22/10/14 19:58:08.44 ixLYp1CY.net
>>505
刑事「…つまり、君はネット上に投稿された作品の主人公の名前が、君の名前と同じだった」
刑事「それで、自分のことであると勘違いしてしまった…そういう経緯で合ってるのかな？」
田村「違う！これは俺と家族と、その会社のことを指してるッ！」
刑事「それは，どうｓ」
警部「おい、バカ！止め」
刑事「？？？」
刑事「どうしたんですか、警部！？被疑者に理由を聞かなくてどうするんです！？」
警部「いや、それは良いんだ」
刑事「では、何か他の不手際でも？」
警部「言葉選びがマズい」
刑事「…は？」
警部「あいつは、色々複雑でな…」
刑事「はぁ…」
警部「若い人の言葉で言うなら地雷って言うの？」
警部「初日の調べで、その言葉を使ったら…」
刑事「使ったら…？」
警部「暴走モード。エヴァの」
刑事「またまた、警部！最近ちょっと打ち過ぎじゃないですか＾＾；」
警部「とにかく、他の言葉を選んで円滑に進めて」
刑事「…待たせたね、ちなみに君のお父さんはデビルバスターを使える感じのスタイリッシュ？」
田村「日本語で話してッ！」
刑事「そうだよね、でもそうなんだよ。流石に現実の人間はデビルメイクライではない」
田村「じゃあそうじゃ無いこと証明してッ！」
刑事「それは悪魔の証明だね、では少し話を変えるけど、君のお父さんの会社はアダルトグッズの製造業？」
田村「何言ってるのか意味不明ッ！」
刑事「そうだよねー、でも君の主張としては、この…話。うん、話は現実のもので君や家族を指してると？」
田村「何回もそう言ってるでしょッ！」
刑事「すると、ちょっと気になることがあるんだけど、聞いて良いかな？」
田村「カブヌシを逮捕する為なら何でも！」
刑事「そっかそっか、つまり君は…のべ14兆9,000億円の会社に対する風説の流布に少なくとも心当たりがあるのかな？」
田村「無いッ！」
刑事「そっか、実はソニー、バンダイナムコ、セガサミーって知ってるかな？」
刑事「3社合わせて時価総額が約14兆9,000億円なんだけど、その、それぞれの会社の製品とかね？」
刑事「サービス終了とか、開発中止とか、そういう嘘をネット上に大規模に拡散されたとのことで」
刑事「3社合同で被害届が出てるんだよね。他にNCソフトという会社からも同様の被害届が出てるんだ」
田村「知らない！そんなことよりカブヌシッ！」
刑事「でもね、君さっき…現実って認めたよね？僕達が正式な手続きを踏んで開示請求しても良いんだけど」
刑事「そうすると、勾留とかやっぱり時間が掛かってしまうので…お互いに早く終わらせたいことだよね？」
田村「カブヌシは朝4時に起きて、施設にいて、50歳で、ネットの自由が無くて、エアプでッ！」
刑事「それ、あとで聞こうかな」
－ドックン－
刑事「こ、ここは…」
警部「病院だ。すまんな、完全に俺のミスだ」
刑事「何があっ…うっ」
警部「動くな、瀕死の重症だった」
刑事「知らない天井って本当に…あるんですね」
警部「お前が調べた被疑者な、爆発した」
刑事「何を言って…」
警部「ああ、署が跡形も残ってない」
警部「実はな、他にもあったんだ。禁句〈タブー〉が」
刑事「あの被疑者は一体…？」
警部「第10の使徒タムラフトシ」
刑事「何を言ってる…んです？」
警部「最強の拒絶タイプってことさ」