26/05/11 08:08:41.81 5/EM3Nyd.net
まだ正式発表はないが、高市早苗首相が5月19日から1泊2日の日程で訪韓し、李在明大統領の故郷である慶尚北道・安東で首脳会談を行う予定のようだ。
李大統領とは、高市政権発足後4度目の会談となる。今回の安東訪問は、今年1月に李大統領が高市早苗首相の地元・奈良を訪問したことに対する答礼訪問にあたる。
李大統領の奈良訪問は、高市政権にとって外交上の得点となり、1か月後の衆議院選挙に有利に作用したことは言うまでもない。
それにしても、高市首相は“持っている”。というのも、5月4日に中央行政機関が公開した韓国国立外交院・外交安保研究所の報告書によれば、韓国国民の過半数が「日本が好き」と回答しているからだ。
同研究所の報告書「2013〜2025 韓国人の対日認識分析」によると、2013年に12.2%だった韓国人の対日好感度は、昨年には53.4%まで大きく上昇していた。
竹島(韓国名・独島)に上陸した李明博大統領の後を継いだ朴槿恵(パク・クネ)政権下の2013年、対日好感度は12.2%まで落ち込んだ。その後は徐々に上昇し、2019年には31.7%を記録したが、2020年には再び12.3%まで急落した。これは、2019年7月に韓国最高裁による徴用工判決への対抗措置として、日本政府が半導体・ディスプレー向け核心素材の対韓輸出規制を実施した影響によるものとみられる。しかし、その後、日本に対する肯定的認識は再び上昇傾向を示した。
報告書で参考データとして取り上げられたのは、東アジア研究院(EAI)が昨年発表した日韓相互認識調査の結果である。回答者の53.4%が、日本に対して「良い印象」を持っていると答えた。
日本に好感を持つ理由(複数回答、2つまで)としては「親切で誠実な国民性」(46.6%)、「魅力的な食文化とショッピング」(31.7%)、「同じ自由民主主義国家であること」(25.7%)などが挙げられた。
EAI調査では、「日米韓の三角軍事安保協力を強化すべきだ」との意見に対し、78.8%が肯定的に回答した。これは調査初年度の2018年(60.9%)より17.9ポイント高く、対日好感度が最も低かった2020年の53.6%と比べても25.2ポイント増加していた。
報告書は、日本に対する肯定的認識は全体として上昇傾向にあり、否定的認識は下降傾向にあると分析している。高市首相の訪韓によって好感度がさらに上昇することはあっても、低下する可能性は低そうだ。何より、李政権の与党が今回の訪問を歓迎していることにある。
歓迎する最大の理由は、6月3日に行われる全国地方自治体選挙にある。最大の激戦区とされる慶尚北道の中心都市・大邱市の市長選挙に有利に働くとみているためだ。
慶尚北道は保守系最大野党「国民の力」の牙城である。尹錫悦(ユン・ソクヨル)前政権下の2024年4月に実施された国会議員選挙では、同道の25議席すべてを「国民の力」が獲得し、李政権与党「共に民主党」は1議席も得られなかった。道知事も安東市長も「国民の力」が占めている。
大邱市長選では、「共に民主党」は文在寅政権で首相を務めた金富謙元議員を擁立し、奪還を狙っている。一方、「国民の力」は重鎮の秋慶鎬(チュ・ギョンホ)元院内代表を擁立しており、序盤から激しい接戦となっている。また、安東市長選でも「共に民主党」公認の李サムゴル元行政安全部次官が「国民の力」の現職・権奇萬市長と一騎打ちを繰り広げている。
高市首相の安東訪問は、1999年4月のエリザベス女王以来、27年ぶりとなる国家元首級の訪問となる。地元の歓迎ムードが高まれば、それだけ李政権にとって大きな外交的成果となり、選挙戦への追い風にもなる。
もちろん、リスクもある。安東は日本統治時代に多くの反日運動家を輩出した地域であり、慶尚北道は島根県と竹島(独島)の領有権問題を巡って対立している自治体でもある。
「国民の力」は、この時期に安東で日韓首脳会談を開くことを苦々しく受け止めているとされる。それだけに、仮に高市首相が韓国の国民感情を刺激するような発言を一言でもすれば、李大統領の「失政」として激しく攻撃する構えだ。
前出の報告書では、日本に否定的な印象を持つ理由として、「韓国侵略の歴史に対する反省不足」(82.8%)、「独島(竹島)の領有権主張」(48.0%)、「慰安婦・徴用工など歴史問題の未解決」(41.2%)などが上位を占めていた。
政府・与党は諸手を挙げて歓迎しているが、保守野党は“手ぐすねを引いて”待ち構えているようだ。
辺真一 コリア・レポート編集長 5/10(日) 16:01
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