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▲「ストーリー安重根」麗水順天殉国烈士記念財団、406ページ、1万6000ウォン.
安重根(アン・ジュングン)義士は英雄、愛国者などで通じる。しかし、もう一方では暗殺者、テロリストなどの評価もある。
安重根義士に関する本は多い。しかし独立運動過程の義に徹した行動一つだけに焦点を合わせ、むやみに一国家の英雄とだけ褒め称える部分を著者は警戒する。安重根義士の真の意味を多く逃すことになるという主張だ。
この本「ストーリー安重根」は両極端の評価を受ける安重根に対して韓日を代表する知性が集まって振り返った歴史の本だ。ハルビン義挙と理路整然で堂々としていた法廷闘争、著述と遺墨などで見せてくれた一貫した平和精神をちゃんと読まなければなければならない、と著者は言う。
韓国側からは「偉業と殉国の現場」をありのまま入れ、日本側からは「伊藤博文」に代表される日本帝国主義の時代的本質を推し量りながら安義士の存在と役割がどのようだったかを見る。
興味深い内容もある。安重根義士が監獄に閉じ込められている時、自分たちの英雄・伊藤博文を射殺した朝鮮の犯罪者である安重根義士をかえって尊敬し、かばうことがあったということだ。担当看守・千葉十七、麗水(ヨス)順天(スンチョン)監獄所長・栗原貞吉、検察官・安岡正四郎、安重根義士を取り調べた溝渕孝雄、監獄の教戒師・津田海純僧侶、通訳官・園木末喜などの話だ。
パク・キウォン麗水順天殉国烈士記念財団常任理事は本を通じて「彼らは安重根義士の救命活動まで行った。裁判所に安重根義士の善処を嘆願し、彼が『東洋平和論』を完成するまでだけでも死刑執行を延期してほしいと要請した。安重根義士にタバコもさしいれ食事もおいしいものを提供した」と説明した。
引き続き「検察官・安岡正四郎は息をひきとる前、自身の嫁に『安重根は深い教養の持ち主』という言葉を伝えた。この話しを聞いた嫁が『初代総理大臣を殺した暗殺者をそんなに評価してもかまわないのでしょうか?』と驚いたという。看守・千葉十七は『安重根さん、日本があなたの国の独立を脅かすことになったのは本当に申し訳ないことです。日本人のひとりとして深く謝まります。私は看守であなたの様な立派な方にこのように対しなければならないことが非常に苦しい』と言った」と説明した。
中野泰雄・元日本亜細亜大教授は「私が安重根の研究に着手したのは日韓国際関係を知るためで、安重根の人物に興味があったわけではない。しかし、韓国史を研究して日本近代史を韓国人・安重根の目で見て、はじめて阿片戦争後の日本の歴史と大日本帝国の怪物のような姿が見え始めた」と話した。
同書は安重根義士が日本からも「平和の使徒」と認められることが、両国間の過去の問題の悪縁を解く平和的和解の道の一つになることを示唆する。
麗水順天殉国烈士記念財団、406ページ、1万6000ウォン.
ソース:朝鮮日報(韓国語)韓国と日本代表知性人みたアン・ジュングン…'ストーリーアン・ジュングン'
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