17/06/02 22:50:09.66 V5YSaFaa.net
プリエンファシスはデジタルプロセスで生じてしまう量子化誤差を補正するものであり、
本来ならば、ディエンファシスはDAC以降に外付けのアナログ回路で行うことを想定していた。
ところが、この外付けのコストを嫌って、回路自体を省いたものや、
デジタルフィルタにディエンファシスフィルタを組み込んだものが登場し、
当初想定された効果を期待できなくなった。
そのような再生環境の変化に合わせて、CD製作時にもプリエンファシスを行わないようになった。
大体こんな流れだな。
ちなみに、プリエンファシスはCD規格オリジナルのものではなく、
その前身となり、マスターレコーダーにもなったPCMプロセッサーのものをそのまま使っていて、
民生品として市販された製品は、コスト重視のためか、プリエンファシス-ON固定になっていた。
(専用LSI自体はON-OFF出来るものなので、切り替え改造は可能)
プリエンファシスといえば、ONKYOのUSB-DACがディエンファシスを行わない欠陥品を出した時、
当初、これは仕様ですと突っぱねようとしたことを思い出すわ。