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「日が昇る/毎日がきょうに至り/日は暮れても/夜が白むまではきょうだ/きょうがきょうのようであるなら/どんな世界のようなものだろうか」
壬辰(じんしん)倭乱(文禄・慶長の役)で日本に連れていかれた朝鮮の陶工が鹿児島に定着し、故郷を恋しがりつつ平和を祈る歌をうたった。それが、子々孫々伝えられてきた「朝鮮歌」だ。
高麗大学名誉教授の著者は、退任後さらに活発な研究活動を行ってきたことでよく知られる国語学者。1980年に京都大学の書庫で「朝鮮歌」を初めて発見した彼は、緻密な考証の末、この歌が当時朝鮮で流行した歌だったことを解き明かした。
1990年に日本で執筆した研究書(『薩摩苗代川伝来の朝鮮歌謡』)の韓国語版として編集・出版した本書において、著者は朝鮮の陶工らが日本社会に及ぼした影響を分析した。彼らが白磁の製造技術を伝えた後、日本の陶磁器産業は爆発的に発展し、欧州や世界各地への輸出の道が開かれ、このとき蓄積された莫大(ばくだい)な富が日本近代化を促進する元手になったという。300ページ、1万6800ウォン(約1500円)
兪碩在(ユ・ソクチェ)記者
◆「世界で最も平和な国」1位はアイスランド、韓国48位、TOP10は?
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2020/10/02 06:00
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【新刊】鄭光(チョン・グァン)著『朝鮮歌』(キムヨン社刊)
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