24/11/21 16:22:16.08 D4W2p71u.net
韓国の今年4-6月期の雇用が1年前に比べて約25万件増にとどまった。雇用の増加も60歳以上の高齢層が牽引した。20代以下の青年層と経済の要となる40代の雇用は過去最大幅の減少となり、雇用の質の低下が懸念されている。
統計庁が20日に発表した「4-6月期の賃金勤労雇用動向」によると、4-6月期(5月基準)の全体の雇用は1年前に比べ25万4000件増だった。2022年1-3月期(75万2000件)から7期連続で減少した雇用増加幅は今年1-3月期(31万4000件)に前期(29万3000件)比で小幅増加したが、また20万人台に減少した。新型コロナが拡大した2020年4-6月期(21万1000件増)以降で増加幅が最も小さい。
人口減少と卸小売・建設業など内需不振の影響と解釈される。卸小売の雇用は1年前に比べ5000件増で、前期(1万5000件増)より増加幅が縮小した。建設業の雇用は3万1000件減と、3期連続の減少となった。韓国開発研究院(KDI)は下半期の経済見通しで、内需不振による建設業の萎縮などで今年の就業者増加幅を当初の20万人から18万人に下方修正した。
雇用増加を牽引したのは保健・社会福祉(13万件)分野だった。関連の雇用は高齢化が進む中、統計の作成を始めてから増え続けている。雇用の比率が最も大きい製造業は2万8000件増だった。船舶およびボート建造業で1万件、自動車新品部品で5000件増えた。ただ、製造業も昨年10-12月期から3期連続で増加が鈍化している。
年齢帯別には20代以下の雇用が13万4000件減り、2017年に関連統計の作成を開始して以降、最大の減少幅となった。40代も5万6000件減り、過去最大の減少幅だった。統計庁のキム・ジウン行政統計課長は「2つの年齢帯ともに人口減少の影響があるうえ、20代以下はカフェ・飲食店(卸小売業)に、40代は建設業に従事する比率が高いが、両業界の事情が良くない点が複合的に作用した」と説明した。
一方、60代以上(26万1000件)、50代(12万4000件)、30代(5万9000件)では雇用が増えた。
青年の雇用は減り高齢層の雇用は増えるという二極化が深刻化し、雇用の質が低下しているという指摘が出ている。人口に影響を受ける就業者数増加幅を除いた他の雇用指標は順調だ。9月の雇用率は69.9%で過去最高、失業率は2.1%で過去最低水準だった。
梨花女子大のソク・ビョンフン経済学部教授は「60代の雇用は政府が作った短期雇用であり、持続可能な雇用と見なしがたい」と指摘した。漢陽大のハ・ジュンギョン経済学科教授は「40代は経済生産性が高く、他の年齢帯を扶養する階層でもある。40代が失職してキャリアが断絶すれば韓国経済に相当な不安要因になる」と話した。
政府は建設業と自営業、青年など雇用脆弱階層の厳しい状況が続いている点を認め、「良質の雇用創出のために『現場待機プロジェクト』稼働支援など第3次投資活性化対策を年内に用意する」と明らかにした。「現場待機プロジェクト」とは、企業の投資が諸般施設不足や規制などの理由で遅れている事業を意味する。
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
*関連スレ
【韓国】「就職難に挑む」若者世代、増加する起業熱…起業後の存続は難しく「良い職に就くより成功率が低い」 ★2 [11/19] [仮面ウニダー★]
スレリンク(news4plus板)