16/08/08 21:35:53.28 Lito1U51.net
DL-103について言うと、歴史が長い分だけ
意外に漫然と使われている感じもあるが
デンオン DN-308Fのような局用ターンテーブルに取りつけると
ニュートラルなのにかっちりと音が決まる。
一般に言われる、無難という意味とは全く違う。
理由は、モーターのトルクがしっかりしている点と
DL-103のコンプライアンスに合った
それほど鋭敏でないアームで支えられている点だと思う。
開発コンセプトがシェルなしのSPUというものだったので
後の時代の低コンプライアンスの繊細さは、もともと求めていない。
その変わり、600~7,000Hzで機械的インピーダンスが一定という
ステレオ再生のもっとも基礎となる帯域の動的性能を保証している。
この辺の特性を生かした再生システムの構築が大切になる。