16/02/04 14:50:33.26 C0kLQMsZ.net
洪起沢(ホン・ギテク)産業銀行会長が3日、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の初代副総裁に確定したことについて
政府関係者は「国際社会における韓国の地位を高めるのはもちろん、AIIBのアジアインフラ投資に韓国が主導的な役割を
果たせることになったという点で意味が大きい」と話した。
韓国は1998年から2003年までアジア開発銀行(ADB)で財政経済院の対外担当次官補出身の申明浩(シン・ミョンホ)氏が
副総裁をつとめた後、国際金融機構の副総裁を輩出できなかった。昨年ADB副総裁に再び就任する機会があったが終盤に
豪州との競争で押されて逃した。
◆13年ぶり国際金融機構の副総裁
韓国のAIIB内の持分率は3.81%で、全57加盟国中5番目だ。中国(30.34%)・インド(8.52%)・ロシア(6.66%)・
ドイツ(4.57%)の次だ。このため昨年6月、韓国の持分率が確定した後に5つの席が与えられる副総裁職を確保する
可能性が高いと予想されていた。だが持分率順で副総裁が決まったわけではない。
今回、副総裁をつとめる国は韓国・インド・ドイツ・インドネシア・英国など5カ国だ。持分率3位のロシアは副総裁を出すことが
できなかった。副総裁とは別に主な意志決定として参加するAIIB理事会は12人で構成される。韓国は永久理事職を確保した。
ほかの国々はグループ別に戻りながら理事をつとめることになる。
◆12人構成の永久理事職まで確保
AIIBは投資運営管理(CIO)・一般行政(CAO)・投資危険管理(CRO)・中長期政策・戦略、加盟国・理事会支援担当など
5人の副総裁を任命する。洪会長はCROをつとめることになった。投資と財務危険に対する評価・分析の総括役として副総裁
5人の中では序列3位に該当する。当初、洪会長は人事・運営などを担当するCAOを希望していたが、最後にCROに変わった
と伝えられた。政府高位関係者は「人事管理は事実上は金立群AIIB総裁の権限なので、CAOは実権のない職」として
「これに比べCROは、投資決定時の影響力が強大で独自に業務を遂行できる領域が多く、むしろ中国側で変更を説得した
そうだ」と説明した。
洪会長は投資委員会にも参加する。総裁とCIO、CRO、中長期政策・戦略担当副総裁ら4人で構成するAIIBの
核心的な投資決定機構だ。韓国のインフラ事業の参加にも肯定的な役割をする見通しだ。
◆国際金融の専門性認められる
金立群総裁は昨年9月の訪韓期間に洪会長を訪ねて単独で昼食会合をした。当時、韓国政府はAIIB参加を早目に
決めて洪会長を副総裁候補代行に指名した。金総裁もやはりこの事実を伝え聞いた。金総裁を案内したある関係者は
「金総裁が面談後、洪会長の人柄と学識を高く評価した」と伝えた。政府関係者は「金総裁はすでにその時、
洪会長を副総裁に任命する心を決めたそうだ」として「ほかの国の副総裁候補が昨年末に2~3回ごとの最終面接を受けたのとは
違い、洪会長については別途の面接を省略したのもこのため」と話した。
京畿(キョンギ)高校・西江(ソガン)大学経済学科を卒業した洪会長は米国スタンフォード大学で経済学の修士・博士学位を
受けた国際金融・マクロ経済分野の専門家だ。「西江学派」に分類されて金広斗(キム・グァンドゥ)国家未来研究院長ら
と共に朴槿恵(パク・クネ)大統領のマクロ金融部門の勉強会に参加してきた。2013年、第18代大統領職引継ぎ委員会の
引継ぎ委員を経て同年4月に産業銀行会長に就任した。
◆洪起沢会長プロフィール…1952年ソウル生まれ、京畿高・西江大経済学科卒業。米国スタンフォード大経済学修・博士、
1984~2013年中央(チュンアン)大学経済学科教授、2013年1~2月第18代大統領職引継ぎ委員会経済1分科
引継ぎ委員、2013年4月から産業銀行会長。
中央日報日本語版 2月4日(木)14時8分 URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)