20/08/13 07:28:25 qnKwN/L3.net
すごい。涙なしでは読めない
「かつて、私は悪魔の手先だった。日本がいなければ天使でいられた」
これは、B級戦犯として裁かれたチョさんの叫びだ。
チョ・ユジュンさんは終戦後、連合国によって戦犯として裁かれた。判決を聞いた時は「違う、違う!」と叫んで泣いてしまったそうだ……。
「確かに、命令で捕虜を打ったりはしました。しかし、従わなければ私が殺されていた。それをやった手と頭、どちらが悪いのでしょうか?」
尋ねるチョさんの顔は、悲しみに染まる。
「命令で捕虜に厳しく接する時は、心の中でいつも叫んでました。『ごめん、すまない。私も日本人に対する憎しみは、君たちと同じだ』と」
心の中では、いつも抗日を叫んでいた。正義も成そうと頑張っていた。
日本への恨(ハン)を燃やし、復讐の機会をうかがっていた。だけど、心の抗日戦士だったはずのチョさんは、終戦後に日本人と同じ法廷に立たされ、戦犯として裁かれる……。
これほどの屈辱はないだろう。
「帰国した韓国では、部屋も借りられない。みんなが私を悪魔だと思う。そうではない。一度、不動産屋で断られ、涙ながらに境遇を語った。不動産屋は同情してくれて、一緒に泣いてくれた。じゃあ、部屋は貸してくれるのかと聞いたら、すまない、親日戦犯に貸す部屋はないと」
チョさんに命令を下し、「悪魔の手先」として行為をさせた日本は、戦後60年以上もチョさんの存在を無視している。
戦争の負の遺産を放置し、目を覆い隠す日本の悪辣さは、決して許されることはないだろう。