17/06/30 16:02:57.74 cKOt7qnS.net
つい、位相と時間軸(タイムアライメント)の問題が混ざっちゃうんだよね
異なる周波数帯で「位相が一致してる」と言うのは、>>113,114の言ってることが正解
「時間軸」が整ってるといのは、「音の出発時点が同じ」と言うことで、位相は関係ない。
ツイーターが目の前1メートルにあって、ウーファーが100メートル後ろのあったとすると、
いくら位相を合わしても、低音は遅れて聞こえる・・と考えると理解しやすい。逆にツイーターと
ウーファーのボイスコイルの位置をピタリと合わしても、位相外れるなんてのは当たり前。
主にネットワークの悪影響。
シングルユニットでも時間軸はずれる。それは振動板と空気の音速の違いによる。
コーン型スピーカーの場合、コーンの中央部から出た音と、エッジ近くから出た音では耳に届くまでの時差が発生し、
時間軸はずれる。コーンの絞りが深いと特に強く出る。部分分割振動もしかり。バスレフ型スピーカーの
ポートから出る音は時間軸のズレた「雑音発生器」のようなもの。バッフル面が大きい場合や、
エンクロージャーが鳴るタイプも同じこと。
コンデンサやコイルを使ったネットワークは、徹底して位相を狂わせる。設計者は理論通り設計しても
リーバースヌルが発生して慌てる。しょうがないので、逆相接続したり、バースト波なんかを使って、理論値とのズレを
ユニットの位置をいじって補正する。