16/08/19 15:46:42.80 sVYOd8dO.net
高次歪みという言葉にアレルギー反応を示す人がいるが
実はデジタルになくてアナログにあるのが高次歪み。
アナログ機材は入力信号に対して別の倍音を出すが
ほとんどの場合は音の艶として認識される。
音楽とは連動しているので、はまると聴いてて気持ちいい。
そしてほとんどのアナログ録音は、再生側の高次歪みを想定して
ミックスされている。特に歌謡曲の場合は独特で
まじめに再生すれば、高域の伸びやかさが不足したこもった音になる。
逆にアナログになくてデジタルにあるのが量子化歪み。
こちらはビット数が減ると信号の波が曖昧になって
ゼロかイチのパルス信号に変わるもの。
これはパチパチ、キンキンしたノイズで
おおよそ楽音とは関わりのない音。
これが歌謡曲には滑らかさのない、雑味を感じさせる。
ようするに、CDで聴いておかしいときは
システム全体が量子化ノイズのパルス成分を繊細に拾い過ぎているのと
逆に高次倍音が不足している、という二重苦に陥っている。
単純にはシステムが歌謡曲に最適化されていないことになる。