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2024年11月3日、韓国・電子新聞は「ドイツを代表する世界2位の完成車メーカー、フォルクスワーゲンが会社創立以来最大の危機に直面しており、3位の現代自動車(ヒョンデ)と順位が入れ替わる可能性があるとの見方が強くなっている」と伝えた。今年上半期、現代自グループの世界販売数は361万台で、フォルクスワーゲングループ(434万台)を73万台差まで追撃している。
フォルクスワーゲンは先月、ドイツ工場3カ所を閉鎖し、残る工場も生産能力を縮小して数万人のリストラを進める方針を明らかにした。同グループ系列のアウディは、電気自動車(EV)を生産するベルギー・ブリュッセル工場を来年2月に閉鎖することを決めている。
こうした苦戦は、主要市場である中国での販売不振が多きく影響しているという。フォルクスワーゲンの中国依存度は35%に達するが、中国完成車メーカーの商品性が大きく向上したことで製品競争力が落ちている。EVやハイブリッド車など、刻々と変わる市場の需要に対応しきれていないことも理由に挙げられている。
一方、現代自の場合、グループ全体の販売数における中国の割合は5%未満にとどまる。過去数年間、中国工場を売却するなど思い切ったリストラも行い中国依存度を引き下げてきた。それと同時に、新興市場であるインドやインドネシアを集中的に育ててきた。欧米での販売も継続的に伸ばしている。
記事は「フォルクスワーゲンの不振によって現代自が利益を得る可能性も大きい」と伝えている。フォルクスワーゲンが計画通りに3工場を閉鎖した場合、今後の生産能力は80~90万台ほど落ちると見込まれる。一方、現代自は新興市場を中心に生産能力を拡大し続けている。
今年の現代自のグローバル生産能力は834万台。最近はインドネシアに25万台規模、インドに30万台規模の新工場設立を進めている。来年1~3月期には30万台規模の米ジョージア州新工場が稼働する。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「ワーゲンはとっくの昔に競争力を失ってるよ」「正直、かつての名声が失われて久しい」「中国に依存すると滅びるという法則」「トヨタの日本市場、ワーゲンの中国市場がなくても世界3位なんだから、現代自はすごいよ」「中国市場を抜きにしたら、既にワーゲンに勝ってるってことでしょ」「26年には現代自グループが世界2位に、29年にはトヨタを抜いて世界一になるだろう」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
Record Korea 2024年11月5日(火) 13時0分
URLリンク(www.recordchina.co.jp)
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