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韓国の尹錫悦大統領は、「野党が国政をまひさせている」として自身が先月に宣言した「非常戒厳」により、現職大統領としては史上初めて、身柄を拘束されるという事態に至りました。
15日、関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」に出演したコメンテーターの橋下徹氏は、今後の日韓関係について「頭が痛い」と野党代表が次期大統領に就任した場合を想定し、懸念を示しました。
また朝鮮半島問題が専門の龍谷大学・李相哲教授は「内乱状態を防ぐために尹大統領が拘束を受け入れた」と解説しました。
■李教授「内乱状態避けるため」尹大統領が拘束受け入れたと指摘
(略)
■橋下氏「民主的手続き進んでいる」も「拘束の必要なかったのでは」
一連の事態について、橋下徹氏は「民主的な手続きが進んでいる」と評価するものの、大統領を拘束する必要はなかったのではないかと指摘しました。
【橋下徹氏】「今まで韓国は、こういう権力争いの時には、最後軍が出てきて、銃を発砲して権力闘争が起きていた。そういう過去の歴史から見れば、僕は民主的な手続きで今進めていると思います」
ただ、野党『共に民主党』側が声を上げて、尹大統領が弾劾にかかって、身柄拘束になっている。共に民主党が文在寅前大統領政権の時には、大統領を警察とか検察が摘発していくことはもうやめようと言って。
『大統領は選挙で選ばれるんだから、検察とか警察が勝手にそこに入り込むのはやめよう』ということで、新しい組織を作ったんですけど、結局自分たちが野党になったら、警察とか検察を使って大統領の身柄を確保していく。
僕はもう一段、韓国のレベルが上がってもらってこういうことは、やめようよとなってもらいたいですね。
憲法裁判所で審理がされるんで、身柄を拘束しなくてやったらいいと思うんですよね。証拠隠滅と言ったっていまさら大統領ができるはずがないので」
この状況について、韓国の世論はどうなっているのでしょうか。
【龍谷大学 李相哲教授】「いま急激に大統領に対する支持率が上がっているんですね。尹大統領の支持率は20~30パーセントの間で推移していたんですけど、最近の世論調査では46パーセント、今回の拘束でさらに上がるんじゃないかとみられています」
この支持率の高まりは、国民が野党側の動きに反発しているという見方もあるということです。
【龍谷大学 李相哲教授】「身柄を拘束しなくても大統領の取り調べは可能なのに、身柄を拘束するのは大統領に恥をかかせたいんですよね。
後ろで野党が糸を引いている、というふうに韓国のメディアは報じています」
■橋下氏 大統領が「対日強硬派」李在明氏になったら「頭痛い」
尹大統領は日韓関係の改善に積極的だったことで知られています。
【橋下徹氏】「僕は尹大統領はもう立派な政治家だと思うし、すごい僕は好きでした。日本に対して融和的な姿勢を示すと、韓国内でものすごい批判を受けますよ。尹大統領は対日関係が重要だと押し切ってくれてたんだけど、野党の李在明さんの方に大統領職が移った時は僕、頭痛いな」
次の大統領候補とされる、野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は、「対日強硬派」として知られていて、これまでに日本に対してかなり厳しい批判的な発言をしています。
<李在明氏のこれまでの主な発言>
・日本は軍事的敵性国家
・侵略国家である日本が分断されるべき
・日本は完全な友好国家ですか?いつも信用できる友好国家か?
・”核汚染水”(福島第一原発の処理水のこと)海洋放出は第二の太平洋戦争
■実は野党代表も「時間がない」
「対日強硬派」野党「共に民主党」李在明代表
李教授は、「実は野党側も時間がない」と説明します。
李教授は、「実は野党側も時間がない」と説明します。
【龍谷大学 李相哲教授】「早く大統領選挙をやれば、李在明氏が当選すると。李在明氏に対する韓国国民の支持率が32パーセントなんですね。ただ、今尹大統領に対する支持率がぐんぐん上がっている。
李在明氏はこれだけの状況の中で、支持率が32パーセントしかないというのは、70パーセント近くがこの人ではだめだと」
実は李在明氏自身も複数の裁判を抱えており、時間との戦いを強いられているのです。
以下全文はソース先で
1/16(木) 7:00 関西テレビ
URLリンク(news.yahoo.co.jp)