【西田】京都学派・近代日本哲学総合スレ【西周】at PHILO
【西田】京都学派・近代日本哲学総合スレ【西周】 - 暇つぶし2ch50:考える名無しさん
17/05/19 23:17:04.920.net
『日本2.0 思想地図β vol.3』に東と梅原の対談「草木の生起する国―京都」があるね。
千葉のギャル男論もここに所収。
ギャル男論は九鬼の現代版というところだろう。
「いき」とは異性との交渉における媚態だった。

51:美魔女
17/05/20 00:33:06.340.net
>>48
素晴らしいですね✨💮

52:考える名無しさん
17/05/20 18:26:18.190.net
妖怪思想を撲滅しようとした井上円了って一体何者なんだろうな。

53:美魔女
17/05/20 19:22:49.310.net
へー
そんなのもあるのですか💮

54:考える名無しさん
17/05/20 19:52:59.100.net
URLリンク(www.toyo.ac.jp)
鈴木大拙の伊能忠敬板か。
仏教思想でもって全国を行脚するなんて。

55:考える名無しさん
17/05/20 20:59:55.620.net
おばけの正体 井上円了
緒言
 明治三十一年のむかし、『妖怪百談』を著し、つぎにその「続編」を作りしが、望外にも世間より歓迎せられ、
再三再四、版を重ぬるに至りたるも、数年前に残本全く尽き、久しく購読を謝絶しきたれり。
その後さらに再版せんと思いしも、本書の内容が古人の書を引き、古代の話を伝えたるもの多ければ、
そのまま再版するもおもしろからずと考え、絶版のまま今日に至れり。
URLリンク(www.aozora.gr.jp)

56:考える名無しさん
17/05/20 22:57:27.380.net
『妖怪学全集』、『哲学うらなひ』、『失念術講義』

57:考える名無しさん
17/05/20 23:02:40.090.net
妖怪博士ね。まだよく掴めていないんだけど

58:考える名無しさん
17/05/20 23:03:35.490.net
以下の論文が、西田以前の明治期哲学について詳しい。
「明治期アカデミー哲学の系譜 : 「現象即実在論」をめぐって」
井上克人
URLリンク(ci.nii.ac.jp)
船山信一(一九〇七-一九九四)は、『増補明治哲学史研究』(昭和四〇年)のなかで、
西田幾多郎は井上哲次郎(一八五五-一九四四)が初めて提唱した「現象即実在論」の継承者であり、その完成者なのであって、
一定の流れどの中で自らの思想の原点を見出し、それを彫琢することに一生を費やしたと語っている。
ところで、この「現象即実在論」、つまり現実そのままが真の実在であるとする考えは、
遡れば天台本覚思想にその淵源をもつが、明治二〇年代には日本人独自の考え、しかも仏教的な哲学として人々に夙に知れ渡っていた。
とくに、明治期の哲学界に於けるもう一人の鬼才、井上円了(一八五九-一九一九)は明治一九年の「哲学一夕話』以降、
「現象即実在論」と呼べる論文をいくつも発表しており、その影響は無視できない。
じじつこの『哲学一夕話』は西田の若い頃の愛読書の一冊に数えられている。
更に清澤満之の『純正哲学』(明治一、四年)がその後に続くわけであり、
そういった仏教系の哲学者とならんで東京大学の哲学教授の井上哲次郎が、
宗教色を感じさせることなく純哲学理論として、「現象即実在論」を提唱していたのである。
明治一六年に公刊された井上哲次郎の『倫理新説』に於いては、しばしばカント、フィヒテ、シェリング、へーゲルの名が挙がっている。
とは云え、ただ彼らの原理のみが紹介されているに過ぎない。
カントの「物自体」、シェリングの「絶対者」、へーゲルの「理念」は、
荘周の「無々」、列子の「疑独」、釈迦の「如来蔵」と同一系列に置かれて、いずれも「人力の管内」に入り難きものとして説明されている。
ただ注意すべきことは、ここでは、ドイツ観念論の神秘的側面が既に東洋的形而上学と結びつけられ始めているということである。
この点については、井上円了も同様である。彼は『仏教活論序論』(明治二〇年)の中で、仏教の「真如」とへーゲルの絶対者とを同一視している。

59:考える名無しさん
17/05/20 23:11:34.440.net
その他、
フェノロサ、スペンサー、『第一原理』、「不可知者」、「宇宙の第一原因」、「リアルチー(reality)」、
「大乗起信論」、「真如」、プロティノス、「根源的一者(ト・ヘン)」

60:考える名無しさん
17/05/20 23:28:29.560.net
・井上哲次郎(1856-1944)(東京帝国大学で日本人として初めて哲学の教授となった)
・井上円了(1858-1919)(哲学館(現:東洋大学)を設立した)
・清沢満之(1863-1903)(親鸞『歎異抄』を再発見した)

61:考える名無しさん
17/05/20 23:29:37.800.net
> 日本哲学の源流に位置づけられるのが、東京大学(お雇外国人)哲学教師アーネスト・フェノロ
> サ(明治11年就任)に学んだ、井上哲次郎、岡倉覚三、嘉納治五郎(明治10年入学:第一期生)
> 有賀長雄(第二期生)、三宅雄二郎(第三期生)、井上円了(第五期生)、清沢満之(第七期生)ら。
> つぎに、ブッセ(明治20年就任)に学んだ、大西祝ら。ついで、ケーベル(明治26年就任)に学んだ、
> 夏目漱石、西田幾多郎、九鬼周造、和辻哲郎、波多野精一らが、つづきます。

62:考える名無しさん
17/05/20 23:39:32.740.net
嘉納治五郎、、、、(柳宗悦は甥)

63:考える名無しさん
17/05/21 00:01:21.890.net
船山信一はフォイエルバッハの「キリスト教の本質」を翻訳していますな。

64:考える名無しさん
17/05/21 00:04:44.380.net
それどころかフォイエルバッハ全集をひとりで翻訳しているな。

65:考える名無しさん
17/05/21 00:58:48.300.net
『フォイエルバッハ全集』全部やってるね。
翻訳以外の著書もいくつか読み始めたけど、
教科書的なものや手記も良かった。

66:考える名無しさん
17/05/21 02:01:24.250.net
学者が翻訳するのもうやめにするべき

67:考える名無しさん
17/05/21 09:21:14.690.net
中山元や山岡洋一みたいに翻訳家がやるべきと?

68:考える名無しさん
17/05/21 18:31:49.650.net
とは言っても中山元の場合は
『思考のトポス 現代哲学のアポリアから』新曜社 2006
『賢者と羊飼い フーコーとパレーシア』筑摩書房 2008
『フーコー生権力と統治性』河出書房新社 2010
『フーコー思想の考古学』新曜社 2010
といった書を著している訳で、純粋な翻訳家とは言えない。
だから、翻訳家が学者になる可能性がある訳で、
業務遂行者を限定するのにはいささか無理があるようにも思える。

69:考える名無しさん
17/05/21 18:49:51.580.net
山内得立の読書が進まない。
自分なりにであれ、これを読み解いた木岡伸夫を純粋に尊敬するわ。

70:考える名無しさん
17/05/21 19:09:36.090.net
URLリンク(www.amazon.co.jp)あいだ〉を開く―レンマの地平-世界思想社現代哲学叢書-木岡-伸夫/dp/4790716430
↑はなんとか読み通せたけど、
『ロゴスとレンマ』は40ページで挫折しそうだ。


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