20/11/03 13:37:03.65 smsqfu+/.net
>>440
ブリッジ整流で電源トランスに0Vと250Vのタップしかない場合、0Vのタップをアースしてはいけない。
ブリッジ整流では電源トランスの0Vタップは時刻によってプラス側になったりマイナス側になったりしているので、アースにつないではいけないのだ。
ただし電源トランスに中点タップがある場合(たとえば0V-125V-250Vの場合)、0Vタップと250Vタップをブリッジ整流器につなぐと、中点タップに対して2組の両波整流回路を組んだのと同じことになる。
この場合中点タップをアースすると正負電源を構成できる(平滑コンデンサはアースに対して2組必要)。
これは半導体アンプでは正負対称電源を作る際に一般的に使われる回路である。
正負電源といっても同じ電流を使う必要はなく、平滑コンデンサの容量も対称である必要はないので、たとえばマイナス側はほとんど電流を使わないのなら、マイナス側の平滑コンデンサは小容量で構わない。
真空管アンプでもマイナス電源が必要な場合に役に立つと思う。
正負電源でなくても、たとえば+175Vと+350Vを作るような場合にも使える。
ただしこの場合は中点タップをアースしてはいけない。
中点は+175Vになるので当然である。