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初の韓国・EU(欧州連合)戦略対話への参加のために訪韓中のジョセップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表が4日、韓国が(従来の人道的支援以外に)軍事援助を含めたすべての側面でウクライナを支援するよう希望するという立場を明らかにした。
ボレル氏はこの日、中央日報との書面インタビューで、「韓国側にウクライナ軍事支援を要請する計画はあるか」という質問に対して「私はウクライナに最も広範囲な支援を保障するための努力を追加的に調整できる方法を(韓国と)議論することに関心がある」と答えた。「北朝鮮軍の派兵はロシアのウクライナ侵略戦争が非常に拡大(escalation)していることを示しているもので、欧州だけでなく北東アジアの安定も脅かす」と強調しながらだ。
現在のウクライナ戦況について、ボレル氏は「戦争が新たな局面を迎え、ロシアはいかなる方法の助けでも求めるほど切迫している」とし「われわれは軍事支援を含めたすべての側面でウクライナを広範囲かつ持続的に支援する」と強調した。
ボレル氏はこの日、金龍顯(キム・ヨンヒョン)国防部長官に会った後、X(旧ツイッター)に「ロシアのウクライナ侵攻は実存的脅威であり、大韓民国はこの点を最もよく理解できる立場にある」とし「われわれはウクライナ支援において団結していて、私は韓国がそれ(ウクライナ支援)を強化するように督励した」と伝えた。
韓国政府はこれまで殺傷武器の支援はしないという立場を守ってきた。しかし、北朝鮮軍派兵以降、大統領室高位関係者は「今後、段階別のシナリオを見ながら防御用武器の支援も考慮することができ、その限度を超えたと思えば最後に攻撃用(武器)まで考慮することができる」と述べた。
ボレル氏はインタビューで、最近の北朝鮮・ロシア間の密着に対する懸念も表明した。「北朝鮮がプーチン大統領に好意を施す見返りとして何を得ているのかを調べることは大変重要だ」とし「ロシアは最近北朝鮮非核化に対する立場を変えたが、これは核拡散防止条約(NPT)の核心義務を放棄することであり、ロシアの支持で採択された国連安保理決議案の多数に違反すること」と批判した。
これに関連し、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は9月27日、北朝鮮非核化が「終結した問題」と話して物議を醸していたことがある。
一方、この日北京で中国の王毅外交部長に会った日本の秋葉剛男国家安全保障局長は「北朝鮮軍のロシア派兵など朝ロ間の協力強化に対して深刻な懸念を伝達した」と明らかにした。
中央日報日本語版 2024.11.05 07:22
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