22/01/18 21:04:26.35 CAP_USER.net
光州市西区のマンション「花井アイパーク」外壁崩落事故から1週間が過ぎた。施工会社・HDC現代産業開発の無責任な対応が続き、光州地域ではHDCグループの鄭夢奎(チョン・モンギュ)会長ら責任者を厳しく処罰すべきという声が高まっている。
18日午前、事故現場付近で会った行方不明者の家族、キム・ミョンボさん(25)は、進展のない捜索作業にいら立つ様子を見せた。キムさんは「日曜日までにタワークレーンを解体すると言っていたのに、1週間延びて今週金曜日になり、事故収拾統合対策本部の話によるとさらに来週まで延期されるようだ」として「とっくに終わっているはずのタワークレーン解体がどうしてこんなに遅れているのか」と話した。
事故現場前では現在、行方不明者5人の家族らが仮設テントで生活し、行方不明者の無事の帰還を待っている。崩落事故で店や事業場を失った商人たちも、すぐ横の仮説テントに集まっている。事故で営業ができなくなっている錦湖ハイビル文具卸売商店街の自治会長、ホン・ソクソンさんは「店の中にあった家具や品物は全て土に覆われ、生計を立てられなくってしまった。悔しい」「被害者の意見を聞いて、事態の収拾に最善を尽くすべきではないのか。仮設テントもやっとのことで要請して建てた」と話した。
事故現場近くのビルの1階で食品納品会社を営むキム・ギホン社長は「崩落事故から1週間、商売ができずにいるが、この状態が今後どのぐらい続くのか分からない」「現代産業開発からは商人への被害補償の話もない」と語った。
同日午前10時には、事故現場付近の通りで高校生14人が声明書を掲げた。高校生たちは「鶴洞の惨事(昨年6月に起きた光州・鶴洞再開発での倒壊事故)に続き、再び多くの死傷者と行方不明者を出した施工会社と下請け業者を強く糾弾する」として「この惨事を重大災害処罰法で処理できないことに憤りを覚え、彼らに適切な処罰が下ることを求める」と訴えた。
被害者たちは、現代産業開発の対応が怒りを増幅させたと話している。事故の後、同社は会社名義で569文字の短いコメントを発表したが、施工会社の選定を控えた京畿道安養市の冠陽現代マンションの受注現場では、同社の兪炳圭(ユ・ビョンギュ)代表取締役が「任せてほしい」と879文字の直筆の手紙を送った。6人もの行方不明者が出ている大規模な惨事よりも、金もうけの方に集中しているようだ。
現代産業開発が事故翌日に韓国最大の法律事務所「キム&チャン法律事務所」を選任し、法的な諮問と刑事対応を任せた点、鄭会長が公の場に姿を見せず、事故発生から7日後にようやく現れた点も、光州市民たちの怒りを増幅させたと指摘されている。李庸燮(イ・ヨンソプ)光州市長も「代表取締役が12日深夜になってようやく光州に到着し、午前10時にたった1枚の謝罪文を発表して終わりだった」「いつまで建設現場でのあきれた惨事が繰り返され、市民の命が脅かされなければならないのか、もどかしくて腹が立つ」と話した。
前日に辞任を表明した鄭夢奎会長は、現場を訪問するタイミングが遅かったとして激しく批判された。マンションへの入居予定者の代表を務めるイ・スンヨプさん(45)は「事故から現在までの間に現代産業開発がやったことといえば『工期を短縮するよう催促したことはない』という責任逃れの釈明と、韓国最大の法律事務所の選任、施工契約受注を控えた全国の再開発・再建築現場に謝罪の懸垂幕を掲げることだけだった」と話した。
ある行方不明者の家族も、鄭会長が現場を訪問した際「事故が発生して1週間もたつというのに、今さら来て何をするつもりだ」と声を荒らげた。
光州=コ・ソンミン記者
光州=ユン・イェウォン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2022/01/18 20:26
URLリンク(www.chosunonline.com)