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KBOで韓国人初の「40―40」を目指していたKIAのキムドヨン(金倒永=20)の偉業達成はならなかった。あと2本塁打に迫って臨んだ9月30日のNCとの今季最終戦は4打数1安打。それでも打率3割4分7厘、38本塁打、187安打、109打点、40盗塁とキャリアハイの成績を残し、チームも優勝。大きな飛躍を遂げて韓国のニュースターとなった。
試合後は「できなかったけど、楽しかった。残りの瞬間を楽しんだ。大きな後悔はない。次にこのような瞬間がまた来たらどうすればいいのか、学びました。ホームランを意識したらダメだと改めて痛感した。打てなかった2本を韓国シリーズで打てばいい」と反省を口にしながら悔しさをにじませた。
韓国メディアからはMLBで「50―50」を目指したドジャース・大谷と比較され「どっちが先に届くか」と注目された。キム・ドヨンは「大谷選手とは比べ物にならない。漫画から出てきたような選手」と謙そんしたが「KBO最高水準の記録を達成した。チームを優勝に導き、誰よりも完ぺきだった。シーズンMVPを予約した。野球人生に残るマイルストーンを相次いで打ち立て今年のプロ野球を華やかに彩った。新記録製造機だ」(ヨンハップニュース)、「最高の成績を収め、リーグを代表する天才打者に成長したこと自体が大成功だ」(OSEN)と称賛している。
また「大谷がキム・ドヨンを意識しているかは分からない。しかし、リーグは違ってもキム・ドヨンは大谷のライバルになりつつある」との論調もあり、一気にグローバルな存在になったとみている。
東スポWEB
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