16/07/08 06:35:31.87 y855ecQM.net
ポップスの場合は、ドーナッツ盤優位の時代がかなり続いて
アルバムで出せる歌手は、ほんの一握りだったと思う。
というのも、ジャズ、クラッシックに比べて長尺の録音がないので
LPでなければならない理由がそれほどない。
ポータブル・レコードプレーヤーもLPがターンテーブルから
はみ出るのが多く、LP=高級ステレオ用というのが相場だった。
ただこれは1960年代までの話。
イギリスだとEPモノ盤とLPステレオ盤で
カッティングレベルやラウドネス補正が全く異なるというので話題だったが
日本ではどうか?というと、それほど違いはなかったと思う。
むしろ33回転より45回転のほうが高域が伸びると宣伝され
LPでも45回転の高音質LPというのが売られていた。
とはいえ、アルバムで聴くと曲の連続性で印象が異なるとか
そもそもアレンジが異なる、等々の違いはあった。
EPを買ってからLPを聴く人のトリビア的な扱いだったが
今はアルバム優先で再リリースされるので、シングルバージョンが
かえってトリビアになってる逆転現象もある。
ラジオではフルコーラスで流れる機会が少ないので
レコードを買って聴く熱心なファンの楽しみでもあったのだろう。