14/05/06 18:58:09.01 /Al20Sv1.net
ファンも居るのであまり悪口は言いたく有りませんが、日本のスピーカー市場にとって
YAMAHAのNS-1000Mがあまりにも売れた弊害が色濃くあるような気がします。
このスピーカー、ベリリュームという新素材と海外の放送局用モニターとして使われたという
宣伝文句が功を奏しバカ売れしましたが、個人的にはそういう目新しさ以外に
音質にはあまり関心しないというのが本音です。
恐らく、当時の多くのメーカーでもサンプル購入し比較試聴をして音質的に負けない機種を
開発したと思うのですが、結果、それがセールスにつながらなかったことは何となく想像できます。
結果を受けて経営陣から出るのは、良い音を出すのではなく売れる製品を出せという指示であり、
その売れる要素として手っ取り早いのが新素材による宣伝だったと思うのです。
まあ、NS-1000Mも当時としてはなかなか良好な音質を持っていたのも事実で、
それに宣伝が上手く目新しさがあれば売れて当然ですが、YAMAHAが決して手抜きで作った
訳では有りませんが、真面目に音質を追求していたメーカーを失望させた可能性は大きいと考えます。
おなじようなメーカーにKENWOODもあるかも知れません。
KENWOODも宣伝が上手く、特にミニコンポなるジャンルを確立してバカ売れさせましたが、
これも真面目に良い音の機器を作るメーカーを失望させた可能性が大きいように思います。