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■朝日編集委員がねつ造記事「海外の大会で『君が代』が始まると席を立つ観客が多い」 ■
一記者の見た朝日新聞社―徹底解剖 日本の大組織
2017年8/20(日) 文春オンライン
慰安婦報道、原発「吉田調書」誤報と不祥事が相次ぐ大新聞。躓きの石はどこにあったのか?
取材、編集現場での実体験から語る(出典:文藝春秋SPECIAL 2016年 季刊秋号)
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社内の空気を読んで捏造
月刊誌「WiLL」9月号に、「週刊朝日」元編集長の川村二郎さんがこんな朝日体験を書かれていた
(メディア時評「朝日新聞は『君が代』に謝罪しろ」)。
「国旗・国歌法」ができる1999年のことだという。その頃、朝日には「日の丸」と「君が代」に
反対する有名人の意見が来る日も来る日も載り、川村さんは社外の知人から「紙面の作り方がどうかしていませんか」
と言われて、「グーの音も出ない」でいた。
そんな或る日、「海外の大会で、『君が代』が始まると、席を立つ観客が多い」という、
Y編集委員の署名記事が載った。その記事なら私も覚えている。川村さんは「あれって、本当かよ」と
Y編集委員に聞いた。海外でのスポーツ大会はテレビでよく見るのに、そんなシーンは見たことが
なかったからだ。時評は、こう続く。
「すると、こういう答えが返ってきた。『ウソですよ。だけど、今の社内の空気を考えたら、
ああいうふうに書いておく方がいいんですよ』。あまりのことに、言葉を失った」
編集委員は、朝日の顔である。 「ショックだった」と川村さんは記す。
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