25/01/25 09:08:05.73 sjuxXtJP.net
どんでん返しが次々と起こると「大勢論」となり、大勢的な流れが続けば「趨勢」となる。
最近の各種世論調査で浮上した「どんでん返しの人物」、雇用労働部のキム・ムンス(金文洙)長官に注目が集まる理由だ。
彼は今回の戒厳・弾劾局面において、徐々に与党「国民の力」の次期大統領候補として最有力の地位に浮上している。
ほとんど次期大統領候補と呼ばれてこなかった人物が登場したことで、与野党内外から疑問視する声が上がる一方、保守支持層からは声援が増えている。
前代未聞の大統領拘束という状況で行き場を失った尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領支持者たちが、現政権を揺るぎなく支えるキム長官の元に集まっているというのが政治界の解釈だ。
(略)
■保守層を掴んだキム長官の3つの決定的場面
なぜ今、保守層はキム・ムンス長官を押し上げているのか。その背景には様々な解釈がある。
まず、保守層には李在明(イ・ジェミョン)率いる最大野党「共に民主党」と対抗し得る「確信の持てる人物」が必要だったという分析だ。この点でキム長官は現在、「保守の正統な後継者」として認識されている。
さらに、最近の非常戒厳や弾劾の局面で見せた彼の態度が、強硬な保守層の間で尹大統領を支え、保守を守る人物として英雄視されている。
キム長官の決定的場面は、大きく3つ挙げられる。?「共に民主党」議員による「起立謝罪」の要求を拒否した場面(野党に屈しない姿勢)、?憲法裁判官2人を任命したチェ・サンモク大統領代行に対する強い反発(尹大統領弾劾への反感を示す発言)、?長官として短絡的な政治発言を避けた冷静さ(他の保守派候補を支持率で上回った理由)が、保守層がキム長官を推す理由だ。
『時事ジャーナル』の取材によれば、戒厳事態に対して謝罪しないキム長官の態度は、強硬保守層に確信を与えた。
キム長官は昨年12月11日、12・3非常戒厳事態に関連する国会の緊急懸案質疑の場で、ソ・ヨンギョ議員から「戒厳を防げなかったことを反省し、国民の前で謝罪せよ」と立ち上がって謝罪するよう求められたが、これに応じなかった。
当時、ハン・ドクス国務総理をはじめとする国務委員たちは席を立ち、頭を下げて謝罪したが、キム長官は「立ち上がれ!」という野党議員たちの非難にも動じず、座り続けた。また、「尹大統領の弾劾に同意するのか」という質問にも、「国民であるキム・ムンスとしても、弾劾に対する賛否について答える必要はない」と一線を引いた。
2つ目の決定的な場面は、チェ大統領権限代行に対する「一撃」だった。
キム長官は昨年12月31日、チェ代行が尹大統領の弾劾審判を進めるための憲法裁判官2人を国務委員との協議なしに任命したことについて、「このように重要な事案を与野党と事前に協議したのか」と厳しく追及した。
このようなキム長官の反発は、先の懸案質疑で隠していた尹大統領の弾劾に関する立場を一部明らかにしたものと解釈されている。
最後に挙げられるのは、尹大統領を支える「寡黙さ」だ。
大統領選の局面が近づくなかで、他の保守派候補たちが行動や発言の頻度を高めるのとは対照的に、キム長官は特別な立場を表明することなく、与党内で次期大統領候補の1位に浮上した。
むしろ、尹大統領に向けられる法的攻勢に対して、やるせなさを示し、「確固たる保守派候補」として強硬支持層の関心を引き付けた。
キム長官は1月6日の記者との会話で、尹大統領の逮捕令状執行の試みと関連し、「あまりにも苛酷でひどい。民意がひっくり返っている」とし、「現職の大統領である以上、基本的な礼儀を守るべきではないか。それを超え過ぎているのではないか」と述べた。この発言が現時点で彼が公に伝えた唯一のメッセージだ。
これらの決定的な場面は相乗効果を生み出し、「キム・ムンス再評価」という流れを形作った。
その触媒となったのはYouTubeだ。影響力のある保守系ユーチューバーたちが「李在明は絶対に許されない」という論理とともに、キム長官を「保守の正統なリーダー」として称賛し、強硬支持層をさらに結集させたとの分析が出ている。
こうして金長官は「大勢論」を作り上げた。実際、『時事ジャーナル』が世論調査会社JOWON C&Iに依頼し、1月18日から19日にかけて全国18歳以上の男女1006人を対象に、キム長官と李在明代表の「大統領選仮想対決」に関する調査を実施したところ、キム長官が46.4%の支持を獲得し、李代表(41.8%)に対して誤差範囲内で優位を示した。
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時事ジャーナル 2025年01月25日
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