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ひきこもりが「出会い」で「ひきこもり脱出」した実話!!
勉強は得意。嫌なことがあったわけでもない。
「単に学校が退屈で、仮想の世界が楽しかっただけ」。
夜は食い入るようにパソコンに向かい、朝日が昇ると
布団に潜った。学校からは足が遠のいた。
ゲームに熱中するあまり30時間ぶりに食事をして胃痛を
起こし、前髪は口元まで伸びっ放し。
親は心配でたまらなかったようだが、「人様に迷惑を
かけているわけではないから」
と、登校を無理に迫ることはなかった。
次第に、毎日が「味のないガムのよう」に感じられた。
一日一日をやり過ごしていた16歳の夏。
ひょんなことで、新潟県に住むゲーム仲間に悩みを打ち明けられ、
「直接会って解決を後押ししたい」と考えた。
会話はチャットのみで、互いに顔も性別も知らない。
ただ力になりたいと思い
悩んだ末、姉に旅費を借りて一人旅に打って出た。
その相手が、現在の妻あかねさん(33)だ。
「今の私があるのは妻との出会いのおかげ。
救いに行ったつもりだったが、救われたのは自分だった」。
旅をきっかけに持った携帯電話の料金支払いや旅費返済のために「働こう」と決めた。
新里さんにとっての、ひきこもりの「終わり」だった。
●ひきこもり続けた友人は命を絶った
突然の訃報だった。
スーパーのアルバイトを経て整体院で働いていた2018年。
不登校の頃から親しくしていたオンラインゲーム仲間が亡くなった。
久しぶりに彼の携帯電話に連絡を入れると、彼の父親が
電話口に出て、自死だったことを伝えられた。
遺書には、将来への絶望がつづられていたという。同じ年齢だった。
自身がひきこもりを脱して、妻あかねさんと家庭を築いた約15年の間
友人は引きこもってゲーム漬けの日々を続けていたと初めて知った。
たびたび電話はしていたが、ゲームの話ばかりで、互いに何となく
「現実」の話題は避けていた。
「彼と私に分かれ道があったとすれば、外に出るきっかけとなる
出会いがあったかどうか、それだけの話。
ひきこもりの頃の生活が10年以上続いていたら、私も命を絶ったかもしれない」 実話!!