ポイント

313:考える名無しさん
17/12/12 19:48:42.47 0.net
存在の概念と実在性で神は存在であるというモッラーサドラーの解釈が出る
井筒俊彦の神観念でもあるだろう
こういう観念で思い出すのはシャンカラの不二一元論だ

314:考える名無しさん
17/12/14 09:11:22.08 0.net
「意識と本質」も、
後半のユダヤ教の説明は割とどうでも良く、鬱陶しい

315:考える名無しさん
17/12/14 12:18:36.51 0.net
仏教が哲学を語るのは理解できる。西欧でも倫理学とか道徳哲学言われてるから
しかし一神教ごときが哲学って・・・。

316:考える名無しさん
18/01/07 01:43:33.63 0.net
自分は井筒さん読み始めの初心者だが、禅仏教の哲学に向けてが凄過ぎて、夢中になって読みました
御本人のリアリティに裏打ちされたというか…
なかなかあそこまで書ける人はいないなあって
ただ難解なのといちいち自分の先入観が揺さぶられるから読み進むのにえらい時間がかかる(笑)

317:考える名無しさん
18/01/12 22:04:35.30 0.net
>>315
仏教が哲学的発展を遂げたのは実質的には初期段階だけだ、大乗仏教で説かれた膨大な教説は
一見して論理的に見えるのだろうが実態はそうではなく一神教と変わらぬ独断論の集積に過ぎない

318:考える名無しさん
18/01/13 02:44:05.24 0.net
>>317
何子供の戯言じみた事を(笑)
大乗中観や唯識は現代哲学や現代心理学と比肩される事もある代物
華厳の教学は現代数学の列の論理を含む
密教はホロン理論と比較されユングも注目した
禅はヴィトゲンシュタインとハイデガーという20世紀の二大哲学者と比較されそれより進んだものと言われたりする事もある

319:DJ学術 
18/01/13 10:03:01.27 0.net
フランス文学の方が本質的でいいと思う。後は文字列の韻とか、関連させたり、
死や文学の技術の関係を、同族的にしないことだろう。

320:考える名無しさん
18/01/13 15:16:26.70 0.net
科学と仏教を結びつけて考えようとする試みなど、どれも強引なこじつけばかりだろう
特に、大乗経典は釈迦や如来がSFチックな異能力者で超人だからやってることが一神教と大差ない

321:DJ学術 
18/01/13 15:33:39.53 0.net
宗教文学に向いてるな。小乗の体も荒らされたよ。

322:考える名無しさん
18/01/13 15:36:03.47 0.net
>>320
あなたが言ってるイメージにあるのは強引に現代物理学と東洋哲学を結合させた浅はかなニューエイジの類
井筒俊彦のもの読んでから大乗に文句言ってね。

323:考える名無しさん
18/01/13 16:02:12.56 0.net
スマナサーラっていう有名仏教徒が、仏教は心の科学とか言ってるし、
科学者が瞑想を研究したマインドフルネスってのもやたら流行ってるし、
たしかに仏教と科学を結び付けようという流れはあると思う。
現代は、科学的な枠に収まってないと信用されないんだろうな。
実際には科学ってのは限界もあるのに。

324:考える名無しさん
18/01/13 19:01:34.72 0.net
ヨーガ行唯識派なんかはヨーガ行で内観してその心の動きをチェックしつつ仏教心理学を体系化していった。
そういう側面が仏教にはある
勿論井筒俊彦も内観による内的体験がその哲学の基礎になってる

325:考える名無しさん
18/01/16 10:00:01.10 0.net
>>323
マインドフルネスは科学とは特に関係ないだろ
昔からあるヴィパッサナー冥想を上座部の人たちが英語で熱心に布教してるだけで

326:考える名無しさん
18/01/16 11:40:59.33 0.net
>>325
禅やヴィパッサナーのストレス低減効果や集中力改善効果などを科学的に検証したのがマインドフルネス

327:考える名無しさん
18/01/16 21:49:19.89 0.net
エハン塾「井筒俊彦の紹介」
URLリンク(youtu.be)
エハン塾「仏教とキリスト教のマインドフルネス」
URLリンク(www.youtube.com)

328:考える名無しさん
18/01/27 12:12:29.00 0.net
北アフリカ・中東地域生まれつき知能が低い疑い
難民のIQは大卒であってもわずか93しかない
ボイス・オブ・ヨーロッパに掲載された、欧州の移民問題についての赤裸々な議論です
EUと主要メディアは、高齢化する欧州は若い労働力を補うために移民が必要だと言う。
しかし、現実はそれとはかけ離れている。たとえば、ドイツ、スイス、そしてオランダでは、
80~99パーセントの移民が、移住後1年以上を経てもなお定職に就いていない。
多くの移民は、現代の欧州で労働力として要求される技能を有していない。
心理学教授ハイナー・リンダーマンは、2015年10月に難民(移民)がドイツ人と比較して
平均的に低い知能しか持っていない。彼の研究によると、大卒の難民の数学と抽象的な
タスクにおける平均知能指数は93で、地元の高校生と同レベルしかなかった。
よく指摘される“言語の問題”はこの差異が生じている理由のほんの一部でしかなく、
根本的な問題は基礎技能の欠如だとリンダーマンは続けた。「ムスリム社会やアフリカで
見られる頻繁な血族間結婚(いとこ同士の結婚など)とそれによって引き起こされる障害が
問題を悪化させている」と、彼は付け加えた。すべての人間は能力と可能性において平等
であると左翼は信じているが、世界のIQ地図が示しているように、そんなことはありえない
違った地域から来た人たちは皆違うということを認めることは、事実上、レイシストではない。
「高い認知能力を持った人口が多い国々は、単に裕福なだけではなく、
平均的に言ってより自由で民主的であり、法の支配と平等がより確立されており、
有能な政府に統治されている。そういった社会は殺人発生率も低く、より安全だ。
そのような現代性は「認知の現代性」であり、
高い認知能力抜きでは獲得できたり促進できたりするものではない!」
URLリンク(www.newshonyaku.com)

329:考える名無しさん
18/01/27 20:56:54.40 0.net
体育会系と理科系の違いでしかないだろう。それをレイシズムにするのは間違っていると思う。

330:考える名無しさん
18/01/27 21:01:59.48 0.net
それは、欧米ではだいぶ前から、さんざんやってきた議論。
黒人の知能指数が低いのは、後天的な要因なのか、それとも、先天的な要因なのか。
これについては、盛んに議論されている。
まちがいないのは、「黒人の知能指数が低い」ということ。
こればかりは客観的事実なので、誰も否定できない。
議論されているのは、その「原因」について。

331:考える名無しさん
18/01/27 21:02:48.12 0.net
しかし、アラビア人やペルシャ人は、多くの偉大な知識人を輩出してきた歴史を持っている。

332:考える名無しさん
18/01/27 21:06:52.59 0.net
>>323
>スマナサーラっていう有名仏教徒が、仏教は心の科学とか言ってるし、
科学者が瞑想を研究したマインドフルネスってのもやたら流行ってるし、
たしかに仏教と科学を結び付けようという流れはあると思う。
それは、「科学」と言ってるだけ。
あんまり関係ないよ。

333:考える名無しさん
18/01/27 21:08:24.47 0.net
要するに、思考停止して頭の中をカラッポにすることにより、感覚を研ぎ澄ませる。
自分の身体や精神に、意識を集中する。
それがマインドフルネス瞑想。

334:考える名無しさん
18/01/27 21:12:40.17 0.net
アメリカの黒人で泳げるのは2割程度だと言われる。これは説明なしに理解できる。
イスラムのレベル低下は、毎日アザーンがあって礼拝が義務付けられてるんだからイヂメられっ子と同じだよ。当分ダメだろうね。

335:考える名無しさん
18/02/14 03:46:35.76 0.net
大川周明 『安楽の門』
 私は此の書斎(松沢病院の病室)に古蘭原典と、十種に余る和漢英仏独の訳本を自宅から取寄せ、昭和二十一年十二月一日から之を読み初めた。
 それは私が乱心中の白日夢で屡々マホメットと会見し、そのために古蘭に対する興味が強くよみがへったからである。

336:考える名無しさん
18/02/14 12:32:54.54 0.net
極東軍事裁判にかけられたとき大川はキチガイのふりをして死刑を免れた
イスラムに傾倒したのはその贖罪の念が拭い去れなかった所為だろう

337:考える名無しさん
18/03/02 23:34:50.59 0.net
>>328
普通の生活を送れる人間と難民とでは、そもそも学習環境に違いがあるだろ

338:考える名無しさん
18/03/02 23:39:30.54 0.net
ハッラージュ 「アナ・ル・ハック (Ana al-Haqq)」 (われは真理(=神=真実在)なり)
> Haqq is the Arabic word for truth.
> In Islamic contexts, it is also interpreted as right and reality.
> Al-Haqq, 'the truth, is one of the names of God in the Qur'an.
> It is often used to refer to God as the Ultimate Reality in Sufism.
そう言って処刑されるわけだが


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