24/10/24 08:10:23.84 CiIQ565W.net
韓国で初めてノーベル文学賞を受賞した作家ハン・ガンの作品に対して、韓国国内で問題視する声が少なくない。
歴史観が合わない一部の保守層だけでなく、教育熱心な学父兄たちだ。
全国24の学父兄市民団体の連合である「全国学父母団体連合」は10月22日、「青少年有害媒体物は小・中・高校の図書館に置いてはならない」という声明を発表した。
この声明は、発表から一日で賛同の署名を1万474人、195団体から得たという。
どんな主張かといえば、世界的な文学賞である「マン・ブッカー賞」を受賞したハン・ガンの代表作『菜食主義者』を学校の図書館に置くべきではないという話だ。
声明を通じて全国学父母団体連合は「作家ハン・ガンの著書を読んだことのない国民の大半は、実際の作品の内容を知りもせず、ノーベル文学賞受賞に関するニュースだけで大変うれしい気持ちだったことだろう」と切り出し、「しかしハン・ガンの本を読んだ人の中には、大人にも推薦したくないという人も非常に多い状況だ」と主張した。
続けて、『菜食主義者』の一部について「義兄が義妹の裸体に絵を描いて撮影し、性行為をする」「義妹は突然菜食をすると言い出して自傷行為をし、精神病院に入院」「逆立ちをしながら木になろうとし、飢え死にする」とまとめた。
そして「このような極端で暴力的な内容の本をノーベル賞作家の作品という理由だけで、全国の小・中・高等学校の図書館に置こうとする試みに、学父母は驚愕を禁じえない」と強く批判した。
全国学父母団体連合は「“19禁成人映画”が“アカデミー賞”をもらったからといって、“青少年観覧可能”な映画になることはできない」とし、教育部や各市道教育庁、文化体育観光部、女性家族部に『菜食主義者』を小・中・高校の図書館に置けないようにするよう求めた。
たしかに『菜食主義者』の内容を知れば、特に小・中学生に読むことを勧める親は少ないと考えられる。とはいえ、韓国初のノーベル文学賞作家の代表作でもある。そんな葛藤の中で、学父兄たちの要求が通るのか注目したい。
全国学父母団体連合の声明全文は、以下の通り。
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ハン・ガン作家の著書を読んだことのない国民の大半は、実際の作品の内容を知りもせず、ノーベル文学賞受賞に関するニュースだけで大変うれしい気持ちだったことだろう。
しかしハン・ガンの本を読んだ人の中には、大人にも推薦したくないという人も非常に多い状況だ。
代表作の一つである『菜食主義者』では、義兄が義妹の裸体に絵を描いて撮影し、性行為をする場面が赤裸々に描写される。その上、義妹は突然菜食をすると言い出して自傷行為をし、精神病院に入院して逆立ちをしながら木になろうとし、飢え死にする奇異な内容につながる。
ところが、このような極端で暴力的な内容の本をノーベル賞作家の作品という理由だけで、全国の小・中・高等学校の図書館に置こうとする試みに、学父母は驚愕を禁じえずにいる。
「青少年保護法」第9条第1項によれば、青少年有害媒体物の審議基準には「青少年に性的な欲求を刺激する扇情的なものであったり淫乱なもの」が含まれており、これに該当すれば青少年有害媒体物に定めなければならないと明示されている。
そうであれば、誰が見ても青少年有害媒体物である内容の本をノーベル賞作家の作品という理由だけで、まだ未成年である小・中・高校生に推奨することが話になるのか聞きたい。
「19禁成人映画」が「アカデミー賞」をもらったからといって、「青少年観覧可能」な映画になることはできない。したがって、映画に観覧不可等級があるように、図書にも未成年保護のために年齢制限がなければならない。
チョン・グンシクソウル市教育監は、候補時代であった2024年10月13日の論評を通じて「チョ・ジョンヒョク候補がソウル市教育監になればハン・ガン作家の『菜食主義者』などが学校の図書館から消えるだろう」とし、自分が教育監にならなければならないと強調したことがある。
これに対し、チョン・グンシク教育監に公開的に質問をする。『菜食主義者』を最後まで読んでみたのか。そして自身の未成年の孫・孫娘がいるならば、はたして必読図書として推薦したいのか、公開的な返事を要求する。
全国学父母団体連合は教育部と各市道教育庁、文化体育観光部、女性家族部に次のように要求する。
一つ、『菜食主義者』が小・中・高等学校の図書館に置けないように措置せよ!
一つ、『菜食主義者』が公共図書館の児童・青少年の書架に置けないように直ちに措置せよ!
2024年10月23日 11時29分 サーチコリアニュース
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