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中国の女性インフルエンサーの南京事件(南京大虐殺)に関する発言が、中国のSNSで炎上している。
物議を醸しているのは中国版TikTokの抖音(Douyin)で5万5000のフォロワーを持つ「阿淼淼」の投稿動画。「阿淼淼」は動画の中で、「他国の内政にはどんな状況でも干渉してはならないのだろうか?例えば1937年12月13日から1938年、日本は南京で残虐な大虐殺を行い、銃殺、放火、生き埋めなどで30万の中国人が犠牲になった。これは日本の内政で、干渉してはならないのか?」などと語っている。
この動画の問題の発言部分が切り取られて各種SNSに転載されており、微博では30日、「ブロガーが公然と南京大虐殺は日本の内政と発言」がトレンド1位に浮上した。
中国のネットユーザーからは「アカウントを停止せよ」「こいつは捕まえて拘留すべき」「刑務所送りにしろ」といった批判の声が上がる一方、「彼女は反問しているから、否定の意味じゃないのか」「彼女が言いたいのは『干渉しなければならない』ということだろう?」「悪意ある切り取りだ。こんなデマを流してはならない」などと擁護する声もあった。
また、「言いたいことは分かるんだが、学力が低くて伝わってない」「『まさかこれは日本の内政で、干渉してはならないというのか?』って言えば良かったね」との声や、「反問だとしても間違い」「反問かどうかではなく、前提が間違っている。侵略は『内政』ではない」「南京大虐殺を『日本の内政』として話しているから悪い。そんなことを言っていては、いつか本当に『侵略』ではなく『日本の内政』になってしまう」などの声が寄せられるなど、議論が紛糾している。
なお、「阿淼淼」の投稿動画は過去のものも含めてすべて表示されなくなっているといい、抖音の担当者は「本人がすべて削除したか、あるいはアカウントに対するペナルティーがあった可能性がある」と説明している。(翻訳・編集/北田)
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