23/02/09 09:00:19.21 ykqxURNn.net
韓国の軍隊は、金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)の左翼・従北政権の10年間で、見るも無残な「弱軍弱兵集団」に堕ちた。それに続く李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵(パク・クネ)の保守政権でも立て直しができなかった。そして、従北最優先の文在寅(ムン・ジェイン)政権で、韓国軍は〝訓練もしない張りぼて集団〟と化した。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権はいま、「日米韓軍事協力」を声高に叫んでいるが、軍の規律と士気を立て直し、練度を飛躍的に高めなければ、日米の〝足かせ〟になるだけだ。
金氏は「楽しい軍隊」を標榜(ひょうぼう)した。前線の兵舎にカラオケルームやゲームコーナーをつくった。盧氏は「軍隊に行くと人間が腐る」と、あるまじきセリフを吐いた。
文政権は「北に譲歩してでも平和を維持することが効果的な国防」という思想教育をした。韓国の軍事専門家は「前方部隊の大隊長らがこのような言葉を口癖のように言う」と嘆いた(中央日報2023年1月9日)。
文政権は「北を刺激してはいけない」と、大隊規模の訓練を認めない一方で、「軍内部での人権教育」に励んだ。入隊直後の兵に基礎訓練を指導すると、新兵から「人権問題だ。訴える」との声が出て、指導の下士官は手を付けられないという。
国軍記念日に分列行進がなくなったのも、小銃を担いで足並みをそろえて一定コースを行進できる歩兵部隊が存在しなくなったからだとされる。
地雷の除去作業を実施する際、将校は兵士の親に「息子さんを参加させてよろしいでしょうか」と電話する。兵士の親とトラブルを起こしたら、昇進の道が閉ざされるからだ。
21年10月の時点で、「現場の部隊も2年連続で訓練らしい訓練はほとんど行っていない」「韓米連合訓練は3年連続で屋外での訓練を省略したコンピューターシミュレーションだけ」だったと朝鮮日報(21年10月28日)は報じた。
22年10月には、韓国軍が日本海に向けて発射した短距離弾道ミサイルが真逆の方向に飛び、軍専用のゴルフ場に落下する事故があった。
22年12月には、北朝鮮の無人機5機がソウルの中心部まで侵入したが、ジャミング(電波妨害)で無力化することも、戦闘機により撃墜することもできなかった。そればかりか、出撃した1機が墜落した。整備不良だったらしい。
前線部隊が無人機の航跡をレーダーで捉えていたが、「また鳥の群だろう」と考えて、「緊急情報」扱いしなかった(東亜日報23年1月28日)というから〝気の緩み〟は重症だ。
23年1月には、前年夏に起きた〝韓国軍らしい事件〟も発覚した。南方海域の警備に就いていた護衛艦が「故障発生」として、済州(チェジュ)島の海軍基地に入港した。だが、「故障」はウソだった。艦長は入港すると、済州島内で行われる先輩の離任・就任式典に駆け付けた(中央日報23年1月31日)。
警備任務よりも、先輩上官へのゴマすり。日米韓の海軍合同訓練で、韓国軍の艦対空ミサイルの命中率が低いのもうなずける。
戦える体質でもないのに、口だけ「日米韓軍事協力推進」では、迷惑この上なしではなかろうか。(室谷克実)
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