15/05/06 23:50:21.41 0.net
ミヒャエルエンデがどこかで、「絵画や詩や音楽は、それが存在しているだけで世界は変革される」といったようなことを語っていた
絵画や詩や音楽がなにも社会に直接的、間接的に変革を意図して作られたものでなかったとしても、それがそのまま、ただ存在しているだけで、世界は違うものになる
芸術ってのは本来そういうもので、そのあり方が最高度とか素晴らしいってわけではない
で、それは芸術に関わらず個人についても同じことが言えると思う
個人の人生を静かに、本人しか気付かないようなやりかたで変革するだけで、世界は全く違うものになるんだ、と信じている
集団的な立場から別の集団的な立場を変革しようとする立場にはどこか不自然なものを感じる
それは、同じソースから生じた別の立場でしかないのではなかろうか?と疑問を持つ
それよりも、個人の立場から個人のありかたを変革することに意義を見出すことに健全さを感じる
そして、人智学はそんな個我に個人の在り方の変革までの道のりを提供してるのだと思う