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【ソウル=共同】韓国の元徴用工らを支援する市民団体は27日、韓国で日本製鉄（旧新日鉄住金）を相手取った賠償請求訴訟で勝訴した元徴用工の李春植さんが同日午前8時57分（日本時間同）ごろ、老衰のため南西部光州の医療施設で死去したと明らかにした。
韓国政府傘下の「日帝強制動員被害者支援財団」が賠償を肩代わりするという政府の解決策に李さんは当初反発していた。財団関係者によると昨年10月に受け入れた。
李さんは南西部の全羅南道羅州出身で、日本に渡り、1940年代に岩手県釜石市の製鉄所に配置された。2005年に韓国で訴訟を起こし、18年10月に最高裁で勝訴が確定。韓国での戦後補償訴訟で、日本企業への賠償命令が確定する初の事例となった。
共に提訴した3人は判決時は既に他界しており、李さんは当時「1人で判決を聞くことになり胸が痛い」と語っていた。
日経新聞 2025年1月27日 19:41
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■関連ソース
韓国の101歳元徴用工、李春植さん死去 日本企業への賠償訴訟で初の勝訴
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