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【10月29日 KOREA WAVE】韓国の技術開発チームが、宇宙輸送費用を画期的に下げる「再使用発射」技術を研究している。
空中で分離された1段ロケットが、自ら姿勢・出力を調節し、正確な場所に着陸するようにする。
1段ロケットは発射体費用全体の3分の2を占め、これを回収して運ぶのにも費用が発生するため、関連技術開発の必要性が浮上している。
宇宙航空庁によると、傘下機関の航空宇宙研究院はこのような内容の「韓国型発射体高度化事業」(2021~27年)を進めている。
動力下降最終テストに臨む試験用発射体の製作、特殊発射場のインフラ構築、その他の基礎技術研究など細部事業からなる。
試験用発射体の製作には約260億ウォン(約28億円)が投入され、このうちシステム統合に約200億ウォン(約22億円)、
エンジン製作に50億ウォン(約5億5000万円)がかかる。システム統合は進行中で、エンジンは来年に燃焼試験を控えている。
システム総合は、発射体頭脳であるオンボードコンピューター、推進剤タンク、エンジン、バルブなどの構成品がリアルタイムで
連携するように設計する作業だ。特に、再使用発射体は従来の発射体と違って、逆推進、ピンポイントランディング(精密着陸)
などの機能が必要で、難易度が高い。
事業を管理する宇宙航空庁再使用発射体プログラム長のパク・スンヨン氏は「動力下降は灯油(ケロシン)と液体酸素を別途保管後、
必要な時に混ぜて推力を出す二元推進剤方式だ。推進剤消耗による重さ変化にも対応しなければならず、
LiDAR(ライダー、光探知ベース距離特定)装置など構成も複雑だ」と説明している。
2024年10月29日 11:00
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