21/11/17 18:25:46.23 CAP_USER.net
世界最大の半導体消費国である中国は、半導体の自給自足を進めてきた。中国は半導体製造に必要な「蛍石」の主要な生産国でもあるが、半導体製造において日本に頼らざるを得ないそうだ。
中国メディアの騰訊は13日、蛍石の生産量では中国が世界一なのに、蛍石から作られる「半導体製造に必要な原材料」は日本が独占しているのはなぜかと問いかけ、この理由について考察する記事を掲載した。
記事はまず、半導体の製造には「フッ化水素」という「神秘的な気体」が欠かせないと紹介した。フッ化水素の重要性は、日本が韓国に対して輸出管理を強化したことで知られるようになったが、フッ化水素酸の生成には「蛍石」という天然鉱物が必要になる。中国は蛍石の世界最大の生産国だ。
この蛍石を、記事は「第二のレアアース」と呼び、再生しない資源であるため非常に希少だと説明した。それなら、中国は世界の半導体業界を牛耳っても良さそうなものだが、記事は「世界の半導体産業のサプライチェーンにフッ化水素を供給している主な国は日本だ」としている。日本には「高濃度のフッ化水素酸を取り出す技術」があるためだ。純度が100%に限りなく近いフッ化水素酸を作れるのは、日本企業ばかりだという。
では、中国のフッ化水素分野はどの程度発展しているのだろうか。他国に比べると後発ではあるものの、改革開放前にはすでにフッ化ナトリウムなどを作る技術があり、改革開放後は「後ろについて走る」状態から「並走する」状態にまで成長し、今世紀に入ると「先頭を走る」までになったと自賛した。すでに蛍石のような半導体に必要な原材料を持っている中国が、さらに日本のような高い技術を手にすれば将来に期待が持てるはずだと締めくくっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
サーチナ 2021-11-17 16:12
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